「心当たりはない」と言い切れる、そんな大人に私はなりたい

シリーズ名
バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
話数
第16回
著者
SF〇野
SF塩野(以下・塩)「先日の話だけど、射駒さんとホールのトイレの話になってな」

しゃっく(以下・し)「タケシさんとですか?」

「そうそう。射駒さんの番組に呼んでもらったときな」

「で、どんな話を?」

「まずトイレで手を洗わない人が多い、って話になったわけだよ」

「ほうほう、確かに手を洗わずに出て行く人は多いかもしれないですね」

「だろ? そういう人が触ったハンドルやレバーを握ったり叩いたりしているわけだ、俺たちは」

「そう思うと、ますます手を洗いたくなりますね」

「そしたら射駒さんからおもしろ話が出てきたわけ。ナント、射駒さんは用を足す前に手を洗うらしく」

「マジですか?」

「そうなんだよ。で、用を足した後は洗わないと。ちなみにだけど、しゃっくは前と後、どっち派?」

「僕は後ですね」

「俺も後なんだが、聞いてみたわけだよ、そのワケを」

「したらばナント?」

「汚い手で一物を触りたくないそうだ」

「あ、でもそれはわかる気がしますね。特にスロットは手が汚れやすいですし」

「でもさ、チンコだって汚いぞ。特に俺のは」

「わかる気がしますね」

「わからないだろ! 俺のチンコを見たことねーくせに。もしかしたら芳しい香りかもしれないぞ」

「絶対しませんよ!」

「言い切ったなお前! まぁいい。つまりだな、俺たちは手もチンコも汚いわけだから、事前に洗う必要はないってことだ」

「タケシさんのは綺麗なんですかね?」

「知らねーよ、見たことないし。で、俺は思ったわけだ。この人、面白いな、と」

「タケシさんに失礼ですよ!」

「お前は俺には失礼千万なクセに射駒さんには弱腰なんだな!」

「もちろんですよ。ライターのレジェンドですから!」

「なにー!? まぁ、業界歴で言えば射駒さんのほうが長いし仕方ないにせよ、お前は俺へのリスペクトが少し足りないんじゃないか? いや、絶対に足りない」

「借金ライターをリスペクトなんかできませんし」

「なんだか悲しくなってきた」

「ちなみに塩野さんの業界歴ってどれくらいですか?」

「20年目」

「なげーーーー!」

「リスペクトね」

「編集部員スタートですよね?」

「最初の3年が編集部員、その後ライターになって17年だな」

「編集部員時代はちゃんと仕事をしていたんですか?」

「してない。打ってばっかだったぞ。ア●ムとの付き合いもそれくらいの頃からだ」

「そんなに昔からお世話に?」

「ああ。編集部員の初年度に100万円負けたからな。その後は10年以上プラス収支だったけど」

「ダメ人間っぷりは今に始まったことではないと」

「スーパージャックポットを打ちたいから会社休みます、とか言ってたな(汗)」

「パチンコ班ですよね? パチスロ実戦で会社を休むのはNGでは?」

「無論、NGだよ。しかしだな、それもこれもすべてはフランケン山科のせいなんだぞ!」

「また人のせいにして! そんなこと言ってたら山科さんに耳を引っ張られますよ」

「スロットの楽しさは山ちゃんに叩きこまれたからな」



説明しよう。フランケン山科とはSF塩野と同期入社のパチバカで編集部の重鎮。パチ&スロの両部署で活躍中であり、その知識で彼の右に出るものはいないとされる。

ちなみに彼を怒らせると『耳引っ張りの刑』に処される。



「一緒に打ちに行ったりもしたんですか?」

「打ちまくりだよ。当時は4号機全盛だったし、面白い台が豊富だったからな」

「好きな機種はあったんですか?」

「目押しがやっとできる程度になったときにハマったのはスーパージャックポット。慣れてきた頃にハマったのがJAPANだな」

「おー、あの『ジュワン』で一世を風靡した!」

「一世風靡は言いすぎだろ。しかしあの『ダダダン、ダダダン、ダダダン、ダン』みたいなCT告知には興奮してたな」

「アステカとかワードオブライツとか、当時はCT全盛でしたもんね」

「パチンコが糞つまらない時代だったから、余計にスロにハマってしまったわけだ」

「まったく仕事の話が出てきませんね(汗)」

「あ、そう言えばパチンコ以外の仕事をしたことがあるぞ」

「パチンコ以外…というと?」

「昔、『MENSパチンカー』という、しょーもない雑誌を作ったことがあってな」

「それ、聞いたことがあります」

「パチやスロ、風俗とか、世の男性諸氏が好きそうなネタを集めて作った天下のダメ雑誌」

「ギャハハハハ!」

「笑うなよ。で、俺は歌舞伎町の風俗嬢にインタビューに言ったわけだ」

「激アツ!!!」

「アツいよなー。なんなら今行きたいわ〜。でな、運留パイセンとロケハンに行ったわけです」

「ロケハンっていうと、現地の様子を調べたりするわけですけど、歌舞伎町なら必要ないですよね。編集部は新宿にあるんだし」

「わかってねーな。一応、店の雰囲気とか確認しておきたいだろーが」

「いやいやいや、絶対に抜きたいだけですよね」

「正解」

「ややや、やっぱり!」

「でさー、隣室の客が変わったヤツでな。プレイに集中できなかった覚えがある」

「???」

「『〇〇〇ちゃん、俺、四つん這いになってもいい?』とかぺちゃくちゃ喋るわけ」

「話し声が聞こえるんですか?」

「個室なんだが、部屋を仕切る壁の上部が開いているから声が丸聞こえなんだよ」

「四つん這いなら塩野さんの十八番ですやん」

「当時はそんな恥ずかしいことはしていなかったから、どんな変態野郎なんだよ! とか思っていたら…」

「ええ、ええ」

「運留パイセンだったという」

「ギャハハハハ! 予想通り!」

「俺のほうが早く終わって部屋から出たんだが、靴を外に置いておくシステムでな。靴を見たら運留のだった」

「大爆笑必至っすね」

「やっぱり風俗ってのは、仲間と行ってナンボだよ。俺も1人では行かないし」

「そうなんですか?」

「すみません、嘘をつきました。前回にお話したA子さんのときだけは1人で行ったことがあります」

「そんなにア●ルっていいものですか?」

「しゃっくも1度、頼んでみたらいいと思う。プレイの幅を広げておくことは何かと役に立つぞ」

「そうでしょうか…」

「仕事だってそうだろ。編集、ライティング、デザイン、動画編集とか、色々できたほうがいいだろ?」

「あると思います」

「天津木村かっ!」

「以上、タメになる仕事のお話でした」

「良い子は真似すんなよ。また来週〜♪」


収支報告

●4/10
某店の特定日。色々打った挙句の凱旋でGODが揃う。

凱旋での神降臨は初だったが、結果は1600枚ほど。コイツも引いてから頑張らないとダメなんだな、とかガッカリしつつチャラでホールを後にした。


(C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT


±0円


●4/7
マイホでGANTZ EXTRAを打って勝った後、スロのモンキーターン3へ。モンキーについては弱チェの落ちがよく、初当たりも2131回転で9回(1/236.8)だったし、たぶん上だと思う。勝てて良かった。

ちなみにGANTZは全然回らず。でも小当たりRUSHは楽しいねー♪


(C)奥浩哉/集英社 (C)奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会 (C)OK!!


+54,500円


●現在の経済状況
借入残高…477,941円(すべてア●ム株式会社)
次回返済日…H30.4/16
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
所持金…141,000円、貯玉約200個、貯メダル0枚


所持金が溜まってきたので、16日に3〜5万円を返済する所存。

蛇足だが、先日、編集部より連絡があり、自分宛にHさんという方から電話があったとのこと。在籍確認されるようなことはしていないが、念のためア●ムの明細を確認して返済日がまだ先であることを確認。催促の電話かもしれないし(汗)。

しかし原則、そのような電話は当人以外に来ることはないし…一体なんだったのか。こういうときに「心当たりはない」と言い切れる、そんな大人に私はなりたい。


※このコラムは2割ぐらいフィクションです