ホールから苦情が殺到!? 小当たりRUSH出玉疑惑の真相

シリーズ名
業界最前線パチンコ・パチスロ新機種発表会 (不定期更新)
話数
第386回
著者
宇惨臭蔵

カイジHIGH&LOW導入後にホールから苦情が殺到

小当たりRUSHによる圧倒的な出玉性能とコンテンツの人気で、大量導入したホールも多い高尾の「パチンコCR弾球黙示録カイジ HIGH&LOW」。6月上旬に導入されると同時に多くの打ち手から支持を得たのだが、それから程なくしてホールからメーカーへ苦情が殺到することとなる。

その苦情の内容は、本機のセールスポイントである小当たりRUSHの実数値が、当初聞いていた予測値を大きく下回っているというもの。つまりカラすぎるということだった。

カイジHIGH&LOWの小当たりRUSH出玉が少なすぎる

本機をショールームで試打した際には、小当たりRUSH中、1回小当たりに当選するたびに約20個ずつ玉が増えていった。これが約1/112の大当たりに当選するまで継続(大当たり時も50%で小当たりRUSHが継続)するので、一撃○万発も十分射程圏内だったのだが、実際ホールに導入して稼働した数値を見てみると、1回の小当たりで11、12個程度しか増えていない。小当たりRUSHが出玉増加のメイン契機となっている本機において、この差は致命的となる。

これはショールームに置いてあった見本機と、実際の運用機では仕様がまるで違っていたことを意味している。それに気付いたホールが次々にメーカーに問い合わせたのだ。

カイジHIGH&LOW小当たりRUSHの真相は開発と営業の認識のズレ

この事態を受けて、本日6/26に高尾が説明文を出した。その内容を要約すると以下の通り。

●開発サイドはRUSH中の純増個数というのは「小当たりRUSH」単体ではなく、大当たりも含む「圧倒的RUSH」中のものと認識していた
※1回転あたりの純増は小当たりRUSH+16R大当たりの合算値だった

●開発サイドがそのことを営業サイドに伝えた際、営業サイドはその数値を「小当たりRUSH」単体の純増個数と解釈してしまい、それに応じた見本機を作成した

●そして小当たりRUSHの純増が実際の運用機より遥かに多い見本機がショールームに並んだ

●型式試験に持ち込んだ機械は実際にホールに導入されている運用機と同じ仕様のため、営業で使用する分には何ら問題ない

…というもの。つまり開発サイドから営業サイドに仕様を伝える際の連携ミスにより、ホール関係者に誤解を与えてしまったということだ。

カイジHIGH&LOW問題の補償は20万での下取りのみ

高尾は再発防止に向けて対策委員会を立ち上げるとともに、当該機種については、恒久的に1台あたり20万円で下取りするという。また、すぐに導入可能な代替機種も用意しているとのこと。

本機を導入したホールは、果たしてこの理由と補償内容に納得できるのだろうか。まだまだ尾を引きそうなこの問題だが、今後のホール、及びメーカーの動向にも注目したい。