DVD時代について業界関係者や読者、視聴者に伝えたいこと

シリーズ名
町民プールで鮪釣り (毎週火曜日更新)
話数
第115回
著者
ラッシー


5月2日に「パチスロ7大都市伝説」というDVDが辰巳出版より発売されました。ご覧頂けたでしょうか? 俺はDVD内の3番組+αに出演しておりますが、実は演出・制作・動画編集スタッフも兼任しておりました。ところどころ台本も書いたりしています。

今回は昨今の「DVD時代」に対する本音を語っていきます。


[1]近年のDVD制作

パチスロライターなんて、いち演者としてやっていればいい。そんな時代はとっくに終わりました。今はライターも制作に加わり、企画段階から参加する時代です。特に珍しくもなんともありません。

たとえば「パチスロ必勝本男」は嵐さん・くりが企画段階から参加していますし、飄くんも別のDVDに企画段階から参加しています。今後も続々とライタープロデュースのDVDがリリースされることでしょう。今回の「パチスロ7大都市伝説」で制作にかかわったライターは俺だけですが。


[2]パチスロDVD多すぎ問題

最近ライター同士やスタッフ陣と酒を飲むと、必ず話題に挙がるのがコレ。これはウチ(辰巳出版グループ)に限ったことじゃなく、PSメディア業界全体ね。DVDがたくさん出せるのは良いことだと思うし、いち演者・スタッフとしても嬉しいですよ。でもね、重要なのは「質」なんじゃないかと。要するに企画内容です。

パチンコ・パチスロを打つだけなら、無料動画と違いはありません。DVD商品として販売するのなら、ただ漠然とパチンコ・パチスロを打つだけではダメでしょう。しかしながら、似たような企画のDVDが世に溢れているのが現状です。

タイトルも演者も全く違うのに、前にも観たような気がする。そんな感想を抱いたことはナイでしょうか? ハッキリ言って駄作を延々と作り続けるようなら、この業界に未来はないと思います。視聴者が離れ、DVDは売れなくなるでしょう。

では、どうすればいいのか——


[3]個性的な企画を作る

単純に「このDVDでしか見られない」という番組を作るべき。

今は素人だってカメラとパソコンがあればパチンコ・パチスロ動画を作れる時代です。クオリティーを気にしないなら、パソコンすら必要ないかもしれません。スマホで撮ってスマホで編集ということも可能ではありますからね。DVDの動画には、そういった動画との差別化が必要なのです。たとえば今回の「パチスロ7大都市伝説」では…



有名な超常現象研究家やスピリチュアルカウンセラー、現役のご住職に出演して頂いてます。これはなかなか個人が作る動画では難しいでしょう。もちろん大物ユーチューバーなら可能でしょうが。DVDを商品として売るならば、こういう「他では見られない」を提供しないと。


[4]DVDの理想形

「俺、あのDVD持ってるんだぜ」って自慢できるような、コレクション魂をくすぐるDVDを作っていきたい。

これは必勝本の先輩の言葉です。まさにその通り! すぐに捨てられるようなモノじゃダメ。購入者がコレクションとしてずっと手元に置いておきたくなるようなDVDを作るべし! 俺も蒐集(しゅうしゅう)癖があるから分かります。気に入ったゲームは、たとえハードがなくなっても手元に置いていますし。

また数年後に見返したくなるようなコンテンツを作るべきでしょう。


[5]変わりゆくライターの仕事

ライターの「演者」としての仕事内容も変わりましたね。ただパチンコ・パチスロを実戦するだけでなく「演じる」ことも必要になってきました。「芸人や役者じゃないんだから、そんなことできません」なんて言ってられない。色モノ企画に呼ばれたら、スッとその役に入り込む能力が必要です。

まあ、これは俺もまだまだ勉強中ですがね。もちろん上手く役を演じられれば、それだけでいいわけではありません。パチンコ・パチスロに対する知識は前提としてないとダメですから。


[6]個人的なDVD買いかた

「これだ!」と思うDVDを見つけたら、たとえ競合他誌のDVDでも買っちゃいます。もちろん中にはハズレもありますが、後悔はしません。自分が納得したモノしか買わないのでね。最近は予告編PVもあるので、それを参考にするのもいいでしょう。



DVDを買って頂けるのは嬉しいですが、昨今のリリース頻度を考えると全て買うのは難しいと思います。「○○ちゃんのファンだから、出演作は無条件で全部買う」なんて買いかたをしているとキリがない。前に観た内容とほとんど同じ内容を、もう1度観たいですか? 俺ならノー。もちろん面白かった作品の続編なら大歓迎だけど。


今回言いたかったことをまとめると…

【業界関係者へ】
質にこだわり切磋琢磨しましょう! 良いモノが出来たら競合他誌でも素直に褒めます。もちろん嫉妬はするけど、それが次作への原動力になる。


【読者・視聴者のみなさんへ】
推しのライターが出演しているDVDを無条件で「買わされる」のはヤメにしませんか。予告編PVや告知・宣伝の内容から吟味し、納得したDVDだけを買いましょう。懐へのダメージやストレスが軽減するハズです。もちろんパチスロ必勝本・パチスロ極編集部のスタッフ・ライターは、コレクションしたくなるようなDVD作りを心掛けていきます。