「良い台が見つからないのに無理やり打つ病」を直さない限り、借金は減らない

シリーズ名
バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
話数
第18回
著者
SF〇野
「いやー、マジでドキドキしたわい!」

「アレ? 色々ドキドキしすぎてドキドキに対する耐性が高い塩野さんがドキドキするなんて珍しいですね。どうしたんですか?」

「だからいちいち的確な指摘はやめろ。いやな、こないだ家族総出で冬用タイヤを夏用に交換しにいったわけさ」

「ほうほう」

「で、カーショップに行く途中で『例の場所』を通過したわけよ」

「例の場所…というと?」

「無●くんの前な」


「1/29のコラムで出てきたヤツですね。別にいいじゃないですか、素通りすれば」

「そうなんだけど、なぜだか動悸がしてな。さらに娘が爆弾発言を…」

「マジっすか! 触れてほしくないのに…」

「『ママー、こんなところにア●レがあるね!』とな」

「ア●レっていうと、スーパーマーケットですよね?」

「いつもなら『ア●ムとア●レ…って全然違うだろ、お前!』ってな具合で鋭く突っ込むところだが…」

「突っ込むことで話を広げたくないですよね(汗)。奥様の反応はどうでした?」

「『まだあるんだね、こういうの』と言っていた」

「うおーーーーー! それはまた激アツな反応!」

「俺への疑いを持っていないと思われるその言葉に危機は脱した……と胸をなでおろしたと同時に、これはバレたら大変なことになるぞ、と」

「奥様の受け入れ準備がまるでないという意味で、ますますバレたらヤバい…ですね」

「『まさか借りてないでしょうね?』と質問されたらどう応答するかも考えた」

「どう答えるつもりで?」

「どうもこうも『そだねー』とでも言おうかと」

「全然ダメじゃないですか! 話が広がっちゃいますよ、そんなこと言ったら」

「あの瞬間はスリリングだったな」

「まったく、僕は情けないですよ。早く返済しないと!」

「情けないつながりで言えば、吉祥寺での行動も情けなかったなぁ…(汗)」

「なんすか、唐突に」

「いっとき、吉祥寺で遊ぶことがブームになっていたときがあってだな」

「某3Kさん(4/23コラム参照)たちとですね」

「新宿界隈で飲む→吉祥寺に向かう→朝までコースという流れだったんだが…」

「そこで何が?」

「ある日にオッパブに行ったんだな。そしてオッパブであるにも関わらず太ももに顔を挟んでもらったわけね」

「それは確かに情けない…って、オッパブなんですから、オッパイに興味を示しましょうよ!」

「だから前にも言っただろ。俺はパイ乙に興味がないんだって」

「なら、どうしてそういった場所に行くんすか!」

「付き合いだよ、付き合い。おっぱい星人って多いと思わないか?」

「確かに多いとは思いますけど」

「突然、巨乳が迫ってきて『どう?』とか言われても『く、苦しい』としか言えんよ」

「ギャハハハハ! かといって、太ももっていうのも…」

「お願いするんだよ『ちょっとだけ』って(笑)」

「挟んで! と?」

「お前が言うと変態っぽいな(笑)」

「アナタに言われたくない」

「まぁそんな感じで挟んでもらうわけだが…」

「ムラムラしちゃいますよね」

「さすが、しゃっく。話が早い。そうなんだよ。芳しい香りがするし、当然一発決めたいということでお願いしてみたんだな」

「また、ですか? お願いボーイですね、塩野さんは。で、どんな願いを?」

「お店が終わったら会おうか…って」

「出たー。運留さん方式ですね! で、返答はどうでした?」

「快諾された」

「オッパブ嬢をお持ち帰り! って、全然情けなくないじゃないですか」

「そういうことなんで、俺はその旨を皆に伝えて単独行動を取り、お店が終わる時間…確か午前5時頃だったと思うが、その時間までマックで時間を潰していたわけだ」

「順調そのもので話がツマラナイんですけど」

「まぁ、最後まで話を聞け」

「さっきから聞いてますよ」

「マックで待っている間もちょくちょくやり取りしていたんだが、音信が突然なくなってな」

「マジですか?」

「時間にして朝の6時頃だったか」

「もう通勤の時間帯ですね」

「マックの客層も怪しい人間から真っ当な人たちに変わってきてな、俺は何をやっているんだ…という」

「おいおいここまで待たせてそれはねーだろー! って思いますよね?」

「だろ? で、俺は諦めてバスに乗ったわけさ」

「塩野さん、お気持ちお察ししまっす!」

「嬉しそうじゃないか」

「そんなことは断じてないですけど、それでこそ塩野さんっすよ!」

「が、スーツに紛れてバスに揺れている俺に朗報が」

「えっ!?」

「なんと、オッパブ嬢から『ごめんねー、ずっと話込んでいて今終わったよ!』みたいなメッセージが!」

「うおーーーーー! もうその話聞きたくねー!」

「吉祥寺駅から30分くらいかな、自宅方面に向かっていたんだが、迷わず引き返した」

「もう聞きたくない! 羨ましすぎるーーー!」

「ガハハハ! まさに代打逆転満塁ホームラン。ってな感じ(笑)」

「で、どうしたんすか(←投げやり)。やっぱりホテルに行ったんすか!」

「再び音信不通に……(T_T)」

「マジかーーーーーーーー!(喜)」

「ぶっ殺す!!!!!!」

「なんなんですか、その展開。そんなことあるんですか?」

「まぁ、そんなもんだよな。その気があるように見せて指名させる気だろ」

「ちなみにその後に指名はしたんですか?」

「するわけねーだろ。だいたい、顔を覚えていないw」

「えっ? 可愛くなかったんですか?」

「太ももしか見てなかった…」

「な、情けない…。ただやりたかっただけですか!」

「そういうのと違う。でもな、喜び勇んで戻って音信不通で朝の9時。眠いんだけど、精神は覚醒しているから変な気持ちでまた同じバスに乗って帰宅という、稀有な体験をくれたあのバカ女に感謝したい」

「随分と怨念がこもっているように思えますが…」

「気をつけよう、オッパブ嬢の 胸と虚言」

「今回もバッチリ決まりましたね」

「ほっとけ!」

「また来週〜!」


収支報告

●前回の報告〜4/26
いつ何を打ったのか忘れてしまったが、所持金がなくなる。

-100000円(期間トータル)


●4/27
なけなしの24000円を持って「ヤマトONLY ONE」で一発勝負。残金3000円になって、2枚目も仕方なし…と諦めかけていたところで奇跡の17連!!! 次の初当りで14連など、40回以上当たって約2万発を獲得。

+50000円


●現在の経済状況
借入残高…496,406円(すべてア●ム株式会社)
次回返済日…H30.5/21
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
所持金…50,000円、貯玉約20個、貯メダル0枚


残高が再び限度額に到達する。もう色々諦めたというか、スロットについては向いていないとしか言いようがない。

ちなみにヤマトは3.57円で1000円あたり23回転。こういう台をちょくちょく見つけられれば収支は上向くはずだが、「良い台が見つからないのに無理やり打つ病」を直さない限り、借金は減らないでしょうね。ああ、10年前に戻りたい…。