パチスロ必勝本の教育係

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第126回
著者
悪☆味
先週のコラムに付随した内容になるんだけど、たまに読者さんや必勝本スタッフから「若手ライターを教育してください」とか言われるんですよ。たぶんこれ、タケシさんがどこかで俺のことを『必勝本の教育係』なんて紹介をしたからだと思うんだけどね(笑)。

だけど実際のところ、若手ライターとの絡みがほぼないので、ほとんどの子とは挨拶以外の会話をしたことがない。なので、それこそ教育どころか、若手ライターの人物像がまずわからないというね。

しかも、動画もほとんど観ないので、誰がどんなキャラでどんな仕事をしているかも知らない。

自分が攻略ライターをやっていた当時は、若手の子たちと仕事で絡むことも今と比べれば多かった。だから、矢野キンタくんとつる子ちゃんがギリギリのラインなのかな。

それ以降に入ってきた子たちは、アキラとまいたけを除いて、ほとんど接点がない。


まぁでも、俺が教育係をする必要はないよね。実際のところ、タケシさんや嵐くんみたいに面倒見の良い人たちもいるわけだから、わからないことはそういう先輩に聞けば問題ないし。

俺みたいな、こじらせた老害があれこれ口を出しても、真っ当に育ってくれるとは思わない(笑)。

それに、ね。個人的には、ライター同士が必要以上に仲良くするのも少し変なのかなとも思うわけですよ。だって、それぞれがフリーランスで、極論を言えば、限られた仕事量を奪い合う関係なんだから。


たしか、ライターになって1年くらい経過したときだったかな。大都から新機種が出るっていうんで、それを担当させてもらえることになったんだけどね。

前評判がそこまで高いわけでもなかったので、新人の自分にその機種の担当が回ってきたんだけど、それがあの『吉宗』だったんですよ。前評判なんてアテにならないもんで、ご存じのとおりドッカーンですわ。

各雑誌でも、多くのページを割いて特集するようになり、その担当ライターを任されたわけですから、まぁ儲かるわけですよ(笑)。

でも、導入から2ヶ月目くらいだったかな、先輩ライターの某のすけ氏が、自分ならもっといい記事を書けると編集部にかけ合ったらしい。自分のほうが吉宗に詳しいと。

その結果、全部ではないけれど、ページ数の多い雑誌の担当が某のすけ氏に代わってしまったんだけど、個人的には納得できてしまったんですよねぇ。だって、『自分のほうが詳しい』という言い分に対して、反論できるほどの実力が俺になかったんだから。

もちろん最終的な判断は編集部がするんだけど、良いページを読者さんに提供するためにも、その判断は正しかったように思う。当然、めっちゃ悔しかったけど、良い経験になったのもまた事実。


それとはまた別の話になるんだけど、攻略ライターを辞めてしばらく経ったとき、うっちいさんとかと仕事終わりで飲んでたんですよ。

飲みながらあれこれ話していくなかで、うっちいさんが「悪☆味バブルがきた」って言ってきた。「それ、なんですか?」って聞いたら、俺が攻略ライターを辞めたから仕事が増えたとウハウハしながら話してくるの(笑)。

たしかに、ライターが減れば、必然的に他のライターに分配される仕事量が増えるからね。まぁでも、これこそが真理だなと思った。

仲良くすることは決して悪いことじゃないけど、馴れ合いだけで成立するほど甘くない仕事ですからね。