この世にキツくない仕事はないが、仕事を『キツいと感じずにやれる仕事』は確かに存在する

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第12回
著者
編集メガネ(以下、メ) 「今週も、嵐さん扮するハードボイルド作家『粗方嵐蔵』が、読者様のお悩みに寒気を吹き飛ばすほどの暑苦しさでお答えします! 試みの高低線、今回も誰得感溢れる熱量満載で全力疾走していきまっせ!」



■PN『TI』さんからのご相談

30代、田舎の工場で働いていて出会いはゼロ。でも結婚願望はあります。結婚する為のアドバイスを下さい。


■粗方先生のお答え

30代ともなると、めっきり出会いが減るよな。

俺の地元もそうだが、とかく田舎の男女は婚期が早い。

そうなると、みんな落ち着くのも早いから、友人の伝手で出会いを探す…という王道の伴侶模索も一段と難しくなる。

だが、それでもお前が結婚を望むのならば、やはり足を使って探すしかあるまい。

お前が今置かれている状況は、例えるなら家の近所のホールに高設定台がない状況に似ている。

そしてお前は、それでも高設定を打つことを渇望して止まぬ状況だ。

ならばどうすればいいか?

答えは簡単だろう。

新たな環境を求めて、自分のテリトリーから勇気を出して飛び出していくしかない。

その道のりは果てしなく長く遠いかもしれない。どこまで車を飛ばしても、お前が望むような高設定台が存在するホールは見つからないかもしれない。

だが、それでも高設定を打ちたいのならば、どこまでも諦めずに探し続けるしかない。いくらなんでも、お前の足が伸ばせる範囲内のパチスロ台が全台低設定ということはないハズだからな。

探せば、どこかに必ず高設定台はあるハズだ。

異性との出会いを求めることも、これと同じ事だと俺は考える。

確かに今、お前の周りには本当に出会いがないのかもしれない。

だが、お前がなんとか足を伸ばせる範囲内には、どこかに必ず出会いがあるハズだ…と俺は考える。

そして、もしかしたらお前が気付いていないだけで、その出会いも実は案外近くに存在するケースだって、あるかもしれない。

ない…と決めつけてしまうことで、気付けない出会いも、気付けない高設定台もあったりするからな。

だから小僧、とりあえずいま1度、本気で出会いを求めてみろ。

もちろん、いまのお前が本気で出会いを求めていない…なんて俺は微塵も思わない。

なにせ、こんなゴンタクレのオヤジに相談を持ちかけるくらいだからな。

お前の結婚したいという気持ちは、掛け値なしで本物だろう。

だが、本当に自分にやれる精一杯のことを既にやったのか?

いまのテリトリーで見つからないのであれば、自分の世界を少しでも広げるべく、活動範囲を拡大してみたか?

どう行動していいのか分からないのであれば、然るべき相談所に相談してみたか?

街コンなどにも参加してみたか?

もしかしたら、大勢の人がいる場は苦手だとか、そもそもそういうところに首を突っ込むのは恥ずかしい…とか、色んな理由でそうした行動に躊躇してしまっていないか?

ゼロから出会いを実らせることは、並大抵の努力では難しい。

そしてもし、既にそれらの努力を全うしたうえで、それでも出会いがない…というのなら、状況は相当に厳しいと言わざるを得ないかもしれない。

だが、いまお前が己の行動を見つめ直し、自分にはまだ努力の余地があるな…と思うのであれば、まだ勝機も十二分にある…と俺は考える。

だから小僧、とりあえずいまは、自分でやれることをもう一度洗い出し、それに全力で邁進してみろ。

それでもやっぱり活路が見えない…もしくは既にやれることはやり尽くしている…というのなら、手間を掛けて申し訳ないが、もう一度相談を持ちかけてくれ。 その時は俺も、ない頭をさらに捻って、さらなる策を考えたいと思う。



■ア●メ将軍からのご相談

先生!! ボクは三重県のオールナイト営業が気になっています。初めて参戦するにあたって、これだけは準備しとけ!! という物があれば教えて下さい。参戦せんけど。


■粗方先生のお答え

こんなご時世だ。

オールナイト営業という希有な祭りも、いつまで続くか分からない。

参戦せんけど…なんて言わずに、興味があるなら1度思い切って飛び込んでみることを個人的にはオススメする。

夜中にパチ屋が空いている…という非現実感は、否が応にもテンションが上がって楽しいぞ。

なお、準備としては、その時期はコンビニなどの補給所が取り扱いを停止していてることも少なくなく、実弾の補給が難しい戦況となるので、銃で撃たれても助かるくらいにフトコロは厚めに用意しておくのが無難だろう。

そして、最も大切な準備は覚悟だ。

笑う門には福来たるのが日本の良き正月の典型だが、笑えないくらいに負ける可能性があるうえに、どうやって笑えばいいのか分からなくなるくらいに体力を消耗するのが三重オールナイトで迎える正月となる。

そのことは、ゆめゆめ忘れずに参戦する必要があるだろう。

とりあえず小僧、三重の名張で待っているぞ。



■PN『ダービー』さんからのご相談

パチスロが大好きで、パチスロに携わった仕事に就きたいです。人前に出るのは苦手なので、編集部に入りたいな…と思っているのですが、粗方先生から見て編集の仕事はどうですか? キツそうですか?


■粗方先生

この世にキツくない仕事なんてないぞ。

でも、キツいことをキツいと感じずにやれる仕事は確かに存在する。

それは、お前が心の底から好きになれる仕事だ。

俺もいまの稼業を決して楽だとは思ったことがないが、かと言ってキツいと思ったこともほとんどない。

ましてや、ヤメたいと思ったことはいまのところ1度もない。

こんなことを言うのは小っ恥ずかしい限りだが、それはやっぱり、俺がいまの仕事をこの上なく愛しているからだ。

この仕事を失うこと以上に、キツいことなんてない…素直にそう思えるからだ。

お前にとって、もしパチスロ雑誌の編集という仕事がそういうモノに成り得たら、あの仕事は決してキツくはないと思うぞ。

…ただ、逆にそういうモノに成り得なかったら、キツいことこの上ないかもしれない。

編集の仕事は、おそらく我々が思っている以上に煩雑で、不規則極まりなくて、縁の下の力持ちで、自分の大切な時間や命を削って雑誌やライター、そして読者に尽くす、極めて奉仕の仕事である…と、長年近くで見てきた俺は切に感じる。

そして、そんな仕事を好きになり、辛いときには飄々と、そして楽しいときには活き活きと雑誌作りに取り組む編集部の同志たちには、尊敬の念を感じてやまない。

仕事以外ではバカなことばっかりしているけどな(笑)。

でも、そんな愛すべきバカな同志になれる素養は、既にお前も持っていると思う。

なぜならヤツらは、雑誌作りと同じくらいに、いやそれ以上にパチスロが好きなんだ。

むしろ、雑誌作りに対する思いは完全に後付けで、まずパチスロが好きだという動機から、この仕事に就いていまに至る…というヤツも沢山いるだろう。

お前もそうなる可能性は十分に秘めていると思う。なぜなら、パチスロを打つのはもちろん、それを仕事にしたいと思うくらいに、好きなんだろうからな。

だから小僧、とりあえずまずは四の五の考えずに、編集部の門戸を叩いてみろ。

雑誌に掲載されている募集要項を熟読し、必要な書類を揃えて編集部に送りつけてみろ。

とりあえず何かしらのアクションを起こしてみたら、色々と見えてくるモノはあるハズだ。

そしてそれを見たうえで、それでも成りたいと思うのであれば、例えそうすんなりコトが運ばずとも、諦めずに何度もチャレンジし続けてみろ。

そこで頑張った経験は、念願叶って編集部に入れたとしても、また、入れずに別の道を往くことになったとしても、きっとこれからのお前の糧になってくれるハズだ。



「俺らのことをそんな風に見ててくれたなんて…なんかちょっと照れるわ〜」

「べ、別に本心からじゃないんだからねっ? ちょっと持ち上げてみただけなんだからっ!」

「…さすがに嵐さんにツンデレは似合わんやろ〜(苦笑)。AV男優をゴマ油でカラッと炒めたような顔して」

「どんな顔だよっ!?」





アナタの悩みを自称ハードボイルド「嵐」が親身になって解決に導いたり導かなかったりします!

夜10時からGODに突っ込むくらいの気持ちでドシドシお悩みを送ってください!

お悩みを投稿する