6号機への移行によって、5号機を救ったノーマルタイプが最もダメージを受けることになる

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第99回
著者
悪☆味
遂にパチスロは6号機時代に突入し、AT・ART機の純増枚数などにおいては、事実上規制が緩和された——。

先週のコラムでそう書いたのだけれど、一つ書き忘れたことがあった。

それは、結局ノーマルタイプについての規制緩和はなかった、ということ。

現行の規制では、ボーナス1回に対する最大払い出しは480枚、獲得枚数にすると最大で450枚弱といったところ。

それが新内規では最大払い出しが300枚、獲得枚数はどんなにがんばっても280枚程度ということになる。

型式試験を通すためには「短時間出玉の上限」を考慮しなくてはいけないため、実際の獲得枚数はさらに低くなるでしょう。


言わずもがな、5号機の混迷期を救ったのはジャグラーの功績が大きい。

ジャグラーがなかったら経営が成り立たなかったというホールは多いはずだ。

同じく、地域によってはハナハナシリーズなどの沖スロがその役割を果たしてきた。

もちろん、ジャグラーやハナハナが生まれていなかったら、その代わりになるものが誕生していたかもしれない。

ただ、そんなタラレバを夢想することに意味はなく、ジャグラーやハナハナが5号機時代を大きく支えてきた事実も変わらない。

またここ数年で言えば、ハナビやバーサスといったアクロス系のマシンがパチスロシーンを盛り上げてきた。

それらの機種によって、久しぶりにパチスロを打ってみようと戻ってきたオールドファンも多かったはずだ。

だが、そんなノーマルタイプこそが規則改正によって最も大きなダメージを受けることになった。

射幸性とは対極の位置にある存在にもかかわらず、だ。


そこを締め付ける必要が果たしてあったのだろうかと、さすがに思いますよ。

せめて、出玉性能を抑制するのであれば、リール制御などの規制を緩和するとか。

なんか素人目にも不公平な感じがしてならない。

まぁ、わからないけどね。

6号機の内規に沿ってでも、面白いノーマルタイプは作れるのかもしれないし。

むしろ、打ち手としてはそこに期待するしかないわけですが。


いっそ、爆裂AT機などが登場する以前の4号機に戻して、「同じ歴史を繰り返したくなければ限度をわきまえましょう」と、20数年前の状態からやり直しをさせてくれれば良いのに。

先週のコラムの答えじゃないけれど、俺はやっぱり出玉性能よりもゲーム性を重視したい。

4万枚や5万枚といった出玉すら期待できた狂乱の時代はたしかに面白かったけど、現実的にはそんな大量出玉は必要がなかった。むしろ万枚だって必要ないんじゃないだろうか。

多彩なゲーム性に、日常をほんのちょっと忘れさせてくれる程度の射幸性。それだけで充分だと思うんだけどなぁ。