優良店は結局、自分で見つけるか自分に見合った情報じゃないと意味がない

シリーズ名
バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
話数
第26回
著者
SF〇野
SF塩野(以下・塩)「で、どうだったわけ? 俺の原稿を編集Sさんに頼んでまで行った実戦はさ」

しゃっく(以下・し)「………………」

「な、なんだよ、その態度は!」

「……」

「もったいぶらねーで、さっさと言えよ!」

「ろ、くまん…」

「あんだって? 聞こえねーぞ」

「ろくまんにせんえん…」

「ウソだろ、そんなに勝ったのか?」

「負けましたw」

「おいーーーーー!」

「もう死にそうです」

「台の質はどうだったんだよ。役モノ系が良い状況と聞いて行ったわけだろ?」

「天下一閃と天龍を打ったんですけど…」

「悪くはなかった……と」

「は、はい。当たりナシですが」

「当たってねーのかよ。…これは俺の経験上だけど、役モノ系は状況が良ければ負けにくいと思うんだよな。それで結果が出ないというのは、それなりだったと解釈したほうがいいんじゃないか?」

「見切りも遅かった気がしています」

「うんうん、わかるよ。貧乏人ってのは余裕がないし、冷静な判断ができない。微妙な状況でも『撤退』っていう二文字が頭のなかに入ってないからな」

「天龍にはモーレツに当たっている台が2台あったんですけどね」

「でも、その台をしゃっくが打てているわけじゃない」

「そうです」

「いやさ、そういう情報をくれる人ってのは良かれと思って教えてくれていると思うんだよ。でもそういうのはネタの提供側と受け取り側のギャップが大きい場合が多いぞ」

「ギャップ?」

「期待感の差というのかな。だって、しゃっくは会社を休んでまで行っているわけだろ?」

「まぁそうですけども」

「ほぼ良台を掴めると思ってて、めちゃくちゃ期待してるじゃん。でも情報提供側は良台はあるけど、掴めるかどうかまでは言及していないはず。台番を指定してくれるならまだしも」

「確かにそうですね」

「結局、自分で見つけるか、自分に見合った情報じゃないと意味がないんだよ」

「今回、それがよ〜くわかりましたよ」

「質を見抜けないお前も悪い。自分で見つけたネタなら現場にも慣れているし、例えば天龍で良い台が2台あったら、他はダメとか、あってもあと1台くらいかな、とか察しが付くわけよ」

「でも会社を休んでいるわけですし、引くに引けないし…」

「俺もな、小太郎にスロの特定日に行こうとよく誘われるんだけど断ってるんだよ。なぜだかわかるか?」

「なぜです?」

「小太郎は良い状況を探し、そのうちの何度かで良台を掴んで結果を出している。でも、状況が良くても掴めるかどうかは別問題ってことだ」

「ツモるにも腕が必要ってことですね」

「運も必要だよな。特に俺たちみたいな駄馬が掴むには、とにかく試行回数を増やすしかない」

「そこまでわかっていて、塩野さんはナゼ…」

「人のことは放っておけよ! 余計なお世話だっつーの! でもな、ここまで負けていると色々見えてくるものがあんだよ」

「なにか見えましたか?」

「さっきも言ったけどな、『自分に合ったスタイルを見つける』。コレだよ、コレ」

「例えば僕の場合だったら何でしょうね」

「やっぱり貯玉だろうな」

「貯玉…ですか? 何かフツーですけど」

「俺としゃっくって、置かれた状況が似てるじゃん?」

「僕は小遣い制ではないですけど」

「金が無いのは一緒だろーが! しかも、いつでも好きなときに打てるわけではない。特にしゃっくの場合は編集部に常駐だしな。俺だって仕事のせいで特定日に行けないことも多いし、そういうときの狙い台の予測って結構当たる(涙)」

「どうすればいいんですかね?」

「空き時間とか空いた日に打つことが多い。っつーことはだ。平常営業で何とかするしかねーんだ」

「それで貯玉ってことなんですね」

「もちろん貯玉には使用玉数の上限があり、ある程度まで貯めるのは大変だけどな、そこそこの台でも現金で打つよりは遥かにマシだし、明日は打てないから今日何とかしたい!という『打ちたい欲』もある程度は満たされる」

「ふむふむ」

「あとな、貯玉が減ってくると現金とは違う『危機感』みたいなものが生まれてくる」

「そんなもんですかね」

「貯玉は現金と違ってパチンコでしか使えないだろ? 買い物に行こうが遊びに行こうが、打たなければ増えもしないし、減りもしない。逆にパチンコでやってきた結果はダイレクトに玉数で示されるわけだから、ごまかしがきかないわけだよ」

「結果が曖昧にならないんですね」

「そうそう。期待値的にどうこう言うより、それの方が大事だよな」

「収支表に似てますね」

「収支表にはウソを付けるけどな」

「マジっすか? 意味ねー」

「お、だんだんと元気が出てきたじゃねーか」

「実はこの話には続きがありまして」

「はっ? まさかの逆転勝利か?」

「13時40分までに62本イカれまして、家に帰ったんですよ。でも、その後飲みに誘われたので新宿に戻り…」

「ほうほう」

「スロの不二子とディスクアップで15本…」

「それでどうなった」

「それも負けて、トータル77本っす」

「いやはや、素晴らしいな、そのダメっぷり」

「そういうのヤメてください。もっと厳しく叱ってくださいよっ! 僕、自分が許せないんですから!」

「……(褒めてないんだけどなぁ)」

「いいや、塩野さん。ここは僕のためを思って激しく叱ってください!」

「ホントにいいのか。それじゃ、思いっきりイクぞ」

「遠慮無く、オネシャス!」

「お前なんか人間やめちまえ! パチとかスロに向いてねーんだよ! だいたいお前ごときが人の土俵で戦おうだなんて10万年はえーんだよ!」

「……」

「お一人様のクセに金がね〜とか抜かしやがって。ダラしねーんだよ、このクソメガネが!」

「………………」

「……(いくらなんでもちょっと言い過ぎたか)。ん!?」

「お前もメガネだろーが!!! ライターのクセに負けてるとか恥ずかしいんだよ! だいたいメガネが曇ってっから負けるんじゃねーのか? なんならメガネクリンビューでも買ってやろうか、お?」

「反撃された……(T_T)」

編集T(以下・T)「おいおい、しゃっく、何もそこまで言わなくてもいいんでない?」

「Tさん…(冷徹な金融王だなんて言われているけど、結構、優しいところもあるじゃん)」

T「だから早く今月の返済分、22000円返済してね? もう3日くらい遅延してるからさ」

「やっぱ、鬼だーーー!」

「あの、僕はどうすれば…」

「涙でメガネが曇ったから、メガネクリンビュー買ってきて。お金なら渡すから。はい、50円」

「チャリン♪ って、かかか、買えねーだろ!」

続く…



収支報告

●6/25
お世話になっていたパチの吉宗4天昇飛躍の極(219ver.)が天に召され、普通の台になってしまった。

ってことで低貸しスロへ。バジリスク3で弱チェ良好な台を擦るも終日トータルでの収支はマイナス。


貯メダル…-434枚


●6/26
マイホの特定日。パチ、スロ、ともに未だかつてない高稼働でスロは断念。ヤマトONLY ONEが良さ気に見えたので擦ってみると貯玉使用限度内でRUSHに突入し約6000個獲得するも、思ったように回ってくれずR-18へ。

と、これが1000円で25回ペースだったので粘り、獲得出玉を上乗せ。ヤマトは完全な運勝ちだけれど、ま、これはこれで仕方がない。

貯玉…+7209個


●現在の経済状況
金主1…ア〇ム株式会社
借入残高…483,980円
次回返済日…H30.7/30
次回返済額…15,000円←前回と変わらず

金主2…編集T
借入残高…100,000円
次回返済日…H30.7月の編集会議のとき
次回返済額…22,000円

所持金…43,000円
貯玉…22,450発
貯メダル…4,584枚(※低貸し)


貯玉がいよいよ20000発を突破。とりあえずアコムに月イチのお約束である最低返済額15000円を入金。そして編集Tさんにも来週22000円を返済予定。

微々たるものだけれど返済できているので安堵。このコラム何度も言っているけど、小さな勝ちでもコツコツと積み重ねていくしかない。油断は敵だ!(←全然油断できるレベルではない)


※このコラムは2割ぐらいフィクションです