ヌキペディア

シリーズ名
バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
話数
第29回
著者
SF〇野
「塩野さんたち…っていうか、パチンコ必勝本CLIMAXの人達は一時、新大久保に狂ったように通ってましたよね。なんか良いお店でもあるんですか?」

「ウ△●※■◎□▼」

「『ウ』だけじゃわかりませんし!」

「だからさ、勘がいい人ならもう、これだけでもわかっちゃうから」

「まぁだいたい想像はつきますけど、ナゼにそのお店なんでしょうか?」

「俺は後期参戦組だから、最初の経緯は知らないんだよ」

「後期? ってことは、他の皆さんは相当長い間通っていたんですね」

「そうみたいだよ。後期…と言っても、俺だって相当数お金を使ったからな」

「飲んだ後に行く感じなんでしょうか?」

「新宿で飲み会があるたびに」

「頻度が高い!」

「新宿で飲む→新大久保まで歩く→飲み屋に入る→ヌキペディアが躍動…のパターンよ」

「ヌキペディア???」

「そう、ヌキペディア。wikiのヌキバージョンだ」

「そんなサイトがあるんですか?」

「あるわけねーだろ!」

「じゃ、なんですか? ヌキペディアって」

「ライターのK氏が色々調べてくれるわけだよ。お店の混雑状況なり女子の在籍情報なりを」

「それを指してヌキペディアが躍動…なんですね(笑)」

「そして、計画をするわけだ」

「計画?」

「『ウ△●※■◎□▼』に行きたい面々が10人いたとする。でも、1度に10人は入れないこともあるわけだ」

「ほうほう」

「そうすると時間を分けて人数を振り分けないといけないだろ? 最初に6人だけ入って…とか」

「なるほど。でもそうなると時間が足りないですね。終電に間に合うんですか?」

「何を言っているんだ、チミは。そこにいるメンバーは帰る気なんてさらさらないわけだよ」

「朝帰りですか?」

「もちろん。で、その計画に添って各人が行動するわけだ」

「実にシステマティックですね」

「遊ぶにも効率良く…だな」

「でも、それだけの頻度で同じ店に行くと、指名嬢がかぶったりしませんか?」

「もちろんかぶるよ。同じ女子に当たった…なんてことはしょっちゅうだ」

「気持ち悪いですね」

「まぁそんなことを気にするヤツなんていないけどな」

「ところで、いつもの事件簿…はないんですか? コラムの性質上、そろそろ欲しい頃合いなんですけど」

「いつもいつも事件が起きるわけないぞ、しゃっく!」

「いやいや、あるんでしょ? 僕は知っていますよ」

「ま、あるんだけどな。実はその『ウ△●※■◎□▼』はサービスがすごいってことでも有名でな。ある時、交渉の末にその権利を勝ち取ったわけだよ」

「さすがネゴシエーターですね」

「で、いざ、その行為に及ぼうとしていたら…」

「もしや電話が?」

「その通り! 勘が鋭いな、しゃっく」

「それなりに付き合いが長いですからね」

「俺の電話はバイブ状態だから『ブ〜、ブ〜、ブ〜』って鳴るわけだよ。しかも一旦鳴り止んで、また鳴り出す。しかも時間は午前3時w」

「午前3時に電話を掛けてくる人間は1人しかいない…」

「嫁だ」

「こここ、怖いっ!」

「俺が驚いたのはその絶妙なタイミング。交渉も済んで、まさにこれから突撃ーーー! というところでの着信ってあり得ないだろ」

「電話には出たんですか?」

「電話に出る自分をまったく想像できなかった」

「つまり無視…ですね?」

「そして中折れ」

「ギャハハハハ!

「笑い杉」

「まぁ奥様からの着信があった日にはそうもなりますわな」

「交渉がムダになった」

「奥様に言ってくださいよ」

「金返せよ、バーカ!」

「だから、僕に言わんといて!」

「そしてプレイが終わり、少し時間を置いて電話をしようとスマホを見て驚愕した」

「なぜです?」

「ものすごい数の着信履歴が…」

「うわ〜」

「そして、街灯がうっすら差し込む電信柱の下で意を決して電話をした。時間にして午前5時頃だったと思う」

「奥様の反応は?」

「編集部の飲み会なんだから、別に罵られたりはしてない」

「えっ? 今ナント?」

「だから俺は飲み会に来ているだけ」

「オオカミおじさん出たー!」

「今、●盤が終わったから、これから帰るよ! とか言えるか、ボケ!」

「それで奥様は納得されたんですか?」

「そういうときには得てして詳細は突っ込まれないんだが、それが逆に怖い」

「きっとバカな亭主の心情を忖度しているんでしょうね」

「忖度してたらそもそも電話してこないだろ、そんなもん」

「嘘つきは離婚の始まりでは」

「ここで一句」


ウソでもね 信じさせたら 真実だ


「深いっすねー」

「ほっとけよ!」


収支報告

●7/16
今週は必勝本CLIMAXのデスクワークが多かったために稼働は少なめだったが、そんななかでも貯メダルを上乗せすることができた。

低貸しのバジ3でプレミアムBC当選からのART開始時の天膳にて、約3000枚を獲得。


(C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT


貯メダル+3201枚


●現在の経済状況
金主1…ア◯ム株式会社
借入残高…483,980円
次回返済日…H30.7/30
次回返済額…15,000円←前回と変わらず

金主2…編集T
借入残高…80,000円
次回返済日…H30.8月の編集会議の日
次回返済額…20,000円

所持金…8,000円
貯玉…28,135発
貯メダル…15,534枚(※低貸し)


貯玉は減ってしまってけど、貯メダルは2万枚を狙えるところまできた。設定を掴める状況がいつまで続くのかわからないが、この好機を出来る限り活かしたい。


※このコラムは2割ぐらいフィクションです