クズ人間とクズ人間の打ち合わせは埒があかない!結局打ち合わせが後日になってしまう……

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第107回
著者
運留
自分には、ついパチンコを基準に話をしてしまう悪い癖があるらしい。

そんなことを仲の良い社長さんから指摘された。


例えば、待ち合わせ場所を決める時。「〇〇ホールの横の喫茶店で4時にしましょ」とやってしまうとのこと。

当然、〇〇ホールの存在を知らない先方は戸惑ってしまうわけで…。「すいません。〇〇ホールってのは駅の西口を出て本屋さんの角を曲がったところにあるパチンコ屋さんですかね?」となってしまい、「いやいや、それは△△ホールですね。そっちはあんまり出てないんですよ。でも、昔たまたま初代の海物語でスゲー出たことはありますけどね」なんて展開になるらしいのだ。

これならまだマシなほうで、別の日に待ち合わせ場所を電話していた時などは「〇〇ホールで海打ってますんでそこでお会いしましょ」とやってしまった事があるらしい。

お互いパチンコ好きなんだから良い待ち合わせ場所だと思うのだが、世間一般ではそうはいかないらしいですな。


この前、別の社長さんとお仕事の打ち合わせをする機会があった。

この社長さんも自分同様なかなかのクズ人間で、ナント指定されたのはボートレース場。「ま、ボートでもやりながら打ち合わせしましょ」とのことだったが、こちらも嫌いではないので即OK。大のおっさん2人が正月明けのボートレース場で打ち合わせをすることと相成った。

相成ったとは言ったものの、相成るわけがないのがボートレース場。指定席に並びで座りながら資料を見せあうのだが、そんなもん目に入るわけもない。次のレースはこれこれこうで、なんてついつい新聞片手に予想が始まってしまう。

で、予想を立てたら立てたで舟券を購入するわけで、ちょうど購入が済む頃にはレースの開始を知らせるファンファーレが鳴り響く。そりゃ、舟券を買ったわけだからレースに注目しますわな。来い来い行け行けを繰り返しハズれますわ。

ハズれたらハズれたで次のスタート展示なるものが始まり、あいつはヤル気があるだとかこいつはエンジンがよさそうだだとかが始まるわけです。


そんなことをやっているもんだから、一向に仕事の話など出来るわけもなく。当たったハズれたを繰り返し、ところでいつになったら仕事の話しますのん? と尋ねると、その社長さん「大丈夫。最終レースの前はちょっと長くインターバルがあるからそこでやりましょ」と言う。

確かに通常のレースとレースの間より最終レース前のインターバルは長い。だが、長いのにはそれなりの理由があるわけで、最終レースにはその日の重要なレースがあてられることが多い。そのぶん舟券を購入する人はじっくり予想を立てる。だからこその長めのインターバルなわけだ。

案の定、自分と社長も予想をじっくりとやり始めたわけで、気づけば舟券を購入、即レーススタート時間という流れ。結果、最終レースも終わったことだし、そろそろ帰りまひょ。ま、打ち合わせはまた後日ってことで、と別れてしまった。


クズ人間とクズ人間の打ち合わせは一向に埒があかんもんです。今年はもう少ししっかりしよっと!