頭の中の消しゴム

シリーズ名
回胴皇帝的必勝塾ドッカーン (毎週木曜日更新)
話数
第130回
著者
スロカイザー

『これはゾンビですか?』で人生初の有利区間完走したのを皮切りに、『フェアリーテイル』『マジカルハロウィン6』『黄門ちゃまV』『学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド』と順調に有利区間完走が続いている。

しばらくすると6号機時代になるので、その前に5.9号機ART機の有利区間完走コンプリートでも目指そうかなと一瞬考えたが、『ディスクアップ』と『秘宝伝Rev.』を思い出して躊躇する。いや、有利区間完走は不可能ではないけれど、かなり困難だ。

いやいや、為せば成るかもしれない、挑戦する前に失敗を考える馬鹿がどこにいる。そうだ、人は挑戦を諦めたときに年老いて…

『ドリームクルーン500』

この機種って有利区間完走できる?

『マイケル・ジャクソン』

あれ? 設置しているホールあるかな。

ああ、問題山積みだ。ということで、有利区間完走コンプリートは「できたらやる」ぐらいにとどめておこうと思った今日この頃。

さて、現在の年間収支は約-30万円ぐらい。「めっちゃ負けてるやん!!」と言われそうだが、昨年に比べればかなりマシになった。昨年の年間収支は-198万円で、昨年の今頃は-130万円ぐらいだったので、これはもう成長したと言っても過言ではないだろう。で、こんな風に今年の年間収支を見ていたら、ちょっとしたミステリーが起きた。

それは6月の収支で9万円以上勝利した日があったのだが、まったく記憶にないのだ。ちょい勝ち、ちょい負けなら、どんな機種を打ってどんな展開だったかというのは忘れてしまうかもしれないが、ここまで大勝ちしたら、ここまで気持ち良く勝っていたら忘れるハズはない。そこで不安が過った。

「もしかすると、これは9万円勝ちではなく、収支表の入力ミスで実は9千円勝ちなのではないか!?」

言うまでもなく、9万円と9千円では天と地ほど違う。入力ミスなら現在の年間収支が-40万円近くなってしまう。もし間違っているのなら早く修正して、気持ちを-30万円モードから-40万円モードに切り替えなければいけない。

そこでまず考えたのはスマホの写真チェック。これだけ大勝ちしたのなら写真を撮っている可能性が高い。スマホをチェックすれば、すぐに答えが出る。そして、6月某日に撮った写真をチェックしてみたら…

うわぁ、マジで出していた。獲得枚数と収支を考えると、少ない投資で勝っていたことが判る。

さすがにこの写真を見たら、この日のことを思い出す…と思いきや、まだ記憶迷宮の中にいる。いくらなんでも思い出せなさすぎだ。「もしかすると、この仮面の男は私ではないのか!?」、一瞬、そう思ったがどの角度から見ても私だ。

うーむ、記憶喪失、二重人格、宇宙人にさらわれて脳改造…色々な可能性が思い浮かぶ。

混乱が混乱を生むので、一旦、スマホを閉じて気持ちを整理する。

「クールになれ、スロカイザー」

何度も何度も、そう心の中で次に呟いた。

次にチェックしたのはスケジュール帳。仮面を被って写真を撮ったということは、何らかのお仕事実戦だった可能性が高い。それならばスケジュール帳に予定が記載されているハズだ。

おそるおそる、スケジュール帳のページをめくる。もし、ここに何も書かれていなかったら、もう真実には辿り着けないだろう。何があったのか判らないまま一生を過ごすことになるだろう。そしたら、孫に何て伝えたら良いのだろうか。このままだと「お爺ちゃんはウソ収支野郎」と罵られてしまう。

そして、スケジュール帳をチェックした結果は…

「収 しんご 古ぶち」

この汚い文字を見た瞬間、この日の出来事が濁流のようにドドドと脳内に流れ込んできた。

思い出した、そういえばこの日は「慎吾と皇帝 THE MOVIE」の収録で『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』を打ってめっちゃヤラかしたのだ。収録中には取り切れず、居残りで打ち続けたのだ。枚数は4700枚程度で終わっているけど「4700枚程度」と言えるぐらい、やりたい放題の展開だったのだ。

というか、なんでこんな超絶印象に残りそうな出来事を私は忘れていたのだ。

私の脳裏に1つの可能性が浮上した。この日、共演したのは漫画家の三上慎吾氏。ああ、そうかそうか。そうに違いない。謎は全て解けた。

良いことがあった私と、そうでなかった三上慎吾氏。彼はそれを妬んで、記憶操作のギアスを私に掛けたのだろう。ほら、何となく彼の声はねちっこい。許すまじ、シャルル・ジ・ミカミ。

ということで、『パチスロ7』最新号のDVDにこの日の模様が収録されているので、みんなチェックしてね!!

ちなみに今回は宣伝コラムっぽいが、思い出せなかったのはマジ話。ちょっと、いや、かなり色々と不安になった。

…疲れているのかな?