約束の地

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第39回
著者
担当編集メガネ(以下、メ) 「先週、初めて女性読者さんから『おもしろい』とのお言葉をもらって喜んでいたら…今週来たお悩みは、ほぼ100%エグめのシモネタでした(泣)。とりあえずワンクッション挟みたい…ということで、今回粗方先生には編集部員から募ったお悩み・ご相談にお答え頂きます。せっかく得た信頼をいきなり水泡に帰したくはないので(苦笑)。それでは先生、今週も気合いを入れてよろしくお願いいたします!」



■編集『四帖半』さんからのご相談

イラスト:サクライマイコ


4号機時代にひと財産作っておけば良かった、のに出来なかった。イライラする。


■粗方先生のお答え

後悔するな。

お前に時代は関係ない。

むしろ、4号機時代にいま以上に真剣にパチスロと向き合っていたら、いま以上に手傷を負わされ、ともすれば再起不能になっていた可能性も否めない。

だから、見方や考え方を変えてみれば、その頃に負けるハズだった分の金が、使われずに貯金されている状況…とも言えるワケだ。

俗に言う「つもり貯金」というヤツだな。

…ちょっと意味は違うけどな。

だから小僧、とりあえず現状を嘆くのではなく、逆に現状にとことん感謝しろ。

「4号機時代にひと財産を作れなかった」

のではなく

「4号機時代にひと財産を失わずに済んだ」

というのが、脚色ナシでノンフィクションな偽らざるお前の現実だ。

お前の宿星は「敗星」。

悲しき男よ。誰よりも(貧乏神からの)愛深きゆえに。

その悲しみを背負い、涙を水分代わりにゴクゴク飲みながら、これからもこの乱世を強く生きていけ。



■編集『ノリオ』さんからのご相談

イラスト:天草ヤスヲ


職場の先輩(主に四帖半先輩)と食事へ出かける際、「なに食べる?」と聞かれても、だいたい「何でもよいです」と答えます。本当に何でもいいので。

すると「俺も何でもよい」と返答されるので、僕が適当に「じゃあ◯◯で!」と思い付きで決めると「それはヤダ」と必ず言われます。

僕はイジメられているのでしょうか?


■粗方先生のお答え

心配するな。

「ジャブジャブ大作戦」など、漫画「パチスロ7」の仕事でよく四帖半と一緒になる俺の親戚の嵐も、全く同じことを言われると言っていたぞ。

嵐曰く…

「彼(四帖半)は優柔不断なくせにワガママなだけだから、決して悪気があってああいうリアクションをしているワケではない」

だそうだ。

自分ではお店を決められない。

かといって、誰かが提案した場所があまり行きたくないお店だったら、そこで妥協もしたくない。

つくづく面倒くさい男だ。

そんな男と、ほぼ毎日一緒に昼食を取らなければいけないお前には同情を禁じ得ない。

だからお前には、嵐が四帖半との長年の付き合いのなかで導き出した正解の場所、「約束の地」を1つ教えてやろう。

小僧、とりあえず「満月蘆」に行け。

※満月蘆(まんげつろう)…新宿にある美味しい中華料理屋さん


あそこに誘っておけば十中八九、四帖半は満足して同行してくるようだ。

だが、もしお前が誘ったタイミングで、ヤツが…

「それはヤダ。昨日も一昨日も食べたから」

とか言ってきたら…

小僧、とりあえずその時は全力で殴ってヨシだ。



■編集『メガネ』さんからのご相談

イラスト:藤波俊彦


先生、こんにちは。私は「某お悩み相談コーナー」を担当しているのですが、「アナ●にフリスクを入れると気持ちいいって本当ですか?」というような、コラムには到底書けない、エグい角度のシモネタばかりが送られてきます。どうすれば普通のお悩みが増えるのでしょうか?

それから、担当している某ライターさんに原稿の催促をすると、3回に1回は「パソコンの調子が悪くって…」とパソコンのモニターがフリーズした写真を送ってきやがります。いったい彼はいつパソコンを買い換えるのでしょうか?

どうか真摯にお答えください。


■粗方先生のお答え

まともな悩みや相談を増やしたいなら、もっと気品と品格のあるライターに担当を代えるべきだろう。

…だが、読者が下ネタを、言わば日々の生活のなかで秘めたる本音をぶつけやすいライターが担当しているような現状なら、俺は無理して代える必要はないと思うがな。

あと、形あるものはいつか壊れる。

「諸行無常」の理だな。

それはパソコンとて例外ではない。

むしろ調子が悪くても使い続ける、物を大切にするその精神と、なによりパソコンの調子が悪くなるくらいまで日々仕事に励んでいるその姿勢は称賛に価する、と俺は思う。

だから小僧、とりあえずそのライターとやらを「いつも頑張っていて偉いな」と全力で褒めてやれ。

たぶんソイツは「褒めて伸びる」タイプだ。間違いない。

ついでに言うと、締め切りもちょっと待ってやるくらいな寛容な精神で接してやると、もっともっと伸びるかもしれないぞ。



「…なに言うてんの、キミは!?」

「いや、そうじゃないかな〜と本気で思ったので(汗)」

「アンタが褒めたり野放しにして伸びるタイプなワケないやろ。野放しにしてたらこのコラムもいつまで経ってもアップされへんし、本も出なくなるわ、間違いなく!!」

「そ、そこまでじゃないですよ? 締め切りだって、一応は…」

「一応は?」

「3日遅れくらいで、ちゃんと送ってますし。ハハハ」

「…俺が必勝本編集部を代表して、アンタの体に『諸行無常の理』を叩き込んだろうか、ホンマに(怒)」

「慎んでご遠慮させて頂きます」





アナタの悩みを自称ハードボイルド「嵐」が親身になって解決に導いたり導かなかったりします!

夜10時からGODに突っ込むくらいの気持ちでドシドシお悩みを送ってください!

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