本名を言わない理由

シリーズ名
バレたら離婚 (毎週水曜日更新)
話数
第12回
著者
SF〇野
しゃっく(以下・し)「『生まれたての子鹿』が代名詞となっている塩野さんに質問です」

SF塩野(以下・塩)「代名詞になんてなってないから。しかも俺は人間だし」

「それではダメ人間の塩野さんに…」

「うるせーよ! 質問って何なの!?」

「……(笑)。風俗デビューっていつ頃ですか?」

「……(汗)。そもそも何でいきなりその質問なわけ?」

「ふと気になったんですよ。子鹿になる過程で何があったのかを。きっと何かつらいことがあって子鹿になってしまったのではないかと…」

「『なってしまった』って余計なお世話だよ(笑)。ちなみにデビューは19歳です」

「高校卒業後ですよね? 友人と一緒に…って感じですか」

「無理やり連れて行かれたんだな、吉原に」

「デビュー戦がいきなり吉原ですか!!!」

「バイト先がゴルフ屋さんってのもあって、月イチのペースで皆でゴルフに行ってたんだが…」

「ゴルフと吉原がつながりませんね」

「そのゴルフ屋さんってのが上野にあって、そこの店長がそういうのが好きでな。ゴルフ→吉原→焼肉というフルコースをいつもゴチになっていたわけ。上野と吉原って近いじゃん?」

「確かに同じ台東区ですから近いですけど、吉原ゴチとはまた豪勢ですね」

「その代わりと言っては何だが、俺はいつも自車を出しての運転手だったよ。で、その車で吉原に乗り付けるわけさ」

「吉原って車で行けるんですか? 大抵は最寄り駅からの送迎とかタクシーというイメージですが」

「俺は逆に自車でしか行ったことがない。店の前に乗り付けて、後はお店の人任せ。恐らく上客だからそういう対応をしてくれていたと思うぞ」

「かなり頻繁に通っていたんですね」

「俺の記憶だけでも10回以上は行ってるからな。そして1回のプレイ料金が6万円…」

「ろ、6万円!?」

「糞高いと思うが、全部ゴチだからな」

「羨ましすぎますね。そんなことなら僕、運転でもなんでもやります、はい!」

「そう思うだろ? でもな、朝5時とかに店長をお迎えに上がり、ゴルフ場まで運転。帰路は眠くても吉原まで運転。そして焼肉では散々食べて『もう入らない』って言ってるのに、まだ大盛りライスを食わされる。縦の関係に厳しい社風だったから断りきれなかったんだよな。ゴルフの最中に吉原に行くって聞いて『俺は行かなくてもいいんですよね?』とか質問した記憶があるわ」

「イヤなら来なくていいよ、とか言われなくて良かったですね(笑)」

「本当だな。その時は嫌だったが、今となってはおっかない店長で良かったわ(笑)。しかし最初は緊張したなー。きちんと勃つのだろうか、きちんとイカせられるのだろうか、とか」

「そこかいっ!」

「は、恥ずかしいっす(笑)。でもな、そこで風俗での遊び方の基本…シキタリみたいなものを学んだ気がするぞ。例えば……名前とかな」

「名前?」

「お客様のお名前は? って指名時にボーイさんに聞かれるんだが、みんな本名を言わないんだよ」

「やっぱりバレるとマズいからですかね?」

「お忍びで行く人も多いからじゃないの? よくわからないが。ちにみに当時の俺は『野村』と名乗っていた」

「の、野村? 何故に野村ですか?」

「好きな野球選手が広島カープの野村選手だったから」

「ギャハハハ! って、野村さんに謝れ!!!」

「名前を変えるだなんて風習は知らなかったし、みんな普通に通名をボーイに伝えていたから『そ、そういうことなの?』ってな感じで、とっさに思い浮かんだのが野村という…」

「面白すぎますよ、アナタ」

「女の子の準備ができるとボーイさんが片膝をついて『野村様…』って呼ぶんだけど、しばらく自分のことだと気づかないんだよな(汗)。何度か呼ばれた挙句に『ははは、はい!』みたいな(笑)」

「タートルネックボ〜イ♪」

「………」

「俺はクルーネックです」

「お前のチンコの状態とかどうでもいいから!」

「これまた手厳しいですなぁ、野村さん(笑)。ちなみにプレイ内容はどんな塩梅で?」

「記憶が曖昧なんだが、90分くらいだったかなぁ。女性の年齢層が比較的高くて、内容は風呂→ベット→マット」

「年齢層が高いってことは、テクも相当でしょうね」

「This isプロフェッショナル。俺は最後まで『生』だと勘違いしていて、確認した覚えがある」

「女性に『生』でいいんですかって?」

「そうそう(笑)。付けられていたことに気づいてなかったんだな、俺は」

「青いですねぇ」

「青すぎて向こう側が透けて見えそうだが、無事にデビュー戦を乗り切ってからは『今日も19番ホール、行っちゃうんですか?』とか、こっちから店長に確認してみたり」

「2度目からはウキウキっすよね」

「自分の金ではいけないからな。また行きたいっす」

「社会人になってからは?」

「6万なんて普通に払えないだろ。そこそこの風俗に3回は行ける値段だし。こだわりもそこまでないからな」

「しれっとウソはダメだぞ、野村ぁぁ!」

「不肖野村、神に誓ってウソはついておりません!」

「野村らしくないぞぉ!」

「できれば太ももに挟まれたいですっ!」

「そっち側の人間か! もっと大きな声でっ!」

「絞め落としてくださいっ!」

「声がでかい! この変態野郎が!」





「……これ、パチンココラムだよな。本当にこんな内容でいいのか、甚だ疑問なんだが」

「同感です、野村さん」

「だから野村さんに謝れ!」

「失礼しました〜」



収支報告

●3/13
必勝本CLIMAXのデータ採取でCRのほうのバジリスクで20000個、その後に番長3の超番長ボーナスで1000枚ちょっと。勝ちはしたが、良い台を打った手応えなし。本来こういう運勝ちは喜び半減だが、今はそんなことはどうでもいい。ただありがたい。

+60,000円


(C)山田風太郎・せがわまさき・講談社/GONZO (C)UNIVERSAL ENTERTAINMENT



●3/15
朝イチにCRの不二子で2連するもボーダー+1回転程度だったので即ヤメ。強い日の前日はメイン以外のシマに設定が入る可能性があるので、その後はスロコーナーをチェック。

北斗強敵の朝イチ高確っぽい台で当たるも単発。その後エウレカAOへ移動すると、1300枚ほど出たところで、


(C)2012 BONES/Project EUREKA AO.MBS (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)Sammy


サミートロフィーの銅が出現。否定されるのは設定1のみと微妙だが、ここでBARが揃う中段チェリーBが降臨!


(C)2012 BONES/Project EUREKA AO.MBS (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. (C)Sammy


V3モードを皮切りにトータルで5500枚を頂戴し、1000枚ほど打ち込んでヤメ。

その後パチンコのシマに戻り、回転率を確認すべく貯玉でCRサイボーグ009VSデビルマンを打つと、プレミア保留が出現して2連。

またまたスロのシマに戻って、番長3のベルカウンター28回(緑)の台を打つも32回での対決に敗北。しかし直後に商店街(夜)に移行したので次回対決まで続行しようとしたら、数回転後にプチュン♪

時間は21時30分。焦ってしまいそうな展開だが、低設定は超番長ボーナススタートでも1000枚程度で終わることも珍しくない。一応、高速で消化すると想定内の1600枚で終了。まぁよく頑張ったほうでしょ、ってことで閉店10分前に取り切って実戦終了。

+90,000円


(C)DAITO GIKEN,INC.



●現在の経済状況
借入残高…499,243円(すべてア●ム株式会社)
次回返済日…H30.3/13
次回返済額…15,000円←前回と変わらず
所持金…201,000円+貯玉約3000個+貯メダルほぼ0枚

2日という短期間のうちにバジリスクで20000発、超番長×2、V3モードを引くという神がかった展開のおかげで所持金はだいぶ増えたが、これを全額返済に充てても完済には30万円足りない…という現状を考えると悲しくなる。

ただ、スランプは脱したような気がするので、コツコツ返済して早く普通の人間に戻りたい(汗)。


※このコラムは2割ぐらいフィクションです