借用書
- シリーズ名
- バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
- 話数
- 第23回
- 著者
- SF〇野
前回のコラムでお伝えしたとおり、所持金、貯玉、貯メダルが尽きた私。消費者金融からの借り入れも困難になった。
そこで、私はある決断をした。以下は決断を実行へと移す様子を描いた感動ドキュメントである。
SF塩野(以下・塩)「しゃっく〜♪」
しゃっく(以下・し)「何ですか、猫なで声なんか出して気持ち悪い。お金ならありませんよ」
塩「ギクッ! 何故わかる!」
し「そんなもん、すぐにわかりますよ」
塩「だって、自分の借金は返済したんだろ?」
し「塩野さんには関係のない話です」
塩「冗談だよ、冗談。ほんの挨拶代わりじゃん、しゃっくく〜ん♪」
し「塩野さんの場合、冗談に聞こえないんですよね。お金が尽きてしまったことは知っていますし」
塩「『僕が消費者金融にお金を借ります。そしてそれを塩野さんにお貸ししますので心配ご無用ですよ!』ぐらいのことが何故言えないんだよ、キミってヤツは!」
し「そんなことを言われる筋合いは…」
塩「あ、Tさん!」
※編集Tとは本コラムにもちょくちょく登場している編集部の金融王。ちなみにデスクはしゃっくの隣である。
編集T(以下・T)「………」
塩「………(無言か。いきなり『お金貸して!』とは言いにくいなぁ)」
T「金なら貸すよ。いくら欲しいわけ?」
いきなり向こうからキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
塩「こここ、これくらいです!!!(指でジェスチャー)」
し「10本か。それなら借用書をLINEで送って」
塩「書きます、書きます、なんでも書かせてください!」
借用書の内容は以下の通り。
・返済は毎月1回
・1回の返済額は22000円(2000円は利息分)
・5ヶ月で完済させる
T「形に残しておかないと色々忘れちゃうからさ。ってことで、きちんと頼みますよ」
し「さすが、金融王の異名を取るだけのことはありますね」
塩「こなれている感がハンパない」
し「編集部内でもいくつかの案件があるようですからね」
T「ってことで、コレ10万円ね」
塩「ハハ〜」
し「金融王からの借り入れはこれで2度目ですか?」
塩「そう。よもや2度目はないと思っていたけど、本当に借りることになってしまうとは…。自分が情けないよ、ホントに」
し「早く、その借金スパイラルから抜け出さないと」
塩「昔みたく、遊べるくらいのお金は作らないといけないな。このままだと生活を謳歌できずに枯れてしまう!!」
し「そう言えば、こないだTさんが言ってましたよ。なんだか塩野さんにえらく『待たされた』ことがあったとか」
塩「俺の記憶が定かならば、それはデ●●ナって店での出来事だと思うな」
し「デ●●ナ…って何ですか?」
塩「ビル丸ごとの風俗店で、入り口の階段にレッドカーペットが敷いてあるという、その地域ではおそらく結構な有名店。ま、悪趣味とも言うが、Tさんとも何度か行ったことがあって…」
し「待たされた、というのは?」
塩「延長しちゃったんだよ、俺だけ」
し「それは事前に話し合っていたんですか? どちらかが時間内に帰って来なかったら待たなくていいとか」
塩「それをしてなかったんだよな…」
し「ダメじゃないですか!」
塩「いやいや、これには事情があってだな。今日はいい天気ですね的なノリで、軽く一発どう? みたいに打診をしたんだよ。そしたらよもやのOKでさ。その確約を取り付けたのが時間ギリギリで…」
し「……(何がいい天気ですね的なノリだ、このバカ!)。延長してくれるならOKみたいな?」
塩「ええ」
し「ちなみに何分ですか?」
塩「1時間」
し「なげー!」
T「待たせすぎだろ!」
塩「Tさん! い、いたんですか!?」
T「さっきからいるだろ、ここに」
し「僕の隣の席ですからね(汗)」
塩「いや、ホントにあのときはとんだご迷惑を」
T「本当だぞ! あのときはボーイさんが俺に気を遣ってくれてな。『お連れ様はご延長のようで…』とか言って、ドリンクをたくさん出してくれたよ。社員教育が行き届いた優良店だな(笑)」
塩「そんなに飲めねーって(汗)」
T「チャポン、チャポン(笑)」
し「しかし、塩野さんはとんでもないですね。Tさんに悪いとか思わなかったんすか?」
塩「しゃっくならどうする? 目の前にあるんだぞ、コー●●が!」
し「それは待たせますよね」
塩「だろ〜〜〜? それより大事なものなんて世の中にあるか?」
し「そういったシチュエーションで『連れが待っているから今日はムリ』とか言える男でありたいとは思います(汗)」
塩「その場のノリを大事にしたい。俺はそんな男でありたい。Tさんだってその辺りは忖度してくれていると思うぞ、ね、Tさん!」
し「あれ、どこかに行っちゃいましたね」
塩「ズコーーーー!」
借入先が増えたSF塩野の借金生活は、新たな局面へ。
続く…
●6/6
「今日は6が2つ付く日ということで、スロットを打つべき日ですよ!」と、朝イチに小太郎からのLINE。わかってるわ、そんなもん! とか思いつつ、そういうおせっかいなところがアイツの良いところ。
しかし当日、私が向かったのはバラエティーコーナーの北斗の拳6 天翔百裂(古いやつね?)である。台の質は3.57円交換で千円あたり21回転ほど。オーバー入賞しやすいダブルアタッカー、止め打ちで現状維持以上が望める状況に加え、展開も良好で無事に勝利。
しかし展開が悪くなったときが怖い。今日も潜伏スルーを喰らって心が折れかけたし。とりあえず交換と貯玉をして終了。
交換…10000個(+36000円)
貯玉…約6000個
●6/7
今日は1種2種混合タイプの吉宗 天昇飛躍の極(219ver.)。
昨日の貯玉を800個ほど使用したところで単発を食らうも、その後は怒涛の初当たり&単発で2500個ほどの持ち玉ができた。単発でも8R分の出玉がもらえるのは有り難い。さらにこの台は千円あたり26回転とよく回る。見た目はそれほどではないが、一般入賞口への入賞率が高いせいかな。
が、結局は+5000個程度で終了。RUSH突入率2/8っつーことでストレスフルな実戦だったけれども、おおよそ期待値通りの収支だし致し方なし。贅沢は敵だ!
貯玉…約5000個
●現在の経済状況
金主1…ア◯ム株式会社
借入残高…490,302円
次回返済日…H30.6/25
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
金主2…編集T
借入残高…100,000円
次回返済日…H30.7月の編集会議のとき
次回返済額…22,000円
所持金…83,000円
貯玉…約11,000発
貯メダル…約1,500枚(低貸し)
仕事打ちでマイナス収支を献上するも、プライベートでは回る台に有りつくことができたので、トータルではプラス収支。
今まで何度となく言っているので説得力に乏しいが、コツコツやるしかない。ちなみに低貸しの貯メダルは6/6に擦ったガンダムでのもの。一応、6のつく日だったもんで(汗)。
そこで、私はある決断をした。以下は決断を実行へと移す様子を描いた感動ドキュメントである。
SF塩野(以下・塩)「しゃっく〜♪」
しゃっく(以下・し)「何ですか、猫なで声なんか出して気持ち悪い。お金ならありませんよ」
塩「ギクッ! 何故わかる!」
し「そんなもん、すぐにわかりますよ」
塩「だって、自分の借金は返済したんだろ?」
し「塩野さんには関係のない話です」
塩「冗談だよ、冗談。ほんの挨拶代わりじゃん、しゃっくく〜ん♪」
し「塩野さんの場合、冗談に聞こえないんですよね。お金が尽きてしまったことは知っていますし」
塩「『僕が消費者金融にお金を借ります。そしてそれを塩野さんにお貸ししますので心配ご無用ですよ!』ぐらいのことが何故言えないんだよ、キミってヤツは!」
し「そんなことを言われる筋合いは…」
塩「あ、Tさん!」
※編集Tとは本コラムにもちょくちょく登場している編集部の金融王。ちなみにデスクはしゃっくの隣である。
編集T(以下・T)「………」
塩「………(無言か。いきなり『お金貸して!』とは言いにくいなぁ)」
T「金なら貸すよ。いくら欲しいわけ?」
いきなり向こうからキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
塩「こここ、これくらいです!!!(指でジェスチャー)」
し「10本か。それなら借用書をLINEで送って」
塩「書きます、書きます、なんでも書かせてください!」

借用書の内容は以下の通り。
・返済は毎月1回
・1回の返済額は22000円(2000円は利息分)
・5ヶ月で完済させる
T「形に残しておかないと色々忘れちゃうからさ。ってことで、きちんと頼みますよ」
し「さすが、金融王の異名を取るだけのことはありますね」
塩「こなれている感がハンパない」
し「編集部内でもいくつかの案件があるようですからね」
T「ってことで、コレ10万円ね」

塩「ハハ〜」
し「金融王からの借り入れはこれで2度目ですか?」
塩「そう。よもや2度目はないと思っていたけど、本当に借りることになってしまうとは…。自分が情けないよ、ホントに」
し「早く、その借金スパイラルから抜け出さないと」
塩「昔みたく、遊べるくらいのお金は作らないといけないな。このままだと生活を謳歌できずに枯れてしまう!!」
し「そう言えば、こないだTさんが言ってましたよ。なんだか塩野さんにえらく『待たされた』ことがあったとか」
塩「俺の記憶が定かならば、それはデ●●ナって店での出来事だと思うな」
し「デ●●ナ…って何ですか?」
塩「ビル丸ごとの風俗店で、入り口の階段にレッドカーペットが敷いてあるという、その地域ではおそらく結構な有名店。ま、悪趣味とも言うが、Tさんとも何度か行ったことがあって…」
し「待たされた、というのは?」
塩「延長しちゃったんだよ、俺だけ」
し「それは事前に話し合っていたんですか? どちらかが時間内に帰って来なかったら待たなくていいとか」
塩「それをしてなかったんだよな…」
し「ダメじゃないですか!」
塩「いやいや、これには事情があってだな。今日はいい天気ですね的なノリで、軽く一発どう? みたいに打診をしたんだよ。そしたらよもやのOKでさ。その確約を取り付けたのが時間ギリギリで…」
し「……(何がいい天気ですね的なノリだ、このバカ!)。延長してくれるならOKみたいな?」
塩「ええ」
し「ちなみに何分ですか?」
塩「1時間」
し「なげー!」
T「待たせすぎだろ!」
塩「Tさん! い、いたんですか!?」
T「さっきからいるだろ、ここに」
し「僕の隣の席ですからね(汗)」
塩「いや、ホントにあのときはとんだご迷惑を」
T「本当だぞ! あのときはボーイさんが俺に気を遣ってくれてな。『お連れ様はご延長のようで…』とか言って、ドリンクをたくさん出してくれたよ。社員教育が行き届いた優良店だな(笑)」
塩「そんなに飲めねーって(汗)」
T「チャポン、チャポン(笑)」
し「しかし、塩野さんはとんでもないですね。Tさんに悪いとか思わなかったんすか?」
塩「しゃっくならどうする? 目の前にあるんだぞ、コー●●が!」
し「それは待たせますよね」
塩「だろ〜〜〜? それより大事なものなんて世の中にあるか?」
し「そういったシチュエーションで『連れが待っているから今日はムリ』とか言える男でありたいとは思います(汗)」
塩「その場のノリを大事にしたい。俺はそんな男でありたい。Tさんだってその辺りは忖度してくれていると思うぞ、ね、Tさん!」
し「あれ、どこかに行っちゃいましたね」
塩「ズコーーーー!」
借入先が増えたSF塩野の借金生活は、新たな局面へ。
続く…
収支報告
●6/6
「今日は6が2つ付く日ということで、スロットを打つべき日ですよ!」と、朝イチに小太郎からのLINE。わかってるわ、そんなもん! とか思いつつ、そういうおせっかいなところがアイツの良いところ。
しかし当日、私が向かったのはバラエティーコーナーの北斗の拳6 天翔百裂(古いやつね?)である。台の質は3.57円交換で千円あたり21回転ほど。オーバー入賞しやすいダブルアタッカー、止め打ちで現状維持以上が望める状況に加え、展開も良好で無事に勝利。
しかし展開が悪くなったときが怖い。今日も潜伏スルーを喰らって心が折れかけたし。とりあえず交換と貯玉をして終了。

(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983, (C)NSP2007 版権許諾証YTK-805 (C)Sammy
交換…10000個(+36000円)
貯玉…約6000個
●6/7
今日は1種2種混合タイプの吉宗 天昇飛躍の極(219ver.)。
昨日の貯玉を800個ほど使用したところで単発を食らうも、その後は怒涛の初当たり&単発で2500個ほどの持ち玉ができた。単発でも8R分の出玉がもらえるのは有り難い。さらにこの台は千円あたり26回転とよく回る。見た目はそれほどではないが、一般入賞口への入賞率が高いせいかな。
が、結局は+5000個程度で終了。RUSH突入率2/8っつーことでストレスフルな実戦だったけれども、おおよそ期待値通りの収支だし致し方なし。贅沢は敵だ!

(C)DAITO GIKEN,INC.
貯玉…約5000個
●現在の経済状況
金主1…ア◯ム株式会社
借入残高…490,302円
次回返済日…H30.6/25
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
金主2…編集T
借入残高…100,000円
次回返済日…H30.7月の編集会議のとき
次回返済額…22,000円
所持金…83,000円
貯玉…約11,000発
貯メダル…約1,500枚(低貸し)
仕事打ちでマイナス収支を献上するも、プライベートでは回る台に有りつくことができたので、トータルではプラス収支。
今まで何度となく言っているので説得力に乏しいが、コツコツやるしかない。ちなみに低貸しの貯メダルは6/6に擦ったガンダムでのもの。一応、6のつく日だったもんで(汗)。
※このコラムは2割ぐらいフィクションです