技術介入、みんなで失敗すれば怖くない

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第42回
著者
担当編集メガネ(以下、メ)「酷暑が続きますね。皆様、熱中症にはくれぐれも気を付けて、この週末もお過ごしください。そして、今週も粗方先生が皆様のお悩みに暑苦しくお答えします。今週末の一服の清涼剤…にならないのは明白ですが、どうぞ最後までお付き合い頂けたら幸いです。それでは先生、今週もよろしくお願いいたします」



■PN『島サコン』さんからのご相談

相談というより、粗方先生の友人である嵐さんへの要望になってしまいますが、以前のコラムで時々書かれていた「1枚役ハンター」的な内容のコラムを読みたいです。

嵐さんの琴線に触れた機種が出た時、かつ粗方先生が急遽お休みになった時(ネタがなくなった時)だけで構いませんので、よろしくお願いします。


■粗方先生のお答え

お前の要望を伝えたら、嵐も相好を崩していたぞ。「1枚役を取るなんてみみっちいアタクシの性癖に賛同して頂ける方がいたなんて、本当に嬉しいです♪」だそうだ。

意外なことに、ヤツは凱旋もハーデスもトータル収支がプラスだということだが「それもせっせと1枚役を取り続けてきたお陰だと本気で思っています! まさに、チリも積もれば山となる…ですね」とうそぶいていた。もちろん真偽のほどは定かではないが、取らないよりは取った方が得なことは間違いないだろう。

俺は嵐とは違って真面目で筆まめだから、このコラムを休むことは滅多にないかもしれないが、もしその時が来たら嵐に代筆を頼んで「1枚役ハンター」なるコラムを書いてもらうことにしよう。

ただ、現時点で嵐がとある機種について一言伝えたいことがあるらしいから、代わりに俺がここで告げさせてもらう。


小僧、H.O.T.D.で1枚役を完璧に獲得したいのであれば、とりあえず中押しで"バチェバ(BAR・チェリーBAR)"を狙え。


これだけで弱チャンス目成立時にリプレイ・チェリー・リプレイが停止して1枚の払い出しを受けられる。厳密には中リールのブランクさえ回避すれば問題ない。

ちなみにこの手順だとレア役のフラグ判別が困難になるようだが、設定差のある特定ボーナスは「スクデッドチャージ」のみだから、とりあえず設定看破に大きな影響はないだろう…とのことだ。

簡単な手順だから、1枚でも多く得をしたいなら、試してみるのも一興だろう。



■PN『ほむほむ』さんからのご相談

嵐さんが大好きなんですが、北海道にはあまり来ていない気がします。来ても私の自宅からは遠すぎる上に、都合が合わない日ばっかり…。

もう北海道に1ヵ月ほど滞在して、色んなホールに来店しまくって下さい。じゃないと会いに行けません!


■粗方先生のお答え

あんなむさ苦しいヒゲダルマのどこにそんなに惹かれるのか、俺には全くもって分からんのだが…そんなにまで会いたいと言ってくれるのは、縁故の者としてはありがたいことだな。お前の気持ち、しっかりと彼奴に伝えておこう。

ただ、1ヶ月滞在…というのは難しいだろうな。いまの彼奴に、北海道でそれだけの長期に渡って仕事がもらえるほどの需要があるとはとても思えない。俺からも、もっと日々精進せい、と厳しく言い渡しておく。

だから小僧、とりあえずお前もいつかそんな日が来るように、まだまだ至らぬ嵐をこれからも叱咤激励してやってくれ。



■PN『阿瀬さん』さんからのご相談

こんにちは! 自分の永遠の悩みなのですが、それは「打っている時に隣でチラチラ見てくる人が気になって楽しく打てない」ということです。

見られていると途端に目押しの調子も悪くなるし、見られることがとても不快なんです!

自分はどうすれば良いのでしょうか?


■粗方先生のお答え

俺も回胴に関しては存外気の小さい男でな。お前と同じで、隣人の視線を感じるとビタ押しなんて以ての外、2コマ目押しですら危うくなるほどに、緊張して手が震えてしまうところがある。

だが人の口に戸は立てられぬのと一緒で、回胴において隣人の視線にカーテンを閉めることが出来ないのも、世の常だ。

もちろん「すいません。気が散るのであまり見ないでもらえますか?」と隣人に伝えることでカーテンを閉めることも可能なのだが、そんなことを言えるほどの肝っ玉を有していたら、そもそもこんな悩みを抱えたりはしないだろう。気が小さいがゆえの悩みであるのだからな。

だから小僧、こういう時はとりあえず「自分は目押しがあまり得意ではない人間です」と開き直ってしまえ。

俺もそうだが、隣人の視線が気になるということは、心のどこかにまだ背伸びをしたい自分が…いわば「格好付けたいと思っている自分」が存在しているということだ。その自分を、これを機に捨て去ってしまえばいい。

目押しが完璧じゃなくたっていいのだ。なぜなら、目押しが出来なくたって世の中から落伍者の烙印を押されるワケではないし、お前の人間としての価値は1ミリも下がりはしない。

だったら、ホールという局所でのプライドなど、いますぐ捨てて犬にでも食わせてやればいい。そのくらいの開き直りを持って目押しに臨んでみろ。そうすれば、少しは緊張もほぐれるハズだ。

それに、チラ見してくるような隣人は、同じように目押しに自信が持てていない打ち手であるケースも少なくはない。もしかしたらお前が失敗しても堂々と打っている姿を見て、そいつらが勇気づけられることもあるかもしれない。

どんなに上手い打ち手でも、1度もミスせずに生涯を打ち切る…なんてケースはそうないハズだ。つまり、誰でもミスはするものなのだ。

「技術介入、みんなで失敗すれば怖くない」

そんな気持ちで打つ余裕を持つことが出来れば、変なプレッシャーやそこから生まれる負の感情に邪魔されずに、もっとのびのびとパチスロを楽しめるようになるぞ。

お互い、その境地に達することを目標に、これからも回胴と向きあっていこう。



「嵐さんも隣人の視線とか気にするんやね」

「そりゃ気になりますし、気にし始めたら緊張だってしますよ!」

「意外やなあ。図太そうな顔しとるし、実際に太いから、そんなことに動じるタイプには見えへんのやけど」

「顔に似合わず繊細なんです! …あと、"図太い"はメンタルを表す形容詞、対して"太い"はフィジカルを表す形容詞だから。イコールで結ぶのはおかしいから(怒)」

「なるほど。勉強になるわ〜」

「分かって言ってるくせに…腹立つわ〜」


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