ライターや業界関係者が新内規についてSNSで反応しない理由

シリーズ名
町民プールで鮪釣り (毎週火曜日更新)
話数
第103回
著者
ラッシー
6号機の規則が施行され、それに伴い6号機の内規も公表されました。パチスロが大好きな皆さんなら、すでにその内容をご覧になっていることでしょう。

もし、まだ見ていないなら、発売中の「パチスロ必勝本4月号」をご覧ください。パチスロの未来が分かりやすく書かれています。出玉性能はどうしても抑えられるものの、AT機やボーナス連チャンタイプ(リノみたいな)は復活。さらには純増上限2.0枚/Gの撤廃など、規制緩和と解釈できる内容でしたね。


今回は6号機の規則や内規について真剣に話そう…というわけではありません。規則・内規に対するパチスロライターのSNSについて、少しだけ語らせて頂きます。

内規が公表された当日、SNSではこんな煽りをよく目にしました。「パチスロライターや業界関係者が、規則・内規について全く反応していない! 異常だ!!」。一般ユーザーだけでなく、マスコミ関係者も同様のつぶやきをしていました。

もちろん言論統制などありませんし、編集部から「SNSで私見を述べるな」などと止められているわけでもありません。個人のSNSなら自由であるべきですし。

では、なぜパチスロライターが反応しなかったのか——。


■ラッシーさん(36)の場合

公表の当日には内容を把握しましたが、すでに6号機規則・内規にかんする記事の執筆が確定していたため、SNSで私見を述べるのは止めました。仕事で書くネタを無料のSNSに挙げてしまうわけにはいかなかったので。ライターみんなが同じかと言えば、そうではないですが、俺と同様の理由で反応しなかった人も少なからずいると思います。

書き仕事をしていない動画出演者なら、比較的反応しやすかったかもしれませんね。規則・内規を解説するような動画に出演する予定があれば、そうもいかなかったでしょうが。


■単純に興味がナイ人も!?

必勝本にはいないと信じたいけど、ライターや動画出演者の中にも、5号機の内規すら理解していない人がたくさんいます。

まあ、これは時代だからしょうがない。パチスロが大好きで可愛いければ、知識などなくてもライターになれるご時勢ですから。それを求めている視聴者が多いなら、それも正義なのでしょう。

6号機規則・内規に一切興味がなかったり、仮に読んでも理解できないためスルーした。そんな人もいるかもしれませんね。


■影響力の大きい人ほど私見を述べにくい

これはあるでしょうね。今回の内規は規制緩和と捉えられますが、出玉性能は規則によって抑えられるので、個人的には手放しで喜べるほどの規制緩和だとは思ってません。もちろん5.9号機より6号機のほうが面白い機種は出てくるだろうけど。

たとえば影響力の強いライターが「これは規制緩和じゃない」と私見を述べたとしたらどうでしょう?

「俺たちサラリーマンにとっては規制緩和だ」

「読者に寄り添ってない」

「ライター様(笑)には俺らの気持ちが分からない」

こんな反応もたくさん返ってくるでしょう。いらぬ論争をさけるため、SNSでの反応を見送ったという人も多かったと予想します。


■ユーザーの代弁者にはなれない!?

たまに「ライターから警察庁や組合にビシッと言ってやって! ユーザーの意見を代弁して」なんて言われますが、残念ながらライターにそんなチカラはありません。

できる事と言えば、限られた規則・内規の中で「こんな機種を作ってほしい」とメーカーに伝えることくらいかな。まあ、それもなかなか届きませんがね。どんなに影響力のあるライターでも、規則や内規を曲げることなど不可能なのです。そもそも面識がないし、意見をぶつける機会すらないのですから。


■では、ただただ受け身でいるしかないのか?

昨今の規則・内規はギャンブル依存症対策ですからね。もちろんIR法案や東京オリンピックの影響もあるでしょうが、根底はギャンブル依存症対策。

これはライターがどうこうできるものでなく、ユーザー全体が意識しなければならないと思うんですよ。

「俺らは全然依存症じゃないよ!」

「パチンコ・パチスロは遊技だから、のめり込みなんて全くないよ」

そんな雰囲気を社会に見せていかない限り、規制の連鎖が止まることはナイんじゃないかな。パチンコ・パチスロに依存した生活をしない。パチンコ・パチスロのために借金をしない。そういった考え方がユーザーに広まればいいのでは。まあ、それが難しいんだけど。


ライターがSNSで口を閉ざしたからといって、必ずしも「見えないチカラ」が働いているわけではありません。もちろん規則や内規を知らないから反応していない、とも限らないし。それぞれ立場や事情があって、反応しないこともあるのです。特に誌面やWEBサイトで記事を書くライターは。

一般の人ならともかく、マスコミ関係者ならそれくらい分かりそうなものですけどね…。