【最終回】「聖闘士星矢 海皇覚醒」はリセット狙いが最も有効!?
- シリーズ名
- 狙いドコロを狙ってみた (毎週土曜日更新)
- 話数
- 第129回
- 著者
- クボンヌ/二星しょうた/編集S
今回は第4期・座談会の後半をお届け。まずは二星の聖闘士星矢 海皇覚醒(以下、星矢)の縛り実戦を振り返っていきます。
クボンヌ(以下、ク)「さて、それじゃあ二星クンお待たせ。星矢について存分に語ってちょうだい」
二星(以下、二)「よっしゃ! 任せて下さい。たっぷり語りますよ!」
うっちい(以下、う)「できれば内容は簡潔にしてほしいね」
両津大吉(以下、両)「ですね。あんまり長すぎると、僕の出番までに読者さんが読み疲れちゃうと思うし…」
二「両津さん、それは大丈夫ですよ。疲れる暇を与えないほど凄い結果になってますから。たぶんみんな震えるほど興奮すると思います!」
二「まずは収支ですが、トータルで約37000円のプラス。額はショボイですが、そこはあまり気にしないで下さい」
う「いや、そこが一番気になるところだろ(笑)」
ク「額はショボイけど勝ちは勝ち。この荒い機種でプラスを維持しているだけでも十分でしょ」
二「いや、スターならもっと勝たないとイカんです! ちなみに表には載っていませんが、平均投資額は約18000円、平均獲得枚数は1083枚という結果でした」
両「ARTの期待獲得枚数は1350枚でしたっけ? そうなると平均獲得枚数はだいぶ下回っていますね」
う「それでも収支はプラスか。やるな二星!」
二「ありがとうございます。セインッセイヤー!!」
ク「狙い方がしっかりしているって証拠じゃない? で、狙い方は何があるんだっけ?」
二「リセット狙い・GBスルー台狙い・ハマリ台狙いの3種類です!」
両「件数に関しては、一番多いのがリセット狙いの37件で、ハマリ台狙い8件、GBスルー台狙い2件と書いてあります」
う「まあ、やっぱりリセット狙いが一番打ちやすいよね〜。当日のハマリ台なんて滅多に空かないから必然的にリセット狙いが多くなる」
二「そうですね〜。リセット狙いならホールの特徴さえ把握していれば、あとは朝イチ台を打つだけですし」
両「確実に設定変更されているとしたら、朝イチ0Gから打つんですか?」
二「そうですね。とりあえず1回はGBを当てるまで回します。GBが当たったあとは継続率を確認して、60%継続以上と判断できればARTに当たるまで続けます」
ク「ってことは、50%継続っぽかったらヤメ?」
二「ですね。不屈ポイントで40pt以上の示唆が出ていない限りはヤメます」
う「60%継続で続けるのってだいぶリスク高いでしょ。俺なら70%継続以上じゃないとヤメちゃうな〜」
二「うっちいさん。その考えはわからなくもないですが、70%継続以上しか続行しないのは素人の考えですよ」
ク「素人!? 星矢の担当ライターうっちいさんに向かってなんという暴言を!?」
両「さすが二星さん(笑)」
う「そこまで言うからには、自信があるってことだな、二星よ」
二「えぇ。僕は60万ゲーム以上打ってきて、この条件がベストという自信があります。コラムでのリセット狙いはあまり勝てていませんが、実はコラムで取り扱う前に40〜50件ほど打っていまして、それを含めると30万くらい勝っているんですよ」
両「かなり勝っていますね!」
ク「それならやり方自体は間違っていないのかもしれない。シミュレート値が出ていない以上、結果が全てだと思うしね」
う「二星がその条件で勝っているのはわかった。でも、俺は70%継続以上じゃないと打たないよ。リスクは少しでも減らしたいから」
二「うっちいさん、僕を信じて60%継続でも打ちましょう!」
う「いや、打たないな」
二「打ちましょう!」
う「打たん!」
ク「ストーップ!! お二方の主張はわかりました。リスク回避で60%継続以下は切り捨てる、打ち切る展開を増やすためにもリスク覚悟で60%継続以上を粘る。どっちもアリでしょう。そこは個人の自由ってことで」
両「そもそも星矢のリセット狙いは、勝てる自信のある人しか続けられない気がします。自分にあった狙い方を持っているのが普通かもしれません」
ク「だね。道中の展開が荒すぎて、台自体が好きじゃないとまず続けられないわ。ちなみに、自分はあまり好きじゃないから避ける傾向にある」
う「クボンヌは万枚出してるし、星矢でヤレる側の人間でしょうよ。もっと打てばいいのに」
二「本当ですよ。僕とうっちいさんはこんなに打ってるのに未だに一撃万枚はナシ…」
両「愛深きゆえに…というやつでしょうか」
う「愛だけではパチスロは勝てない…当たり前だけど」
二「それでも二星はくじけず星矢に立ち向かうのであった…。セインッセイヤー!!」
ク「その掛け声は無理やり話をまとめるときにも使えるね(笑)」
ク「さて、いよいよ最後は両津大吉氏の登場ですな」
う「本命だね」
両「いえいえそんな。コラムとは言え、普通に打っていただけですので」
二「普通に打つだけで勝てるのが凄いんですって! で、気になる収支のほうはどんな感じですか?」
う「約158万円のプラスと書いてあるね」
ク「素晴らしい!」
二「1人だけケタが違う(笑)」
両「そもそも打ち方の条件が違いますからね。比べるものでもないですよ」
ク「両津クンは特定日の高設定狙いで実戦してたわけだけど…何から聞いていこうかな。聞きたいことがいっぱいあるなぁ」
う「まずは単純に勝ちやすかった機種でいいんじゃない?」
二「ですね。おっ、ちょうどわかりすいデータがありますよ」
両「勝ちやすかった機種は、やはりシンプルにノーマルタイプです」
ク「ランキング5位までの4つがノーマルタイプ。マイジャグIIIが+50万って!」
二「とんでもねぇ!」
う「ハナハナの+20万も凄い。ってか、ハナもジャグもそんなに勝てるホールを知っているのが凄いと思うよ」
両「実はそのホールはちょっとした穴場的なホールでして、ライバルが少なくてかなり立ち回りやすいんです」
う「なるほど。まさに穴場ってわけね〜」
ク「でもさ、こんなに勝てるホールだし、自然と狙ってくる客が増えそうな気がするけども…」
二「確かにそうですね。今はネットを介してすぐに情報が拡散されますし」
両「仰る通り、今はホールに行かなくても台のデータが見られるので、明らかに高設定と思われるデータがあるとライバルが増えてしまいます」
う「ノーマルだとなおさらだよね。ボーナス回数が付いていて、ブン回されているデータがあれば高設定濃厚だと思うし」
両「なので、僕は高設定をツモっても"あえて"ブン回すのは控えるようにしています。目立たないように」
ク「えっ!? わざと回転数を少なめにするってこと?」
両「そうですね」
二「僕なら"高設定だぜヒャッハー!!"ってなって閉店までブン回しちゃいますわ」
ク「基本的な考えはそうだと思う。特にノーマルタイプは時間ギリギリまで回せるわけだから。でも、そうすると次からライバルが増えて自分が高設定を取れる可能性が下がるから、わざと少なめに回すと…」
う「具体的にはどれくらい回すの?」
両「8000Gくらいでヤメるようにしています。9000G以上回すと露骨に目立ってしまうので」
ク「そこまで意識して立ち回っているとは…。凄いとしか言いようがない(笑)」
二「つまり、両津さんはライバルの少ないホールで立ち回るようにしているってことでしょうか?」
両「そうですね。1人で立ち回っているので、ライバルの多いホールだと勝ち目がないですから。複数人での立ち回りなら、人が集まるホールで打つのもアリだと思いますが」
う「誰もがマネのできる立ち回りではないけど、これはこれで参考になる話だよね〜」
ク「興味深い話でしたねぇ」
二「両津さん半端ないって!!」
ク「大迫かっ!」
両「クボンヌさん、ナイスツッコミ(笑)」
う「とまあ、微妙にタイムリーじゃないネタはさておき…。次は何を聞いていこうか?」
ク「そうですねぇ…。両津クンが打った機種の一覧があるんですが、その第一印象は"機種の数が少ない"と感じました」
二「えーと。全部で21機種ですか」
う「確かに少ないような気がする…かも」
両「自分では少ないと感じないのですが、どうなんでしょう」
ク「俺は結構色んな機種の高設定を狙うから、この機種数は少ないと感じる」
両「たぶん使っているホールで設定の入りやすい機種がこのリストの機種ってことなんだと思いますよ」
二「なるほど…。両津さんは確実に高設定が入る機種しか打たないスタイルだと思うので、必然的に狙う機種が少なくなりやすいと」
う「だろうね。あと、よく見ると5.9号機のART機が1つもなかったりするよ」
ク「そうなんですよ。そこも気になりました。両津クンは5.9号機をまったく打たないの?」
両「ノーマルタイプの5.9号機はちょいちょい触りますが、ARTの5.9号機は打ったことがありませんね」
二「一度も打ったことがないってことですか!?」
両「はい」
ク「マジかい!! まあ、専業で5.9号機を多く打つ人はいないだろうけど、1回も打ったことがないとは…」
う「両津くんが触らないのもわからなくはないでしょ。だって、5.9号機って機械割の低い台が多いじゃない?」
二「確かにそれはありますね。僕も率先して打つことはないですし」
両「でもフェアリーテイルは機械割が高いので、一時期は打とうとしていました。結局は打たずに終わりましたが…」
ク「フェアリーテイルの6は別格だよね〜。ショールームでしか打ったことがないけど」
う「そういえば、フェアリーテイルはクボンヌの担当機種か」
ク「6はボーナス確率が飛び抜けているのでモロバレのレベルです。出玉性能も高いし、下手な5.5号機以前の台よりも優秀だと思います」
両「僕の知っているホールでは全台系になりやすい機種で、そのときは毎回かなり出ていましたよ」
二「フェアリーテイル最強説キター!!」
ク「6なら5.9号機の中では最強かもしれないけど、6なんか滅多に入らないでしょ。だったら現実的に掴みやすい5.9号機以外の台を狙うって話」
両「そんな感じですね」
二「はぁ〜、なるほど。あ、そうだ。急に話を変えちゃいますけど、両津さんってハマリ台狙いとかはするんですか?」
ク「ああ、それは気になるね。どんな台を打つのかとか」
両「たまたま見かけたら程度ですが、多少は打ちます。ちょっと前はGI優駿倶楽部をよく打っていました。シンボリクリスエスが数回出たあとの台とか、トウカイテイオーの周期の台(※)とか、ですね」
う「シンボリクリスエスが出れば天井ゲーム数が短縮されるから狙い目だよね〜。それはわかるけど、トウカイテイオーの台が空いているのが凄いと思う」
二「トウカイテイオーは登場シーンが派手ですもんね。こう、ピキーン!! ドキャーン!! ヒヒーン!! みたいに登場シーンからしてアツい感じが伝わりますし」
ク「擬音の表現が下手クソすぎる!」
う「あの音を口で表現するのは難しいけどな(笑)」
両「拾いにくいハズなのですが、自分の立ち回っている地域だと、なぜかトウカイテイオーの台が空いたりするんですよね」
う「そんなホールを知っていれば毎日行きたいね〜。羨ましい」
ク「そういえば、話が逸れるけど両津クンって競馬好きだよね。コラムでも書いている回があったけど」
二「アレですね。去年、競馬だけで300万負けたっていう…」
う「アレは衝撃だったなぁ〜。一応確認だけど、ガチの話だよね!?」
両「もちろん事実です。ちなみに、すでに今年も同じくらいのペースで負けていますよ…」
ク「マジ!?」
う「それだけ負けても続けているってことは、相当好きってことなんでしょ」
両「はい、競馬はめちゃくちゃ好きですね」
二「じゃあ競馬場にもよく行ってるんですよね? どこの競馬場によく行きます?」
ク「パチスロでアツいホールが無ければ、週末は競馬場へGO! みたいな感じでしょ」
両「いえ、競馬場は一度も行ったことがありません」
ク&う&二「えええ〜!!!」
両「馬券はネットで買うので行く意味がないんですよ」
ク「いやいやいや、競馬場で馬券を買って生でレースを観るのが楽しいんじゃないの!?」
う「普通はそうだろうね」
二「わかった! 別に馬に興味がないから行かないだけですよ。賭けられればいいみたいな。絶対そうでしょ!」
両「いや、馬は大好きですよ。馬はかっこいいです」
二「馬は好きなのに…」
う「競馬場には行かないということね」
ク「なんじゃそりゃ! 矛盾しまくり!」
——パチスロとはまったく関係のない話で盛り上がる一同だったが、ここで座談会に帯同していた担当編集がおもむろに口を開く。
編集S(以下、S)「いや〜、両津クンの話はタメになったし競馬の話も面白かったな〜。もちろん、他の3人もお疲れ様でした」
二「Sさん、急に話し始めてどうしたんですか?」
S「今期は編集としての立場だし登場するつもりはなかったんだけどね…」
う「というと?」
ク「何やら不穏な空気が…」
S「突然ですが、今回をもって"狙いドコロを狙ってみた"のコラムは最終回になります」
ク&う&両「エエッ!?」
ク「さっきから驚きの連続で思考の整理が追い付かない(笑)」
う「これまた急な展開だな…」
二「すみません、周りの騒音で聞こえませんでした。どうしたんですか?」
S「すまん、二星。今回でコラムは最終回だ」
二「Sさん、冗談は良くないですって。って、マジ…すか?」
S「イエス」
ク「そっか〜。まあ、実は薄々感づいていたけどね。ネタ的にもキツくなってきてるし、時間の問題かもしれないと」
う「確かに。両津くんの狙い方は別として、他は毎回ほぼ同じ内容だしね〜。ここが潮時なのかもしれない」
二「それでも何だかんだで続けていくのかと思ってましたよ…。今までがそうであったように」
S「まぁ、兎にも角にも今回が最終回です。ごめんなさい…」
両「仕方ないですが…残念です」
ク「コラムが始まって約3年半ってところか〜」
う「第1期は俺もやってたんだよね。クボンヌは最初からずっとでしょ」
ク「ですね〜。長かったような短かったような」
二「僕は第2期からなので約2年半。新人の頃に頂いたお仕事なので感慨深いですね。寂しいっす…」
両「僕は半年足らずですが、大好きな必勝本の携帯コラムに出させて頂いて最高の経験になりました。短い間でしたが、ありがとうございました」
S「今回が最終回になりますが、似たようなコラムが立ち上がった際は皆さんに声を掛けることもあるかと思います。そのときは何卒お願いします」
ク「これから出始める6号機に思わぬ狙いドコロがあるかもしれないしね。そうなればまたコラムの必要性が出てくるかも」
二「ですね。そのときはまた復活してやりましょう!」
両「僕も機会があれば是非!」
う「よし、じゃあこれから打ち上げにでも行こうじゃないの。せっかくだしね」
ク「いいですね! 行きましょう!」
両「飲みましょう!」
二「って、ちょっと待って下さい! 僕、いま大阪なんですが…」
ク「大丈夫。スカイプは繋いだままにしておくからさ」
う「缶ビールとおつまみを用意しておいてくれ」
二「本気ですか!? スカイプで打ち上げとか斬新すぎますって! と、とにかくセインッセイヤー!!」
両「やっぱり最後はソレ(笑)」
——誠に勝手ながら当コラムは今回が最終回となります。ご愛読下さった読者の皆さま、本当にありがとうございました。
なお、当コラムは有料会員であれば今後も閲覧可能な状態になっていますので、気になる狙いドコロがあれば読み返してみて下さい。それが、皆さまの立ち回りに役立てば幸いです。
それでは機会があればまたお会いしましょう!
狙いドコロメンバー一同「サヨウナラ〜!」

クボンヌ(以下、ク)「さて、それじゃあ二星クンお待たせ。星矢について存分に語ってちょうだい」
二星(以下、二)「よっしゃ! 任せて下さい。たっぷり語りますよ!」
うっちい(以下、う)「できれば内容は簡潔にしてほしいね」
両津大吉(以下、両)「ですね。あんまり長すぎると、僕の出番までに読者さんが読み疲れちゃうと思うし…」
二「両津さん、それは大丈夫ですよ。疲れる暇を与えないほど凄い結果になってますから。たぶんみんな震えるほど興奮すると思います!」
★二星の上半期について★

収支詳細(二星しょうた) | |||
---|---|---|---|
立ち回り | 収支 | 件数 | |
星矢海皇 | リセット狙い | +42735円 | 37件 |
GBスルー台狙い | +25886円 | 2件 | |
ハマリ台狙い | -30924円 | 8件 | |
TOTAL | +37697円 | 47件 |
※収支はコインをすべて交換した場合のもの
二「まずは収支ですが、トータルで約37000円のプラス。額はショボイですが、そこはあまり気にしないで下さい」
う「いや、そこが一番気になるところだろ(笑)」
ク「額はショボイけど勝ちは勝ち。この荒い機種でプラスを維持しているだけでも十分でしょ」
二「いや、スターならもっと勝たないとイカんです! ちなみに表には載っていませんが、平均投資額は約18000円、平均獲得枚数は1083枚という結果でした」
両「ARTの期待獲得枚数は1350枚でしたっけ? そうなると平均獲得枚数はだいぶ下回っていますね」
う「それでも収支はプラスか。やるな二星!」
二「ありがとうございます。セインッセイヤー!!」
ク「狙い方がしっかりしているって証拠じゃない? で、狙い方は何があるんだっけ?」
二「リセット狙い・GBスルー台狙い・ハマリ台狙いの3種類です!」
両「件数に関しては、一番多いのがリセット狙いの37件で、ハマリ台狙い8件、GBスルー台狙い2件と書いてあります」
う「まあ、やっぱりリセット狙いが一番打ちやすいよね〜。当日のハマリ台なんて滅多に空かないから必然的にリセット狙いが多くなる」
二「そうですね〜。リセット狙いならホールの特徴さえ把握していれば、あとは朝イチ台を打つだけですし」
両「確実に設定変更されているとしたら、朝イチ0Gから打つんですか?」
二「そうですね。とりあえず1回はGBを当てるまで回します。GBが当たったあとは継続率を確認して、60%継続以上と判断できればARTに当たるまで続けます」
ク「ってことは、50%継続っぽかったらヤメ?」
二「ですね。不屈ポイントで40pt以上の示唆が出ていない限りはヤメます」
う「60%継続で続けるのってだいぶリスク高いでしょ。俺なら70%継続以上じゃないとヤメちゃうな〜」
二「うっちいさん。その考えはわからなくもないですが、70%継続以上しか続行しないのは素人の考えですよ」
ク「素人!? 星矢の担当ライターうっちいさんに向かってなんという暴言を!?」
両「さすが二星さん(笑)」
う「そこまで言うからには、自信があるってことだな、二星よ」
二「えぇ。僕は60万ゲーム以上打ってきて、この条件がベストという自信があります。コラムでのリセット狙いはあまり勝てていませんが、実はコラムで取り扱う前に40〜50件ほど打っていまして、それを含めると30万くらい勝っているんですよ」
両「かなり勝っていますね!」
ク「それならやり方自体は間違っていないのかもしれない。シミュレート値が出ていない以上、結果が全てだと思うしね」
う「二星がその条件で勝っているのはわかった。でも、俺は70%継続以上じゃないと打たないよ。リスクは少しでも減らしたいから」
二「うっちいさん、僕を信じて60%継続でも打ちましょう!」
う「いや、打たないな」
二「打ちましょう!」
う「打たん!」

ク「ストーップ!! お二方の主張はわかりました。リスク回避で60%継続以下は切り捨てる、打ち切る展開を増やすためにもリスク覚悟で60%継続以上を粘る。どっちもアリでしょう。そこは個人の自由ってことで」
両「そもそも星矢のリセット狙いは、勝てる自信のある人しか続けられない気がします。自分にあった狙い方を持っているのが普通かもしれません」
ク「だね。道中の展開が荒すぎて、台自体が好きじゃないとまず続けられないわ。ちなみに、自分はあまり好きじゃないから避ける傾向にある」
う「クボンヌは万枚出してるし、星矢でヤレる側の人間でしょうよ。もっと打てばいいのに」
二「本当ですよ。僕とうっちいさんはこんなに打ってるのに未だに一撃万枚はナシ…」
両「愛深きゆえに…というやつでしょうか」
う「愛だけではパチスロは勝てない…当たり前だけど」
二「それでも二星はくじけず星矢に立ち向かうのであった…。セインッセイヤー!!」
ク「その掛け声は無理やり話をまとめるときにも使えるね(笑)」
★両津大吉の上半期について★

ク「さて、いよいよ最後は両津大吉氏の登場ですな」
う「本命だね」
両「いえいえそんな。コラムとは言え、普通に打っていただけですので」
二「普通に打つだけで勝てるのが凄いんですって! で、気になる収支のほうはどんな感じですか?」
収支詳細(両津大吉) | ||
---|---|---|
機種タイプ | 収支 | 件数 |
ノーマル(+RT)タイプ | +1282518円 | 69件 |
ART機 | +78411円 | 11件 |
AT機 | +228964円 | 7件 |
TOTAL | +1589893円 | 87件 |
※収支はコインをすべて交換した場合のもの
う「約158万円のプラスと書いてあるね」
ク「素晴らしい!」
二「1人だけケタが違う(笑)」
両「そもそも打ち方の条件が違いますからね。比べるものでもないですよ」
ク「両津クンは特定日の高設定狙いで実戦してたわけだけど…何から聞いていこうかな。聞きたいことがいっぱいあるなぁ」
う「まずは単純に勝ちやすかった機種でいいんじゃない?」
二「ですね。おっ、ちょうどわかりすいデータがありますよ」
プラス収支ランキング | ||
---|---|---|
1位 | マイジャグラーIII | +516018円 |
2位 | バジ絆 | +222768円 |
3位 | ニューキングハナハナ | +216500円 |
4位 | ファンキージャグラー | +209089円 |
5位 | ヱヴァ魂を繋ぐもの | +114089円 |
両「勝ちやすかった機種は、やはりシンプルにノーマルタイプです」
ク「ランキング5位までの4つがノーマルタイプ。マイジャグIIIが+50万って!」
二「とんでもねぇ!」
う「ハナハナの+20万も凄い。ってか、ハナもジャグもそんなに勝てるホールを知っているのが凄いと思うよ」
両「実はそのホールはちょっとした穴場的なホールでして、ライバルが少なくてかなり立ち回りやすいんです」
う「なるほど。まさに穴場ってわけね〜」
ク「でもさ、こんなに勝てるホールだし、自然と狙ってくる客が増えそうな気がするけども…」
二「確かにそうですね。今はネットを介してすぐに情報が拡散されますし」
両「仰る通り、今はホールに行かなくても台のデータが見られるので、明らかに高設定と思われるデータがあるとライバルが増えてしまいます」
う「ノーマルだとなおさらだよね。ボーナス回数が付いていて、ブン回されているデータがあれば高設定濃厚だと思うし」
両「なので、僕は高設定をツモっても"あえて"ブン回すのは控えるようにしています。目立たないように」
ク「えっ!? わざと回転数を少なめにするってこと?」
両「そうですね」
二「僕なら"高設定だぜヒャッハー!!"ってなって閉店までブン回しちゃいますわ」
ク「基本的な考えはそうだと思う。特にノーマルタイプは時間ギリギリまで回せるわけだから。でも、そうすると次からライバルが増えて自分が高設定を取れる可能性が下がるから、わざと少なめに回すと…」
う「具体的にはどれくらい回すの?」
両「8000Gくらいでヤメるようにしています。9000G以上回すと露骨に目立ってしまうので」
ク「そこまで意識して立ち回っているとは…。凄いとしか言いようがない(笑)」
二「つまり、両津さんはライバルの少ないホールで立ち回るようにしているってことでしょうか?」
両「そうですね。1人で立ち回っているので、ライバルの多いホールだと勝ち目がないですから。複数人での立ち回りなら、人が集まるホールで打つのもアリだと思いますが」
う「誰もがマネのできる立ち回りではないけど、これはこれで参考になる話だよね〜」
ク「興味深い話でしたねぇ」
二「両津さん半端ないって!!」
ク「大迫かっ!」
両「クボンヌさん、ナイスツッコミ(笑)」
う「とまあ、微妙にタイムリーじゃないネタはさておき…。次は何を聞いていこうか?」
ク「そうですねぇ…。両津クンが打った機種の一覧があるんですが、その第一印象は"機種の数が少ない"と感じました」
実戦機種一覧 | |
---|---|
A-SLOT偽物語 | A-SLOT北斗将 |
エヴァまご2 |
ヱヴァ 魂を繋ぐもの |
押忍!番長3 | クレアの秘宝伝2 |
グレート キングハナハナ |
黄門ちゃま喝 |
コードギアスC.C | 戦国乙女2 |
ツインエンジェル BREAK |
ニュー キングハナハナ |
バーサス | バジ絆 |
ファンキージャグラー | 不二子 TYPE-A+ |
北斗強敵 | マイジャグラーIII |
マイジャグラーII |
まどか☆マギカ (初代) |
まどか☆マギカ2 |
二「えーと。全部で21機種ですか」
う「確かに少ないような気がする…かも」
両「自分では少ないと感じないのですが、どうなんでしょう」
ク「俺は結構色んな機種の高設定を狙うから、この機種数は少ないと感じる」
両「たぶん使っているホールで設定の入りやすい機種がこのリストの機種ってことなんだと思いますよ」
二「なるほど…。両津さんは確実に高設定が入る機種しか打たないスタイルだと思うので、必然的に狙う機種が少なくなりやすいと」
う「だろうね。あと、よく見ると5.9号機のART機が1つもなかったりするよ」
ク「そうなんですよ。そこも気になりました。両津クンは5.9号機をまったく打たないの?」
両「ノーマルタイプの5.9号機はちょいちょい触りますが、ARTの5.9号機は打ったことがありませんね」
二「一度も打ったことがないってことですか!?」
両「はい」
ク「マジかい!! まあ、専業で5.9号機を多く打つ人はいないだろうけど、1回も打ったことがないとは…」
う「両津くんが触らないのもわからなくはないでしょ。だって、5.9号機って機械割の低い台が多いじゃない?」
二「確かにそれはありますね。僕も率先して打つことはないですし」
両「でもフェアリーテイルは機械割が高いので、一時期は打とうとしていました。結局は打たずに終わりましたが…」
ク「フェアリーテイルの6は別格だよね〜。ショールームでしか打ったことがないけど」
う「そういえば、フェアリーテイルはクボンヌの担当機種か」
ク「6はボーナス確率が飛び抜けているのでモロバレのレベルです。出玉性能も高いし、下手な5.5号機以前の台よりも優秀だと思います」
両「僕の知っているホールでは全台系になりやすい機種で、そのときは毎回かなり出ていましたよ」
二「フェアリーテイル最強説キター!!」
ク「6なら5.9号機の中では最強かもしれないけど、6なんか滅多に入らないでしょ。だったら現実的に掴みやすい5.9号機以外の台を狙うって話」
両「そんな感じですね」
二「はぁ〜、なるほど。あ、そうだ。急に話を変えちゃいますけど、両津さんってハマリ台狙いとかはするんですか?」
ク「ああ、それは気になるね。どんな台を打つのかとか」
両「たまたま見かけたら程度ですが、多少は打ちます。ちょっと前はGI優駿倶楽部をよく打っていました。シンボリクリスエスが数回出たあとの台とか、トウカイテイオーの周期の台(※)とか、ですね」
※新馬戦の勝率が大幅にアップしている台
う「シンボリクリスエスが出れば天井ゲーム数が短縮されるから狙い目だよね〜。それはわかるけど、トウカイテイオーの台が空いているのが凄いと思う」
二「トウカイテイオーは登場シーンが派手ですもんね。こう、ピキーン!! ドキャーン!! ヒヒーン!! みたいに登場シーンからしてアツい感じが伝わりますし」
ク「擬音の表現が下手クソすぎる!」
う「あの音を口で表現するのは難しいけどな(笑)」
両「拾いにくいハズなのですが、自分の立ち回っている地域だと、なぜかトウカイテイオーの台が空いたりするんですよね」
う「そんなホールを知っていれば毎日行きたいね〜。羨ましい」
ク「そういえば、話が逸れるけど両津クンって競馬好きだよね。コラムでも書いている回があったけど」
二「アレですね。去年、競馬だけで300万負けたっていう…」
う「アレは衝撃だったなぁ〜。一応確認だけど、ガチの話だよね!?」
両「もちろん事実です。ちなみに、すでに今年も同じくらいのペースで負けていますよ…」
ク「マジ!?」
う「それだけ負けても続けているってことは、相当好きってことなんでしょ」

※競馬の魅力についてアツく語る両津大吉氏
両「はい、競馬はめちゃくちゃ好きですね」
二「じゃあ競馬場にもよく行ってるんですよね? どこの競馬場によく行きます?」
ク「パチスロでアツいホールが無ければ、週末は競馬場へGO! みたいな感じでしょ」
両「いえ、競馬場は一度も行ったことがありません」
ク&う&二「えええ〜!!!」
両「馬券はネットで買うので行く意味がないんですよ」
ク「いやいやいや、競馬場で馬券を買って生でレースを観るのが楽しいんじゃないの!?」
う「普通はそうだろうね」
二「わかった! 別に馬に興味がないから行かないだけですよ。賭けられればいいみたいな。絶対そうでしょ!」
両「いや、馬は大好きですよ。馬はかっこいいです」
二「馬は好きなのに…」
う「競馬場には行かないということね」
ク「なんじゃそりゃ! 矛盾しまくり!」
——パチスロとはまったく関係のない話で盛り上がる一同だったが、ここで座談会に帯同していた担当編集がおもむろに口を開く。
編集S(以下、S)「いや〜、両津クンの話はタメになったし競馬の話も面白かったな〜。もちろん、他の3人もお疲れ様でした」
二「Sさん、急に話し始めてどうしたんですか?」
S「今期は編集としての立場だし登場するつもりはなかったんだけどね…」
う「というと?」
ク「何やら不穏な空気が…」
S「突然ですが、今回をもって"狙いドコロを狙ってみた"のコラムは最終回になります」

ク&う&両「エエッ!?」
ク「さっきから驚きの連続で思考の整理が追い付かない(笑)」
う「これまた急な展開だな…」
二「すみません、周りの騒音で聞こえませんでした。どうしたんですか?」
S「すまん、二星。今回でコラムは最終回だ」

二「Sさん、冗談は良くないですって。って、マジ…すか?」
S「イエス」
ク「そっか〜。まあ、実は薄々感づいていたけどね。ネタ的にもキツくなってきてるし、時間の問題かもしれないと」
う「確かに。両津くんの狙い方は別として、他は毎回ほぼ同じ内容だしね〜。ここが潮時なのかもしれない」
二「それでも何だかんだで続けていくのかと思ってましたよ…。今までがそうであったように」
S「まぁ、兎にも角にも今回が最終回です。ごめんなさい…」
両「仕方ないですが…残念です」
ク「コラムが始まって約3年半ってところか〜」
う「第1期は俺もやってたんだよね。クボンヌは最初からずっとでしょ」
ク「ですね〜。長かったような短かったような」
二「僕は第2期からなので約2年半。新人の頃に頂いたお仕事なので感慨深いですね。寂しいっす…」
両「僕は半年足らずですが、大好きな必勝本の携帯コラムに出させて頂いて最高の経験になりました。短い間でしたが、ありがとうございました」
S「今回が最終回になりますが、似たようなコラムが立ち上がった際は皆さんに声を掛けることもあるかと思います。そのときは何卒お願いします」
ク「これから出始める6号機に思わぬ狙いドコロがあるかもしれないしね。そうなればまたコラムの必要性が出てくるかも」
二「ですね。そのときはまた復活してやりましょう!」
両「僕も機会があれば是非!」
う「よし、じゃあこれから打ち上げにでも行こうじゃないの。せっかくだしね」
ク「いいですね! 行きましょう!」
両「飲みましょう!」
二「って、ちょっと待って下さい! 僕、いま大阪なんですが…」
ク「大丈夫。スカイプは繋いだままにしておくからさ」
う「缶ビールとおつまみを用意しておいてくれ」
二「本気ですか!? スカイプで打ち上げとか斬新すぎますって! と、とにかくセインッセイヤー!!」
両「やっぱり最後はソレ(笑)」
——誠に勝手ながら当コラムは今回が最終回となります。ご愛読下さった読者の皆さま、本当にありがとうございました。
なお、当コラムは有料会員であれば今後も閲覧可能な状態になっていますので、気になる狙いドコロがあれば読み返してみて下さい。それが、皆さまの立ち回りに役立てば幸いです。
それでは機会があればまたお会いしましょう!

狙いドコロメンバー一同「サヨウナラ〜!」