臀部の割れ目の始まり

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第46回
著者
担当編集・メガネ(以下・メガネ)「お盆休み、皆さまいかが過ごされましたでしょうか? 僕は…というと、変わらず編集部に詰めて、某氏の遅い原稿をいまかいまかと待ちわびる平常営業の日々でした。編集者の悲哀あるあるです(苦笑)。…というワケで今週も、僕をここまで待たせたに値するフルボリュームで、粗方先生が皆様のご相談に親身になってお答えしております。週末のお暇なときにでも読んでやって頂けたら幸いです。それではどうぞ」



■PN『ペル男』さんからのご相談
歳のせいか、小用後の時差尿モレがひどいです。最近は好きなパチスロを打っていても、トイレ後に台に戻った後に太ももがずぶ濡れになることがあるのでイマイチ集中できず困っています。

で、粗方さんならこの悩みを解決できるんじゃないかと思って投稿しました。

どうすれば太ももがずぶ濡れになっても気にせずパチスロを楽しめるようになるか教えてもらえないでしょうか。あと、僕は勝手に時差尿漏れって呼んでますが、正式な名前はあるんでしょうか。粗方先生、よろしくお願いします。


■粗方先生のお答え

お前はパチスロを好きすぎるんだろうな。だから、急いで用を足して席に戻ることを優先するあまりに、ちゃんと"切れて"いないのだろう。年嵩を増すごとに、どうしても"切れ"は悪くなっていくからな。

だから小僧、とりあえず用を済ませたら、お前の朱槍をこれでもかと振り回せ。

「これより我ら、修羅に入る」

心の中でそう唱えながら、お前の槍がうなりを上げるまで

砕け、叫べ、揺らせ。
砕け、叫べ、揺らせ。
そして切って、切って、切りまくるのだ。
斬! 斬! 斬! 斬! 斬!

…だが、もしそこまで切って切って切りまくってもお前の時差尿漏れが止まることを知らぬなら、そのときは俺が開発した裏技の1つを試してみろ。

「臀部の割れ目の始まりのあたりを、軽く掻いてみる」

すると人体の魔訶不思議か、なぜだか最後の"ひともよおし"が誘発され、残尿が排出されることがある。…もしそれでもダメだったら、あとは個室に入り、残尿が排出されるまで、不動の精神で便座の上で待つしかなかろうな。

何はともあれ、健闘を祈る。そして最後に、時差尿漏れの正式名称についてだが、俺の仲間内では「トワイライト・タイムボム」と呼んでいる。よかったら今後、使ってみろ。



■PN『オジマー』さんからのご相談

半年前に処女の彼女ができました。しかし、いざ事に及ぼうとすると怖がったり痛がったりして、未だに牙城を崩すことができていません。

僕にとってもようやく出来た彼女なので、なんとか本懐を遂げたいとあの手この手で試しているのですが、あまりにも拒否反応が激しいので無理強いもできず現在に至ります。そろそろ発狂しそうです。粗方先生、助けてください!


■粗方先生のお答え

ヤリたい気持ちは分かる。誰だって、愛する女と肌を合わせたい。そう思うのは成人男性にとって至極自然な願望だ。そのことに関しては、お前は何1つ間違ってはいない。

だがそのうえで、まずお前がお前自身の胸に、1つ問うて欲しいことがある。それはお前にとっての"本懐"だ。

彼女とSEXをすることか。それとも、彼女を幸せにすることか。

どっちだ。


前者であるのであれば、お前はいま肉欲に囚われすぎているきらいがあるように見える。そんな状態で相手が務まるほど、処女はたやすい存在ではない。

処女とは例えるならば淡雪のように、はかなくもいじらしく、可憐で繊細な存在だ。お前の火照った体で受け止めようとすれば、瞬く間に溶けて消えてなくなってしまう可能性もある。

だから小僧、とりあえずソープへ行け。まずはお前の粗熱を鎮めて取り除け。話はそれからだ。


では、後者であるとしたら。もしくは、前者から後者へとその考えをシフトすることが出来たなら。

お前はいま、スタートラインに立っている。ここからがお前の本当の戦いの始まりだ。

いいか。女性というのは、男性が思っている以上に"初めて"というのが怖いのだよ。いきり立った異物が、自分の体の中に入ってくるのだからな。その恐怖たるや、理屈で説明できるものではあるまい。

まさに、俺たちには想像することすらおこがましい、女性にしか分かり得ない恐怖であろう。だからこそ、お前は相手から絶対の信頼を得る必要がある。「この人となら大丈夫、この人とならこの恐怖も乗り越えられる」と心から思ってもらう必要がある。

彼女だって、成人男性と付き合った以上、いつかはそうなることを頭では分かっているハズだ。だが現状は、まだ覚悟が固まっていないのだろう。でも、それは致し方のないこと。それほどの恐怖と、彼女もまた戦っていることを、まずはお前がしっかりと理解してやれ。そしてその覚悟を共有し、この人とならば…と、己が身を任せられるほどの信頼を、お前も勝ち取れるよう努力しろ。

この戦いは持久戦であり、総力戦だ。焦りは絶対に禁物だ。だが、そう頭で理解しようとしても、また、理解したとしても、やきもきすることもあるだろう。

「なんで俺をもっと信じてくれないんだ!」と、時にはそう叫びたくなることもあるだろう。そういった衝動を、お前の忍耐力、包容力、そして何より相手を想いやる気持ちの全てを総動員して、必死に抑え込みながらひたすらに時宜を待て。

恐れの入り込む隙もないほどに、彼女の心がお前のやさしさで満たされるまで、な。そうすれば、いつかは堅牢な城門も必ず開くハズだ。


最後に、お前の持つべき心構えとして、俺も大好きなあの格言を贈っておこう。

「ねだるな。勝ち取れ。さすれば与えられん」

頑張れよ、小僧。



■PN『イプシ郎』さんからのご相談

粗方先生こんにちは。僕はパチスロの音ってつくづくプレイ中のテンションを上げるのが上手だなって感心してしまいます。

昔は山佐のスーパースタート音、シオサイのBET音、マンクラ3の停止音、アステカの青七ファンファーレ、アラベスクの小役ゲームなど、挙げたらキリがないです。5号機も絶対刺さる音があると思いますが、あまり打ち込んでいないせいか、そんな機種に出会えてません。

音きっかけで好きな機種ができるかもしれないので、嵐さんの好きな5号機の効果音(予告音、停止音、告知音、ファンファーレ)を是非知りたいです。先生は知っていますか?



■粗方先生のお答え

歌はいいねえ。
歌は心を潤してくれる。
リリンの生み出した文化の極みだよ。

…だったかな。むかし観たアニメのセリフでつくづく共感したセリフがこれだ。

そしてこの真理は、お前が言うように、パチスロの音にも当てはまる。数多の音なくして、パチスロの面白さは補完されないからな。むしろ、思い出を語るときにはいの1番に音の話が出てくるほどだ。

効果音やBGMは、リール制御や出目と匹敵する、パチスロ機が生み出した究極のカルチャーの1つと言えるだろう。


さて、嵐の好きな5号機の効果音…についてだが、聞いてみたら、悶えるほどに迷いに迷っていたぞ。

ちなみに俺も完全に理解は出来なかった話だが、アイツの脳のメモリは"上書き型"だそうで、過去の思い出を掘り起こすことがそう簡単ではないらしい。いま抱いている感想と過去に抱いた感想を比べることがどうしても難しく、あくまでも現時点での直感として…ということで、下記を挙げていた。

だから、次に聞いた時には全く違う答えが返ってくる可能性があることを、予めご了承頂きたい…ということだ。

では挙げていこう。


●予告音
忍魂シリーズのメカバレル登場音

●停止音
SLOT魔法少女まどか☆マギカの停止音

●告知音
A-SLOT偽物語の祝福カットイン発生音

●ファンファーレ
沖ドキトロピカルのBIG入賞ファンファーレ


…ということだ。

悩みに悩み抜いて、時間に迫られてひねり出した答えだから、明日改めて聞いたら本当に違う答えが返ってくるかもしれない。重ね重ねにはなるが、その点は忖度してやれ。

なにせあのまま悩ませ続けていたら、更新に間に合わないおそれがあったからな。でも、それくらい悩むほど、5号機にも良い音は沢山溢れているぞ。

だから小僧、無理にとは言わないが、お前も気が向いたら色々と打ってみろ。心に残る出会いが見つかるかもしれないぞ。



メガネ「SLOT魔法少女まどか☆マギカの停止音が挙がってくるとは…ちょっと意外やったわ」

「あの音はなんか心地よくて…聞いてると思わずブン回したくなるんですよね。…まあ、ブン回して良い結果に繋がったことはほとんどないんですが(苦笑)」

メガネ「へぇ〜。あと、ファンファーレが初代やなくて、トロピカルっていうのも意外かも」

「初代もいいんですけどねぇ。トロピカルのほうがBIGを揃えるまでのハードルが高いし、揃った時の"ピキーン!"も含めて、ものすごく気持ちが良いんですよね♪」

メガネ「たしかにアレは気持ちいいわな」

「でも、本当に色々と迷ったんですよ。告知音だって、ドキドキランプ点灯時のあの音がいの1番に浮かんだけど…あ、でもA-SLOT偽物語の聞きやすさと4コマスベリなどのリールとの相乗効果も考えると…」

メガネ「もうええから! ここでまた悩みだしたらそれこそキリないから(苦笑)」



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