ヌキペディア
- シリーズ名
- バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
- 話数
- 第29回
- 著者
- SF〇野
し「塩野さんたち…っていうか、パチンコ必勝本CLIMAXの人達は一時、新大久保に狂ったように通ってましたよね。なんか良いお店でもあるんですか?」
塩「ウ△●※■◎□▼」
し「『ウ』だけじゃわかりませんし!」
塩「だからさ、勘がいい人ならもう、これだけでもわかっちゃうから」
し「まぁだいたい想像はつきますけど、ナゼにそのお店なんでしょうか?」
塩「俺は後期参戦組だから、最初の経緯は知らないんだよ」
し「後期? ってことは、他の皆さんは相当長い間通っていたんですね」
塩「そうみたいだよ。後期…と言っても、俺だって相当数お金を使ったからな」
し「飲んだ後に行く感じなんでしょうか?」
塩「新宿で飲み会があるたびに」
し「頻度が高い!」
塩「新宿で飲む→新大久保まで歩く→飲み屋に入る→ヌキペディアが躍動…のパターンよ」
し「ヌキペディア???」
塩「そう、ヌキペディア。wikiのヌキバージョンだ」
し「そんなサイトがあるんですか?」
塩「あるわけねーだろ!」
し「じゃ、なんですか? ヌキペディアって」
塩「ライターのK氏が色々調べてくれるわけだよ。お店の混雑状況なり女子の在籍情報なりを」
し「それを指してヌキペディアが躍動…なんですね(笑)」
塩「そして、計画をするわけだ」
し「計画?」
塩「『ウ△●※■◎□▼』に行きたい面々が10人いたとする。でも、1度に10人は入れないこともあるわけだ」
し「ほうほう」
塩「そうすると時間を分けて人数を振り分けないといけないだろ? 最初に6人だけ入って…とか」
し「なるほど。でもそうなると時間が足りないですね。終電に間に合うんですか?」
塩「何を言っているんだ、チミは。そこにいるメンバーは帰る気なんてさらさらないわけだよ」
し「朝帰りですか?」
塩「もちろん。で、その計画に添って各人が行動するわけだ」
し「実にシステマティックですね」
塩「遊ぶにも効率良く…だな」
し「でも、それだけの頻度で同じ店に行くと、指名嬢がかぶったりしませんか?」
塩「もちろんかぶるよ。同じ女子に当たった…なんてことはしょっちゅうだ」
し「気持ち悪いですね」
塩「まぁそんなことを気にするヤツなんていないけどな」
し「ところで、いつもの事件簿…はないんですか? コラムの性質上、そろそろ欲しい頃合いなんですけど」
塩「いつもいつも事件が起きるわけないぞ、しゃっく!」
し「いやいや、あるんでしょ? 僕は知っていますよ」
塩「ま、あるんだけどな。実はその『ウ△●※■◎□▼』はサービスがすごいってことでも有名でな。ある時、交渉の末にその権利を勝ち取ったわけだよ」
し「さすがネゴシエーターですね」
塩「で、いざ、その行為に及ぼうとしていたら…」
し「もしや電話が?」
塩「その通り! 勘が鋭いな、しゃっく」
し「それなりに付き合いが長いですからね」
塩「俺の電話はバイブ状態だから『ブ〜、ブ〜、ブ〜』って鳴るわけだよ。しかも一旦鳴り止んで、また鳴り出す。しかも時間は午前3時w」
し「午前3時に電話を掛けてくる人間は1人しかいない…」
塩「嫁だ」
し「こここ、怖いっ!」
塩「俺が驚いたのはその絶妙なタイミング。交渉も済んで、まさにこれから突撃ーーー! というところでの着信ってあり得ないだろ」
し「電話には出たんですか?」
塩「電話に出る自分をまったく想像できなかった」
し「つまり無視…ですね?」
塩「そして中折れ」
し「ギャハハハハ!
塩「笑い杉」
し「まぁ奥様からの着信があった日にはそうもなりますわな」
塩「交渉がムダになった」
し「奥様に言ってくださいよ」
塩「金返せよ、バーカ!」
し「だから、僕に言わんといて!」
塩「そしてプレイが終わり、少し時間を置いて電話をしようとスマホを見て驚愕した」
し「なぜです?」
塩「ものすごい数の着信履歴が…」
し「うわ〜」
塩「そして、街灯がうっすら差し込む電信柱の下で意を決して電話をした。時間にして午前5時頃だったと思う」
し「奥様の反応は?」
塩「編集部の飲み会なんだから、別に罵られたりはしてない」
し「えっ? 今ナント?」
塩「だから俺は飲み会に来ているだけ」
し「オオカミおじさん出たー!」
塩「今、●盤が終わったから、これから帰るよ! とか言えるか、ボケ!」
し「それで奥様は納得されたんですか?」
塩「そういうときには得てして詳細は突っ込まれないんだが、それが逆に怖い」
し「きっとバカな亭主の心情を忖度しているんでしょうね」
塩「忖度してたらそもそも電話してこないだろ、そんなもん」
し「嘘つきは離婚の始まりでは」
塩「ここで一句」
ウソでもね 信じさせたら 真実だ
し「深いっすねー」
塩「ほっとけよ!」
●7/16
今週は必勝本CLIMAXのデスクワークが多かったために稼働は少なめだったが、そんななかでも貯メダルを上乗せすることができた。
低貸しのバジ3でプレミアムBC当選からのART開始時の天膳にて、約3000枚を獲得。
貯メダル+3201枚
●現在の経済状況
金主1…ア◯ム株式会社
借入残高…483,980円
次回返済日…H30.7/30
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
金主2…編集T
借入残高…80,000円
次回返済日…H30.8月の編集会議の日
次回返済額…20,000円
所持金…8,000円
貯玉…28,135発
貯メダル…15,534枚(※低貸し)
貯玉は減ってしまってけど、貯メダルは2万枚を狙えるところまできた。設定を掴める状況がいつまで続くのかわからないが、この好機を出来る限り活かしたい。
塩「ウ△●※■◎□▼」
し「『ウ』だけじゃわかりませんし!」
塩「だからさ、勘がいい人ならもう、これだけでもわかっちゃうから」
し「まぁだいたい想像はつきますけど、ナゼにそのお店なんでしょうか?」
塩「俺は後期参戦組だから、最初の経緯は知らないんだよ」
し「後期? ってことは、他の皆さんは相当長い間通っていたんですね」
塩「そうみたいだよ。後期…と言っても、俺だって相当数お金を使ったからな」
し「飲んだ後に行く感じなんでしょうか?」
塩「新宿で飲み会があるたびに」
し「頻度が高い!」
塩「新宿で飲む→新大久保まで歩く→飲み屋に入る→ヌキペディアが躍動…のパターンよ」
し「ヌキペディア???」
塩「そう、ヌキペディア。wikiのヌキバージョンだ」
し「そんなサイトがあるんですか?」
塩「あるわけねーだろ!」
し「じゃ、なんですか? ヌキペディアって」
塩「ライターのK氏が色々調べてくれるわけだよ。お店の混雑状況なり女子の在籍情報なりを」
し「それを指してヌキペディアが躍動…なんですね(笑)」
塩「そして、計画をするわけだ」
し「計画?」
塩「『ウ△●※■◎□▼』に行きたい面々が10人いたとする。でも、1度に10人は入れないこともあるわけだ」
し「ほうほう」
塩「そうすると時間を分けて人数を振り分けないといけないだろ? 最初に6人だけ入って…とか」
し「なるほど。でもそうなると時間が足りないですね。終電に間に合うんですか?」
塩「何を言っているんだ、チミは。そこにいるメンバーは帰る気なんてさらさらないわけだよ」
し「朝帰りですか?」
塩「もちろん。で、その計画に添って各人が行動するわけだ」
し「実にシステマティックですね」
塩「遊ぶにも効率良く…だな」
し「でも、それだけの頻度で同じ店に行くと、指名嬢がかぶったりしませんか?」
塩「もちろんかぶるよ。同じ女子に当たった…なんてことはしょっちゅうだ」
し「気持ち悪いですね」
塩「まぁそんなことを気にするヤツなんていないけどな」
し「ところで、いつもの事件簿…はないんですか? コラムの性質上、そろそろ欲しい頃合いなんですけど」
塩「いつもいつも事件が起きるわけないぞ、しゃっく!」
し「いやいや、あるんでしょ? 僕は知っていますよ」
塩「ま、あるんだけどな。実はその『ウ△●※■◎□▼』はサービスがすごいってことでも有名でな。ある時、交渉の末にその権利を勝ち取ったわけだよ」
し「さすがネゴシエーターですね」
塩「で、いざ、その行為に及ぼうとしていたら…」
し「もしや電話が?」
塩「その通り! 勘が鋭いな、しゃっく」
し「それなりに付き合いが長いですからね」
塩「俺の電話はバイブ状態だから『ブ〜、ブ〜、ブ〜』って鳴るわけだよ。しかも一旦鳴り止んで、また鳴り出す。しかも時間は午前3時w」
し「午前3時に電話を掛けてくる人間は1人しかいない…」
塩「嫁だ」
し「こここ、怖いっ!」
塩「俺が驚いたのはその絶妙なタイミング。交渉も済んで、まさにこれから突撃ーーー! というところでの着信ってあり得ないだろ」
し「電話には出たんですか?」
塩「電話に出る自分をまったく想像できなかった」
し「つまり無視…ですね?」
塩「そして中折れ」
し「ギャハハハハ!
塩「笑い杉」
し「まぁ奥様からの着信があった日にはそうもなりますわな」
塩「交渉がムダになった」
し「奥様に言ってくださいよ」
塩「金返せよ、バーカ!」
し「だから、僕に言わんといて!」
塩「そしてプレイが終わり、少し時間を置いて電話をしようとスマホを見て驚愕した」
し「なぜです?」
塩「ものすごい数の着信履歴が…」
し「うわ〜」
塩「そして、街灯がうっすら差し込む電信柱の下で意を決して電話をした。時間にして午前5時頃だったと思う」
し「奥様の反応は?」
塩「編集部の飲み会なんだから、別に罵られたりはしてない」
し「えっ? 今ナント?」
塩「だから俺は飲み会に来ているだけ」
し「オオカミおじさん出たー!」
塩「今、●盤が終わったから、これから帰るよ! とか言えるか、ボケ!」
し「それで奥様は納得されたんですか?」
塩「そういうときには得てして詳細は突っ込まれないんだが、それが逆に怖い」
し「きっとバカな亭主の心情を忖度しているんでしょうね」
塩「忖度してたらそもそも電話してこないだろ、そんなもん」
し「嘘つきは離婚の始まりでは」
塩「ここで一句」
ウソでもね 信じさせたら 真実だ
し「深いっすねー」
塩「ほっとけよ!」
収支報告
●7/16
今週は必勝本CLIMAXのデスクワークが多かったために稼働は少なめだったが、そんななかでも貯メダルを上乗せすることができた。
低貸しのバジ3でプレミアムBC当選からのART開始時の天膳にて、約3000枚を獲得。

(C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO
(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT
貯メダル+3201枚
●現在の経済状況
金主1…ア◯ム株式会社
借入残高…483,980円
次回返済日…H30.7/30
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
金主2…編集T
借入残高…80,000円
次回返済日…H30.8月の編集会議の日
次回返済額…20,000円
所持金…8,000円
貯玉…28,135発
貯メダル…15,534枚(※低貸し)
貯玉は減ってしまってけど、貯メダルは2万枚を狙えるところまできた。設定を掴める状況がいつまで続くのかわからないが、この好機を出来る限り活かしたい。
※このコラムは2割ぐらいフィクションです