【高設定の入れ方の法則】パチスロは角2に高設定が入りやすい理由がコチラ!
- シリーズ名
- 現役ホールマネージャーだけど、なんか聞きたいことある? (毎週日曜日更新)
- 話数
- 第102回
- 著者
- アタマキタ
今週は接客態度、設定の入れ方、音量問題についての質問にお答えしていこうと思う。
【ヒキ弱消防士さんのご質問】
僕が通っているホールは、コインを計数する際に店員が客におしぼりを渡すのですが、僕が計数する時には絶対におしぼりを渡さない店員が3人います。その内の1人は役職があるホールマネージャーです。
そのホールは、ほぼ毎日据え置きで、高設定には期待できないのですが、再プレイが無制限なので会社帰りにハイエナや甘い台を打ち、毎年100万円くらい勝たせて貰っています。
ホールにいる時はマナーや態度には気をつけており、問題を起こしたこともないので、おしぼりを渡さないという仕打ちをされる理由が分かりません。
やはり勝っているからブラックリストみたいなものに載っているんでしょうか? 他の客には普通におしぼりを渡しているのを見ているので、流すたびに気分が悪くなります。
【回答】
サラリーマンの方でも立ち回りが上手な方がいて、普段は夕方からだが土日は朝からという顧客は多い。
その方々は店にとって非常にありがたい顧客であり、例え収支がプラスであったとしても、何も問題がないと考えるのが至って普通だと思えるのだが…。
ということで、単なる接客のムラではないだろうか?
会員カードでの収支確認は、そもそもそれほど正しい数字だとは思っていない。例え貯玉を使用していたとしても、ユニットに会員カードを差した状態でなければ現金の出し入れは把握できないため、結局正しい収支など確認できないからだ。だから、顧客の収支を特定する意味もないということである。
もし仮にホールが顧客の収支を気にするとすれば、それは打ち子集団に荒らされているかもしれないと感じた時くらいだろう。どのようなメンバー構成で、どのような機種をどんな風に打ち、全体の収支はどれくらいか? ということを確認するためだ。それでも普通に笑顔でおしぼりは渡す。そんな嫌がらせをしても、全く意味がないからな(苦笑)。
そこでヒキ弱消防士さんに提案したいのだが、今度コインを流す時に、自分から「おしぼりはくれないのか?」と言ってみたらどうだろうか?
「この店はスタッフによって接客にムラがあって、おしぼりを出したり出さなかったりするんで、気を付けてね」と。
多分「すみません」と言って、普通におしぼりを渡すだろう(笑)。
パチンコ、パチスロは楽しみに来ているというのは綺麗ごとで、みんな勝ちたくて来ているはずだ。だからこそ勝ち負けで店員の態度が変わるなど、俺には理解しがたい話である。
【しまきりんさんのご質問】
私はパチスロの忍魂暁をよく打つのですが、近所にある3つのホール全てが「バラエティコーナーの角から2番目」に忍魂暁を設置しています。そしてその隣である角台には花の慶次があります。
たまたまなのかもしれませんが、バラエティコーナーにも何か基準や法則みたいなものがあるのでしょうか? そのような台の設置にまつわるエピソードなどがあれば教えて教えて下さい。
【回答】
しまきりんさん! なかなか鋭い!
店の角台はとにかく花形と言える場所だ。始発の電車などで、角の席から順番に埋まっていくことが多いことからも分かるとおり、人間の心理的なものでも角を選ぶ人は多いのだろう。
ということもあるので、稼働の担保が1番取れるところに新台や人気機種を置くというのは、パチンコ店の常套手段だと言えよう。
ただし、気を付けなくてはならないのは、稼働する場所だからこそ、回収率も高いということ。本気で抜こうと考えたら、稼働する角台はやりやすいからだ。
とある店舗では角割数というものが存在していて、設置されている機種は関係なく、角台だけの出玉を集計するらしい。そして、「土日は角台を絶対出すな!!」とかいう至上命令が上から降ってくることもあるようだ(笑)。
だから「新台の角台、土日の角台には近付かない方が得策」というのが俺の考えだ。
逆に、平日に必ず高設定を入れているコーナー(ジャグラーシリーズなど)では、積極的に角台を狙っていった方がいいと思う。
そして、実は角台の隣も高設定が入っていることが多い。いわゆる2番目という場所。逆に高設定が入っていないのが3番目。
これはどういうことか?
簡単に言うと、角台を基準に考えた場合、満席のコーナーでもない限り、角台が座られていたら、次に座りやすい場所は3番目になり、もしも角台と3番目を出してしまったら、2番目は稼働しない恐れがあるためだ。
そこで設定を入れるときに、
角台…高、2番目…高、3番目…低
角台…低、2番目…高、3番目…高
といった入れ方をすることが多い。
2番目に高設定を入れておくと、仮に夕方まで稼働しなくても、稼働が上がる夕方以降に来たサラリーマンが2番目に座り、高設定を掴む…ということに繋がるからだ。
人間心理は不思議なもので、角台が出ていたら隣は出ないと思い込んで、3番目に座るという行動をとる客がほとんど。しかしそれは回収されるパターンだと言えるだろう。
店舗によって考え方は様々なので一概には言えないが、2番目にこそ高設定台が入っているパターンも多いので、それを意識して立ち回ってみたらいかがだろうか。
【カズヤさんのご質問】
なんでメーカーはあんなバカデカい音量の機種ばかり作るのでしょうか?
隣で音量MAXで打たれると頭が痛くて仕方ありません。自分で打つ時は両隣の音量も下げておくのですが、時間が経つと音量が元に戻る機種もあるし、わざわざ自分で音量をMAXにして打つ人もいて、いつもイライラしています。
そんな人たちは普段自宅でテレビを観る時とかも音量MAXなのか(笑)。ホール側で何か呼び掛けることはできないのでしょうか?
【回答】
これは非常に難しい問題と言えるだろう。
機種の設置の仕方がおかしな店はたくさんあり、沖ドキの背中に番長や政宗があると、俺もイラッとして長時間打つ気にならない。
まずは店の台の設置の仕方だと思うが、パチンコ、パチスロともに音量が変更できる機能が付いている機種は、お客様自身で音量等を自由に変更していい仕様だけに、それを店側が制限するような注意は難しいだろう。
ただ、MAX時の音量に関しては、各メーカーでその音量のレベル設定をもっと下げてもいいと思っている。
数年前のことだが、各メーカーが足並みを揃えてパチンコの音量を下げた機種を開発したことがあった。しかし、それをぶっちぎって販売したメーカーの機種だけがヒットして、その他のメーカーの機種は撃沈したという事実がある。
足並みを揃えたメーカーは、それ以来そのことがトラウマになり、結局音量の仕様を戻して、またもやうるさい機種ばかりになってしまったのは事実(苦笑)。
カズヤさんには大変申し訳ないのだが、耳栓などの自衛手段を取って頂くしか、今は方法がないのではなかろうか。
ではまた来週!
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【ヒキ弱消防士さんのご質問】
僕が通っているホールは、コインを計数する際に店員が客におしぼりを渡すのですが、僕が計数する時には絶対におしぼりを渡さない店員が3人います。その内の1人は役職があるホールマネージャーです。
そのホールは、ほぼ毎日据え置きで、高設定には期待できないのですが、再プレイが無制限なので会社帰りにハイエナや甘い台を打ち、毎年100万円くらい勝たせて貰っています。
ホールにいる時はマナーや態度には気をつけており、問題を起こしたこともないので、おしぼりを渡さないという仕打ちをされる理由が分かりません。
やはり勝っているからブラックリストみたいなものに載っているんでしょうか? 他の客には普通におしぼりを渡しているのを見ているので、流すたびに気分が悪くなります。
【回答】
サラリーマンの方でも立ち回りが上手な方がいて、普段は夕方からだが土日は朝からという顧客は多い。
その方々は店にとって非常にありがたい顧客であり、例え収支がプラスであったとしても、何も問題がないと考えるのが至って普通だと思えるのだが…。
ということで、単なる接客のムラではないだろうか?
会員カードでの収支確認は、そもそもそれほど正しい数字だとは思っていない。例え貯玉を使用していたとしても、ユニットに会員カードを差した状態でなければ現金の出し入れは把握できないため、結局正しい収支など確認できないからだ。だから、顧客の収支を特定する意味もないということである。
もし仮にホールが顧客の収支を気にするとすれば、それは打ち子集団に荒らされているかもしれないと感じた時くらいだろう。どのようなメンバー構成で、どのような機種をどんな風に打ち、全体の収支はどれくらいか? ということを確認するためだ。それでも普通に笑顔でおしぼりは渡す。そんな嫌がらせをしても、全く意味がないからな(苦笑)。
そこでヒキ弱消防士さんに提案したいのだが、今度コインを流す時に、自分から「おしぼりはくれないのか?」と言ってみたらどうだろうか?
「この店はスタッフによって接客にムラがあって、おしぼりを出したり出さなかったりするんで、気を付けてね」と。
多分「すみません」と言って、普通におしぼりを渡すだろう(笑)。
パチンコ、パチスロは楽しみに来ているというのは綺麗ごとで、みんな勝ちたくて来ているはずだ。だからこそ勝ち負けで店員の態度が変わるなど、俺には理解しがたい話である。
【しまきりんさんのご質問】
私はパチスロの忍魂暁をよく打つのですが、近所にある3つのホール全てが「バラエティコーナーの角から2番目」に忍魂暁を設置しています。そしてその隣である角台には花の慶次があります。
たまたまなのかもしれませんが、バラエティコーナーにも何か基準や法則みたいなものがあるのでしょうか? そのような台の設置にまつわるエピソードなどがあれば教えて教えて下さい。
【回答】
しまきりんさん! なかなか鋭い!
店の角台はとにかく花形と言える場所だ。始発の電車などで、角の席から順番に埋まっていくことが多いことからも分かるとおり、人間の心理的なものでも角を選ぶ人は多いのだろう。
ということもあるので、稼働の担保が1番取れるところに新台や人気機種を置くというのは、パチンコ店の常套手段だと言えよう。
ただし、気を付けなくてはならないのは、稼働する場所だからこそ、回収率も高いということ。本気で抜こうと考えたら、稼働する角台はやりやすいからだ。
とある店舗では角割数というものが存在していて、設置されている機種は関係なく、角台だけの出玉を集計するらしい。そして、「土日は角台を絶対出すな!!」とかいう至上命令が上から降ってくることもあるようだ(笑)。
だから「新台の角台、土日の角台には近付かない方が得策」というのが俺の考えだ。
逆に、平日に必ず高設定を入れているコーナー(ジャグラーシリーズなど)では、積極的に角台を狙っていった方がいいと思う。
そして、実は角台の隣も高設定が入っていることが多い。いわゆる2番目という場所。逆に高設定が入っていないのが3番目。
これはどういうことか?
簡単に言うと、角台を基準に考えた場合、満席のコーナーでもない限り、角台が座られていたら、次に座りやすい場所は3番目になり、もしも角台と3番目を出してしまったら、2番目は稼働しない恐れがあるためだ。
そこで設定を入れるときに、
角台…高、2番目…高、3番目…低
角台…低、2番目…高、3番目…高
といった入れ方をすることが多い。
2番目に高設定を入れておくと、仮に夕方まで稼働しなくても、稼働が上がる夕方以降に来たサラリーマンが2番目に座り、高設定を掴む…ということに繋がるからだ。
人間心理は不思議なもので、角台が出ていたら隣は出ないと思い込んで、3番目に座るという行動をとる客がほとんど。しかしそれは回収されるパターンだと言えるだろう。
店舗によって考え方は様々なので一概には言えないが、2番目にこそ高設定台が入っているパターンも多いので、それを意識して立ち回ってみたらいかがだろうか。
【カズヤさんのご質問】
なんでメーカーはあんなバカデカい音量の機種ばかり作るのでしょうか?
隣で音量MAXで打たれると頭が痛くて仕方ありません。自分で打つ時は両隣の音量も下げておくのですが、時間が経つと音量が元に戻る機種もあるし、わざわざ自分で音量をMAXにして打つ人もいて、いつもイライラしています。
そんな人たちは普段自宅でテレビを観る時とかも音量MAXなのか(笑)。ホール側で何か呼び掛けることはできないのでしょうか?
【回答】
これは非常に難しい問題と言えるだろう。
機種の設置の仕方がおかしな店はたくさんあり、沖ドキの背中に番長や政宗があると、俺もイラッとして長時間打つ気にならない。
まずは店の台の設置の仕方だと思うが、パチンコ、パチスロともに音量が変更できる機能が付いている機種は、お客様自身で音量等を自由に変更していい仕様だけに、それを店側が制限するような注意は難しいだろう。
ただ、MAX時の音量に関しては、各メーカーでその音量のレベル設定をもっと下げてもいいと思っている。
数年前のことだが、各メーカーが足並みを揃えてパチンコの音量を下げた機種を開発したことがあった。しかし、それをぶっちぎって販売したメーカーの機種だけがヒットして、その他のメーカーの機種は撃沈したという事実がある。
足並みを揃えたメーカーは、それ以来そのことがトラウマになり、結局音量の仕様を戻して、またもやうるさい機種ばかりになってしまったのは事実(苦笑)。
カズヤさんには大変申し訳ないのだが、耳栓などの自衛手段を取って頂くしか、今は方法がないのではなかろうか。
ではまた来週!
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