新春特別相談室(サクライマイコ・松真ユウ・矢野キンタ)

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第13回
著者
担当編集メガネ(以下、メ) 「読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます! 今年も『試みの高低線(スランプグラフ)』をよろしくお願い致します! さて、新年一発目となります今回は『新春特別相談室』と題しまして、粗方先生にはパチスロ必勝本系の雑誌に携わる漫画家さん・ライターさんの深刻な(?)お悩みにお答え頂きたいと思っております。それでは早速いってみましょ〜!」



■漫画家『サクライマイコ』さんからのご相談


嵐方センセーこんにちは! いつもお世話になったりしたりしているサクライマイコです。

今日は私の「男子のヘソに関するささやかな疑問」について、どうかお答えください。

この疑問は、私のモト旦那の「ちんぽくん」により生まれたものなのです。

ああ、ちなみに「ちんぽくん」というのは、漫画「パチスロ7」の初代編集長(コーノちゃん)の事です。

それはさておき、皆さんはお風呂に入りますよね? 私がちんぽくんと同居していた頃も、モチロン入浴という習慣はあったわけですが、当時「ちんぽくんが先に入った湯船」に限って、なぜかいつも直径1センチ弱くらいの「毛玉」が浮いていたんですよ。

その「毛玉」は黒い時もあれば、白だったりブルーだったり白&赤だったり。

見た感じ、体毛や陰毛とはちょっと違う質感なので、「コレは一体なんのゴミなのか…」と気になり風呂釜や湯沸かし器を調べましたが異常はありません。

ちんぽくんも不思議に思ったらしく、あれこれ2人して考えてみたところ、ちんぽくんが急に「…あ! ヘソ玉だ!」と言い出したんです。

ヘソ玉? 意味がわかりません。

ちんぽくんいわく「ヘソ付近の体毛がTシャツやデニムの布地をこすり、その毛羽立ったモノがヘソに溜まって玉となるんだ!」とのこと…。

「溜まって玉となる」などとツマラナイ駄洒落みたいなことを力説するんです。

「そんなバカな!」と思いましたが、実際ちんぽくんのヘソをその場で確認したところ… まん丸く凹んだヘソいっぱいに、毛玉のようなものが詰まっているではありませんか! なんじゃこりゃ!

そして本当にそれが「ヘソ玉」かどうかを検証すべく、そのままちんぽくんを湯船に放り込んでみると… 本当にちんぽくんのヘソから、その詰まったホコリ玉のような毛玉がフワ〜っと水面に浮いてきたのです! バカみたいです!!

さて、そこで悩みというか私の疑問なのですが、ちんぽくんはその「ヘソ玉」は男子にはよくあることだと言い切ったんです。

「男はみんなヘソ玉が出来るものだ!」と。

本当にそうなんでしょうか? 男子はみんなヘソ周りの毛によって「ヘソ玉」ができ、それをのんきに湯船に浮かせてるものなのでしょーか!?

男の中の男である嵐方センセーも「ヘソ玉」をお持ちなのでしょーか!?

こんなくだらない疑問で申し訳ありませんが、教えてください。

あっ、あんまり「ちんぽちんぽ」言い過ぎると今のご時世コンプラ… なんとかがアレなんで、以下Cくんとします。

とにかく、私のCくん由来の「男子のヘソに関するささやかな疑問」の回答を、どうぞよろしくお願いいたします。


■粗方先生のお答え

残念ながら、ヘソ玉はCくんの言うようにあまねく男子に起こり得る事象ではない。

現代においては

「選ばれし者にしか発現しないスティグマ(烙印)的なモノである」

と、自覚しておいた方が良いだろう。

ちなみに俺も、ヘソ玉が出来る。

白や青、はたまた緑や赤…といったように、身に付けた衣服に応じて色とりどりのヘソ玉を量産可能だ。

継続率を示唆するとしたらかなり優秀な内容であると言えるだろう。

…さて、そんな話はさておき、そろそろ今回の相談における核心に触れていきたいと思う。

そもそもどういった人間が選ばれし人間、いわゆる「ヘソ玉量産型男子」なのか?

その答えは、Cくんも語っていたヘソ玉が生まれるメカニズムを紐解いてみると至って単純明解である。

「メタボでギャランドゥ(ヘソ周りの体毛)を有した男子」

が、ヘソ玉を世に解き放てる選ばれし男である。

腹が出ているほうが、衣服とヘソ周りの毛が擦れやすく、ヘソ玉も出来やすくなるからな。

…つまり、一見すると腹が出ていてヘソ周りも小汚いオヤジが、ヘソ玉界においては完熟英雄、崇め奉られるべき至高の存在なのだ。

だからCくんも、俺も、そしてこの条件に該当する選ばれし世の男たちも、明日からはその立場を自覚して生きていったほうがいい。

「特技はなんですか?」

「ヘソ玉を少々」

面接でも、お見合いでも、特技を聞かれたら堂々とそう答えてみろ。

そこからお前の世界は驚くほどの変化を見せ、いままでとは違った生き方を求められるようになるハズだ。

だから小娘、もしこの先、再びヘソ玉男子と相まみえたら、とりあえず

「痩せろ」

と言ってやれ。

選ばれし者たちは、すべからく成人病予備軍だからな。放置すると後が怖いぞ。

あと、最後にもう一つだけ言っておく。

現代の情勢を慮り、途中からはコンプライアンスうんぬんを考慮してくれたことは非常にありがたい限りだが…

とりあえず小娘、もう手遅れだ。



■パチスロライター『松真ユウ』さんからのご相談


昔から寝付きが悪く、どんなに眠くてもなかなか眠れません。

そのうえ目を閉じていると嫌なことばかり考えてしまうため、肉体的にも精神的にももうボロボロです。

夜眠るための方法や夜眠れない時に気を紛らわす方法があれば、是非教えてください。


■粗方先生のお答え

本来、睡眠とは人間にとってこの上なく歓迎すべき瞬間である。

1日の終わりを司る睡眠という事象。その間は過酷な労働からも、煩雑な人間関係からも、生きるうえで避けることのない出来ないあまねく事象から解放される。

寝ている時こそ、人は純粋無垢で混じりっけなしの自分、完璧な「個」に到達出来るのだ。

人生において、それと同じ事が出来るのは、あとは「死」しかない。

だから死は、忌むべきものではなく、完全なる個に帰結できる一つの到達点である…と俺は考える。

「こじん(個人・故人)」という言葉には、先達たちのそういった想い…あの世では、全てのしがらみから解放され、穏やかに幸せに暮らして欲しい…という願いが含まれているのでないか、と。

そして睡眠は、生きながらにしてそこに仮想到達できる、究極の行為であると言えよう。

そんな歓迎すべき睡眠を、お前はあまりに忌み嫌いすぎているのではないだろうか?

どんなに楽しいことでも、「苦しい、嫌だ…」と意識付けしてしまうと、途端に忌避すべき事象に変化してしまう。

例えばパチスロだって…

「始めた当初はあんなに楽しくて大好きだったハズなのに… 生活をかけて打つようになったら、むしろツラくて嫌いになってきてしまって…」

なんて話を、専業の方々から耳にすることも少なくない。

それと同じ事が、お前における睡眠にも起きてしまっているのだろう。

だから小僧、とりあえず速やかに睡眠に対する意識改革をしろ。

「ああ、明日も仕事だし、早く寝なきゃ…」

という後ろ向きな気持ちでベッドに入るのではなく

「やったー! やっと眠れるぅぅぅぅぅぅ♪」

とテンション上げ上げでベッドにダイヴできるような状況に自分を持っていけばいい。

そして俺は、お前がそうなっていた時を確かに知っている。

お前は三重のオールナイト終わり、即ち元旦の夜に

「やっと寝れるぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

と、確かにベッドにダイヴしたハズだ。

結果、次の日はチェックアウトを2時間も遅らせたにも関わらず、お前は時間ギリギリまで爆睡していた。

その間一度も目が覚めることなく、ホテルの掃除係のおばちゃん達に

「あの部屋のお客さん、全然起きてくる気配がないけど、大丈夫なのかしら…?」

と、ヒソヒソ話で心配されていたことまで、俺は知っている。

…そうなると、もう答えは明白だな。

とりあえず小僧、お前は明日から毎日「セルフ三重オールナイト」を実行しろ。

【36時間パチスロを打ち続ける】

【寝る】

【36時間パチスロを打ち続ける】

【寝る】

を、ひたすらに繰り返せ。

そうすれば睡眠に対する意識改革も起こり、ベッドに入るのが心から楽しみに、そして心の底から幸せに感じることが出来るようになるだろう。

そして安定した安眠も手に入るはずだ。

…え? 夜中はパチ屋が空いてないから、36時間打ち続けることはできないじゃないかって?

とりあえず小僧、部屋に実機を買って置くか、パチスロが設置されてるマンガ喫茶に行け。

それでその問題はオールグリーンだ。



■パチスロライター『矢野キンタ』さんからのご相談


ココ何年も女性との絡みがないのが原因か、性欲が暴走し始めています。

この間も電車に乗っているとき、向かいの席に座るオバさんのスカートの中が気になって気になって… 正気を保つのがやっとでした。

普段なら… いや、昔なら気にも止めなかったハズなのに、このままだと電車の中でおちんちんを出しかねません。

粗方先生… 風俗以外で性欲の暴走を止めるにはどうすればいいですか?


■粗方先生

とりあえず小僧、病院に行け。



「最後の質問だけ答えが雑すぎない?」

「…じゃあ、メガネさんなら他に言えること、あります?」

「……ごめん。ないわ(苦笑)」

「アイツのことは然るべきところに任せましょう(苦笑)」





アナタの悩みを自称ハードボイルド「嵐」が親身になって解決に導いたり導かなかったりします!

夜10時からGODに突っ込むくらいの気持ちでドシドシお悩みを送ってください!

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