「立ち回りに影響を与えない範囲でオカルトを楽しむ」ことが、最もパチスロを楽しむ方法

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第17回
著者
担当編集メガネ(以下、メ) 「週末のお供に最適な当コラム。今週も嵐さんがハードボイルド作家『粗方嵐蔵』に扮して、読者様のお悩みに全力ハードボイルド風でお答えしております。今回は少々長いですが、お手すきの時にでも読んで最後までお付き合い頂けたら幸いです!」



■PN『ア●メ将軍』さんからのご相談

先生!! 先週、理性を保つために「ビデオボックスでシャドウボクシングをせよ!!」とのお言葉をいただきましたが、ボクは島在住なのでビデオボックスを見たことがありません。精を出すのはトイレ、最悪自販機の影でもいいですか?


■粗方先生のお答え

お前の事情も分からずに勝手なことを言ってすまなかったな。

ただ、いくら場所がないからといって、雑に精を出すのは男としていただけないな。

例え妄想嬢でも、映像嬢でも、一戦を交えるからには相手に敬意を払い、大切に扱うのが真の男だ。

お前がもし、現実に好きで大切だと思っている女と一戦交えることになったら、トイレや自販機の影でヤるか?

綺麗に掃き清めた家の、そして天日にさらしたフカフカの布団が、きっとお前らのリングとなるハズだろう。

もしくはモーテルの洗いざらしたシーツの上か…だな。

妄想嬢にも映像嬢にも、それくらいの敬意をはらってやれ。

だから小僧、とりあえず自宅に戻ってヤれ。

バーチャルな女も決して雑には抱かない。それがハードボイルドというものだ。

ちなみに俺は嬢に最大限の敬意をはらう意味でも、常に正座してヤッてるぞ。



■PN『飲み屋の文句は俺に言え』さんからのご相談

粗方先生、飲み屋に行った時にぼったくりに遭いました。悪いやつらに負けたくはありません。このような時はどのような対応をすればよろしいでしょうか?


■粗方先生のお答え

ぼったくりは辛いよな。

俺も20年近く添い遂げてきた街でぼったくりに遭ったときは、もちろん頭に来た。また、それ以上に膝から崩れ落ちそうになるくらい悲しく切なかった。

だから、お前の怒りはもちろん分かる。

…だが、これだけは最初に言っておかねばならない。

俺たちはもうすでに負けてしまっているのだから、どれだけ足掻いても、もう勝負の土俵には立てないんだ、ということを。

なぜなら夜の街の飲み屋は戦場だからだ。

例えば戦場で、安全確認を怠ったことが原因で敵に撃たれてしまっても「なんで撃つんだよ!」 と言えるだろうか?

言えないよな。戦場に立ってしまった以上は、そこで油断をしてしまった方に非がある…というのが戦場の厳しいルールなのだから。

夜の街の飲み屋というのは、まさにそういった生き馬の目を抜く戦場だと考えてくれ。

おそらく、お前がぼったくりに遭った店にも、テーブルやトイレなど、店内の各所に料金システムが表記されたモノが設置されていたハズだ。

これはあくまでも俺の経験上だが、基本的に飲み屋の値段というのは、サービス料やTAXなどを契機に上乗せ特化ゾーンに突入することが多い。その旨が、実はそういった料金表にこっそりと書かれていたりする。

もしくは、女に飲み物を飲ませたり、指名を入れたり、はたまた延長をしたりすると会計が「基本料金扱い」となり、そしてその基本料金がべらぼうに高い…というパターンもあったりする。

例えば案内役のボーイなどに…

「ワンタイム4000円込み込みでいいですよ。ただ、女の子のドリンク代や指名料は別になります」

と言われて店に入ったのに、どう考えても倍額以上取られている、という場合などは、大体そのパターンだな。

ただ、そのことを会計の時に気付いたとしても、完全に後の祭りだ。もはや実弾は我々の体を貫通したあと…つまりもう、負けなのだ。

仮に「話が違う!」と抗議してみたとしよう。

すると即座に(店の奥から)ボーイがやってきて…

「店内の料金表に書かれた通りの計算をしただけですので、正当な料金でございます。それでも文句がお有りなら、出るとこに出て頂いても結構ですよ?」

と、悪びれることなくキッパリと言われてしまう。

もしくは…

「最初にご説明させて頂いた通り、ドリンク代や指名料が発生すると、『料金が別』になってしまうので。この計算で間違いはございません」

と言われてしまう。

ちなみにこれらは全てがぼったくりというわけではなく、飲み屋街に古くからあるルールみたいなもの…だと俺は自覚している。だから料金が変わるのは普通にあり得ることなのだが、その変化した料金が「あまりにも法外な場合」がぼったくりである、と言えると思う。

まあいずれにせよ、それらのルールをお店に入る前、もしくは遅くとも飲み始める前に確認しなかった我々にこそ、落ち度がある…ということだ。

嫌なら飲む前に席を立つこともできたのだからな。

戦場でくつろぎたいのなら、いま自分がいるところが本当に安全なのかどうかをきちんと把握し、細部に至るまで「オールグリーン」であることを確認してからでないと、油断してはいけないのだ。

だから小僧、とりあえず今回は敗戦の味を噛みしめろ。

今回抜かれた額を、粗塩のように心の傷口に擦り込んで、歯をくいしばれ。

そして次こそは絶対にこんな失敗をしないように、その痛みを脳裏に刻みつけろ。

俺もそうやって、色んな失敗をしながら夜の街で生きてきた。

おかげで、全国47都道府県のどの繁華街を1人歩きしても、不意に撃たれることだけはなくなったぞ。



■PN『椎名エノキ茸』さんからのご相談

嵐方先生こんにちは。いつも楽しく拝見させて頂いております。先日、普段は打たないゴージャグを朝イチから打ったんですが…4千G回した時点でBIG10回・REG30回。メダルが下皿から増えも減りもしない、いわゆる「REG確だけ設定6状態」になりました。そんな状態に心を折られて止めてしまった自分はヘタレでしょうか?


■粗方先生のお答え

少なくともドMではないな。

俺なら喜んでハアハアしながら打つだろう。

ヘタレかどうか…については、お前のパチスロとの向き合い方によって変わるんじゃないかと思う。

お前がもし、生活を賭して日々パチスロを打っている男で、そのゴージャグに対して設定6だという確信があったのであれば…それは「ヘタレヤメ」になってしまうだろう。ノーマルタイプの設定6はどんな展開だろうと閉店まで打つのが、職業回胴人の永久不変のセオリーだからな。

ただ、お前がただ楽しみを求めてパチスロを打っている男なのであれば、今回のケースは決してヘタレヤメではない。むしろそういう打ち手にとっては「楽しくない!」と感じた時が最適なヤメ時なのだから、「ズバピタヤメ」と言えるだろう。

だから小僧、お前がもし前者の打ち手なのだとしたら、ヤメ時をしっかりと恥じて日々の立ち回りの糧としろ。

もし後者の打ち手なら、むしろ「あのゴージャグ、多分6だけど楽しくない展開だったから捨ててやったぜ!」と胸を張れ。

どのようなタイプでも、己の信念を曲げずに決断・行動できる男は、カッコイイものだからな。



■PN『梅ちゃん信者』さんからのご相談

粗方先生の友達の嵐さんの真似をして、周りの目など気にせず、大事なところでは必ず「アラシステム零式」「ラブシステム」「タカシステム」などのアラシステムを使用しています。が、結果がイマイチです。嵐さんを見つけたらぶん殴りたいくらいですが、やっぱりイケメン梅ちゃんみたいにオカルトは信じないで期待値を追う方が良いのでしょうか?


■粗方先生のお答え

嵐も結果は常にイマイチなのだから、殴るのだけはどうか勘弁してやってくれまいか。

もちろんパチスロは確率のゲームなのだから、オカルトに左右されずに期待値を追うのが正解だ。

だから、俺は

「立ち回りに影響を与えない範囲でオカルトを楽しむ」

のが、最もバランス良くパチスロを楽しむ道だと考えている。

そして友人の嵐も、その理念に基づいて日々、アラシステムの探求に精を出している。

だから小僧、とりあえず結果にこだわるのはあくまでも立ち回りについてのみ、そしてオカルトは、その過程における一つのスパイスとして楽しむ…という形で改めてパチスロを楽しんでみて欲しい。

そうすれば嵐を殴ろう…なんて気持ちも湧いてこなくなるハズだ。

ちなみにアイツは、毎日から揚げを食べているだけあって顔が常にオイリッシュだから、殴ったら手がベタベタになってきっと後悔するぞ。

そういう意味でも、やめておけ。



■PN『ふろう』さんからのご相談

ホールで店員をしています。先日、洋式トイレの便器の"横"にウ●コをされているお客様がおられました。便座に座らず、便器の"横"にウ●コをするには並々ならぬ努力と工夫が必要かと思われますが、なぜそのようなことになったのでしょうか?


■粗方先生のお答え

憤懣(フンマン)やるかたない思いがあったんだろうな。

フンだけに。

だが小僧、お前がもし、別の店でパチスロを打っているときに同じくらいの憤懣を抱いても、絶対にマネだけはするなよ。

俺も掃除屋時代に、仕事でシャワールームに落ちていたフンを拾ったことがあるが、あの臭いと手に残った感触は、10数年経ったいまでもトラウマとして体にしっかりと刻み込まれているからな。

他人にそれと同じ目を遭わせることがどれほど罪深いことか…。

もちろん、それと同じかそれ以上の痛みを抱いたことがあるお前なら、絶対に心配はないと思うが。

小僧、とりあえず俺たちはどんな状況に立たされても、お互いにフンは便器内にちゃんとストライクさせられる男でいような。



「人のウ●コを手掴みで拾うって…地獄やん、ソレ」

「まあ、手掴みといってもビニール手袋越しに、ですけどね。それでも体が震え出すほどの拒否反応が出ましたけど(苦笑)」

「嵐さんも色々と経験してはるんやねぇ…。だからこそ、年齢以上の貫禄を備えてはるんやろうね(しみじみ)」

「…お腹をしみじみと見つめながら貫禄があるっていうの、ヤメて頂けますか? いまダイエット中なので」

「また無駄な努力を…」

「今度こそは絶対に成功させますからっ!」





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