2018年以降のパチスロ業界は問題があり過ぎるのでこんな改革が必要だ!?

シリーズ名
町民プールで鮪釣り (毎週火曜日更新)
話数
第90回
著者
ラッシー
いよいよ5.9号機が登場し、来年には6号機が控えています。パチスロメーカー、特に開発チームは度重なる規則変更で疲れ切っているようですね。

今回、当コラムでは細かな規則について触れません。ユーザー・プレイヤーの意識を少しでも変え、メーカーの負担軽減を少しでも和らげられればと思っております。そんな大それたことをできるほど、俺はチカラなんて持っていませんがね。難しいことはさておき、オッサンのボヤキ&提案にお付き合い頂ければ幸いです。


[1]台の値段高すぎ問題

パチスロの新台がいくらくらいかご存じですか? もちろん機種によりますが、現在は概ね40万〜50万。十余年ほど前は30万くらいだったけど、そこから液晶が大きくなったり、LEDが多くなったり、ギミック(役モノ)が増えたりして今に至ります。ちなみに人気の中古機なら100万円を超えることも。

当然、ホールはこの機械代をプレイヤーから回収します。ここまでは皆さんもご存じのことでしょう。しかし今、このバランスがさらに悪化しようとしているのです。

5.9号機のART・RT機には有利区間上限というものが設けられており、高確・CZ・ARTなどは1度の移行で最大1500Gしか滞在できません。現状のARTは1Gあたり+2.0枚の純増性能が限界なので、この有利区間上限が事実上の3000枚規制ということになっています。ざっくり言えば「一撃で3000枚を大きく上回ることはない」ということです。

そのぶんART・RTの初当たり確率が高くなったり、コイン持ちが良くなって遊びやすくなりました。一撃は望めないが、遊びやすくなったならまあ良いか。めでたし、めでたし…なわけない!


ホールはどうやって40〜50万もする機械代を回収するのか。せっかく新台を入れても、低設定で回収せざるを得ませんよね。それでも賄いきれずバジ絆・ハーデス・凱旋・番長3などなど、看板機種でも回収していかねばなりません。仮に新台が人気を博し、長期に渡り稼働するなら問題はありません。時間は掛かるけど、回収できるのであればね。

でも最近の入替ペースを見ていると、そううまくはいかないと分かります。入ったばかりの新台が、1週間と経たず死にジマになっている光景をよく目にしますよね? 番長3のように多くのプレイヤーに愛され、長く稼働する機種はあまり多くないのです。では、ムダな機械代を抑えるにはどうすればいいでしょう。


[2]むやみに新台を買わない

これは当コラムで何度も書いているので、詳細は省きます。要するに入替頻度を低くするのです。6号機になればさらに出玉性能が低下します。これはノーマルタイプとて例外ではなく、一撃の出玉性能もガッツリ下がります。

ここからはあくまで予想ですが、完全6号機時代が到来する直前に5.9号機の駆け込み需要があるでしょう。ホールが5.9号機を買いまくると思います。

今はまだ想像し難いでしょうが、「パチスロフロアを6号機で埋め尽くすくらいなら5.9号機のほうがマシ」という思考に至るのは、至極当たり前。この駆け込み需要は仕方ないとして、それ以外の入替頻度はこれまでより落ちるでしょう。


[3]機械代が安くなれば…

機械代が高いとホールが買い渋るため、メーカー各社も機械代を抑えるよう努力しています。機械をレンタルしたり、部品を安くしたり、下取りした機械を再利用したり…。

それでも開発費は掛かるので限界はあるでしょう。では、もう方法はないのか…?


[4]オリジナルコンテンツで勝負を!

アニメやゲームとのタイアップ機が当たり前になった昨今。当然、それらを作る場合には「版権料」が掛かります。この版権料が莫大。億なんて単位で済めばいいですが、十数億〜数十億なんてこともあり得ます。

自分の好きなアニメやゲームのパチスロが出るのは嬉しいし、その版権料によって続編が作られる可能性もあります。しかし、この版権料がパチスロの開発にとって「足枷」になっているのは事実。たとえば、以下のようなことも起こります。


タイアップ機で完全なク○台が出来た

莫大な版権料を払っちゃったんだよなぁ

リリースしないわけにはいかない!


版権料を払ったのに、その機種が「お蔵入り」なんてことになったら、版権料を丸ごとドブに捨てたと同じこと。版元しか儲かりません。そんなことはできないから、どんなク○台が出来上がっても、ファンの反発を覚悟で世に出すしかなくなります。プレイヤーからの信頼を捨ててでも、リリースせざるを得ないのです。

待ちに待った大好きなアニメ・ゲームのタイアップ機が、想像を絶するク○台だった…。こんな経験、誰しも1度はあるでしょう。

そんなに版権モノのタイアップ機じゃないとダメでしょうか? パチスロとしての完成度さえ高ければ、タイアップ機でなくともヒットする可能性は十分あると思います。


ズバリ、これからの時代は「面白いオリジナルコンテンツモノ」を作れるメーカーが活躍すると予想しています。

アクロス系ノーマルタイプで次々とヒットを量産するユニバグループ。吉宗・政宗や番長・秘宝伝を擁する大都技研。このあたりが、やはり今後も強いでしょうね。また、北電子とパイオニアは、今後も高いシェアを維持するハズ。北電子も版権モノを作りますが、売り上げの大半はジャグでしょうからね。

余計な版権料が掛からない「自社版権モノ」ならいいんですよ。ゲームメーカーなら、自社の版権をパチスロにするだけですからね。そうでなく、毎回高い版権料を払っているメーカーは今後厳しくなっていくかもしれません。ただし、オリジナルコンテンツの制作にはセンスが必要。だから既存の版権に頼ってしまうのでしょう。でも、今その手間を惜しんだら、未来はナイと思います。

メーカー各社には、客であるホールのため、そしてプレイヤーのために魅力あるオリジナルコンテンツを作って頂きたい。また、すでに魅力あるオリジナルコンテンツをお持ちのメーカーには、そのブランドを損なわないよう努めて頂きたいですね。

ユーザー・プレイヤーも安易に版権モノに飛びつくのではなく、パチスロとしての良し悪しを見抜いていかねばなりません。2018年は魅力的なオリジナルコンテンツモノの登場に期待しております!