「SLOTギルティクラウン」が各ライターや業界関係者から絶賛されている理由とは!?

シリーズ名
F山科の自堕落な日々 (毎週金曜日更新)
話数
第92回
著者
F山科
11月中旬である。時が過ぎるのは早い…あと1ヶ月半で2017年が終わる。歳をとると、時の流れが本当に早く感じます。

さて、毎年この時期になると「本年度No.1機種」を決めるべく、媒体ごとにアンケートを行なっている光景が多く見られます。そうなると自分の中でもNo.1機種を考えたりするワケです。

で、今年で考えてみると…それは番長3であったり、コラムでよく取り扱ったガールフレンド(仮)、シンデレラブレイド3なのかなぁ…と思っていたのですが…危うく見逃すところだった。あの機種の存在を。

その機種が面白いということは、嵐くんのコラム(※)を読んで、なんとなく分かっていた。そして、パチスロ必勝本の企画「出目レコード」で2回に渡って取り扱われ、最近だと必勝本WEB-TVの「嵐の回胴バカ一代」で分かりやすい解説動画が配信された。加えて、パチスロ7でも「やんちゃブギ」で取り扱う回があったので、それらのコラムや企画、動画を予習に使わせていただいたのである。
※7月8日更新「RT状態の追跡が面白い」参照


各ライターから絶賛されており、業界人からも評価されている機種とは…エレコからリリースされた「SLOTギルティクラウン」。大量導入されたワケでも大きな注目を集めたワケでもなく、ヘタしたら台を見たことがない人だっているかもしれない。

私は先日、この台をようやく触る機会があったのですが…後悔しましたね。なぜ、もっと早く打っておかなかったのか、と。

すでに色んな方が魅力を語っているとは思いますが、自分もこのコラムでぜひ語らせてもらいたい。今後5.5号機が中心となった時に、この台にはぜひ頑張ってほしい…そういった気持ちを込めて、今回はギルティクラウンを取り扱わせていただきます。


この台は誰もが言っているように「RTの状態」を把握するか否かで面白さが劇変します。把握していると小役に対する期待感が格段に変わるので、ぜひ覚えて打っていただきたい。

本機はリプレイフラグの確率を管理する状態…通称「RT状態」が全部で5種類存在します。ART中を含めると、説明がややこしくなるので、今回は通常時を前提にして話を進めていきます。

通常時は基本的に3種類のRT状態を頻繁に移行してまして、それぞれの特徴は下記の通り。


【RT0(ボーナス後)】
ボーナス終了後のRT状態。最もレア役確率が低い状態でもある。ここから別のRTへ移行させるのが最初の目的。

『移行先』
並行リプレイ→RT1へ
ベルこぼし目(※)→RT2へ
※ベルこぼし1枚役は除く


【RT1(通常1)】
並行リプレイ揃いから10G間滞在する状態。この間はどんな出目を引いてもRT状態が移行する可能性ナシ。

『移行先』
10G間消化→RT0へ


【RT2(通常2)】
通常時の肝となる状態。この状態を把握するか否かで面白さが変わる。話が細かくなるので後述します。

『移行先』
並行リプレイ→RT1へ
ベルこぼし1枚役→RT0へ



打つ上で覚えておきたいのが、RT状態移行に関わる出目です。並行リプレイは「必ずRT1へ移行して10G間固定で動かない→消化後はRT0へ」。これを覚えておくだけでも大分違います。

そして、RT状態移行の重要な鍵を握る「ベルこぼし目」。これを把握するために、オススメしたいのが中押し手順(枠上or上段に青7狙い)。この手順を実践すればベルこぼし目を簡単に把握できるだけでなく、レア役確定目が存在するのでレア役成立をいち早く察知できます。


中段にベルが止まれば、その時点でベル確定。揃えば8枚ベルか強ベルとなり、揃わなかった場合は払い出しに注目しましょう。1枚なら「ベルこぼし1枚役」、0枚なら「ベルこぼし目」となります。


RT0とRT2の滞在を把握するためには、このベルこぼし目の察知が重要となります。では、RT2の把握がなぜ面白いのかというと…ここで2つのレア役を引くことで、ART直撃のチャンスが生まれるためです。そのレア役は…「弱チェリー」と「弱チャンス目」。


【ART直撃のチャンスを広げるレア役】

『弱チェリー』

RT2滞在時に弱チェリーを引くと、「チェリー高確」と呼ばれるRT3に移行します。

RT3は移行した時点でART確定なのですが、10Gくらい消化するとART告知が発生してART準備状態に移行(実戦上)。そして、ART準備中に弱チェリーを引けば、でARTゲーム数全消化後に突入するCZのゲーム数を必ず上乗せするので、大量出玉獲得への起爆剤にもなりえます。


また、RT2滞在時の弱チェリー確率には設定差があり、高設定ほど出現しやすいという特徴もアリ。

『弱チャンスリプレイ』

リプレイが小山型に入賞する「弱チャンスリプレイ」。RT2滞在中の弱チャンスリプレイには押し順の概念があり、自力で押し順に正解すれば弱チャンスリプレイが揃います。なお、揃った後はART中と同じRT状態である「RT4(赤7高確準備)」に移行します。


【RT4について】
滞在中はリプレイ確率が大幅にアップしますが、ここで成立するリプレイフラグの大半は押し順不正解で中段リプレイが入賞してしまい、RT1に即移行してしまいます。

しかし、その前に3択リプレイが成立→押し順に正解すると、強チャンスリプレイが揃ってRT5(赤7高確)に移行します。


通常時はRT5に移行した場合、筐体上部にあるヴォイド役モノが点灯します。これがRT5状態移行のサインとなるので、見逃すことはないでしょう。


【RT5について】
ART中にはセット数上乗せ特化ゾーンの「エンピレオ」という状態があるのですが、その状態がRT5となります。ここに滞在している間は「赤7揃い」が高確率で成立します。

他機種だと押し順ナビを出して赤7揃いを出現させない…という仕様が多いのですが、この台はそんなことはありません。ここで純粋に赤7揃いが成立すればそのままART確定となります(フェイク赤7もあり)。


カットイン発生時、中押しでこの出目なら1リール確定。画面左下にロボットの「ふゅーねる」がいますよね。これが通常時に赤7揃いを直撃した証です。

RT5の状態は弱チャンスリプレイ(不正解でRT4へ)を引く、もしくはベルこぼし目(RT2へ)orベルこぼし1枚役(RT0へ)を引くまでは維持します。それまでの間にカットイン発生→7揃いによるART当選を目指すことになります。

RT状態を把握していれば、RT2→RT4→RT5への移行を出目から読み取ることができ、ART当選のチャンスが近づくことが分かる…というワケです。この面白さは一度体感しないとわからないと思います。


そしてもう一つ、RT状態を把握することで生まれる面白さ…それはレア役に対する期待感の変動です。レア役の一部はリプレイフラグ。そのため、RT状態によって出現率が大きく変化します。そして、影響を受けるのが下記2点。


[A] CZのクリア期待度
[B] 同時当選期待度



Aは「ヴォイドチャンス(以下、CZ)」のことです。このCZは10G間でレア役さえ引けばフラグ不問で成功確定という、極めてシンプルなルールを採用しています(Bについては後述)。各RT状態別におけるレア役確率の合算値は下記の通り。

【RT状態別・レア役合算確率】
RT0…約1/49.3
RT1…約1/25.0
RT2…約1/23.1
※設定1

CZ10G間のうちにレア役を引ける期待度を計算すると、

【CZ中のART期待度】
RT0…約18.5%
RT1…約33.5%
RT2…約35.8%
※設定1

こんな感じに。RT2がRT1よりも期待度が高いのは、弱チャンスリプレイが6択で管理されるためです。押し順不正解の場合は斜めならRT2を維持、並行ならRT1へ移行しますので。

なお、CZ中はレア役以外でもクリア抽選は行なわれています。


ただし、最終ゲームのみ12.5%でARTに当選し、それ以外は0.8%と厳しい数値です。そのため、CZ中はRT1or2に滞在させることが極めて重要…ということになります。

RT1滞在中に成立するレア役の中で最も確率が高いのは弱チェリーです。RT0は同時当選時しか出現しないので、滅多にお目にかかれません。RT2は先述したように設定差があり、設定5でも約1/449と狭き門です。

なので、RT1滞在がわかっている状況でのCZ中。ここで中押しをすると出現する可能性がある…


チェリー1確目がたまらんのです。

中リールの青7を枠上or上段に押して、中段にチェリーが止まればチェリー確定につき、CZクリア1確となります。ただし、目押しが早いor遅いと、ハズレでもこの出目が止まるので、ぬか喜びしないようにしましょう。

レア役が引ける状態であることを把握することで、CZに対する期待感を上げることが出来る…それが面白さの一つとなっているのです。


最後にボーナス同時当選について。

RT状態によっては出現した時点でボーナス確定となるレア役があります。対象となるのは弱チェリー、弱チャンスリプレイ、強チャンスリプレイの3つ。これらは状態を把握していると出現=ボーナス確定となる状況を察知できます。

【RT状態別・ボーナス確定となるレア役】
RT0…3つの役すべて
RT1…ナシ
RT2…強チャンスリプレイのみ

RT0だとボーナスに当選している時しか前述した3役が出現しないで、出現率が大きく下がるワケです。RT2滞在時は強チャンスリプレイのみ確定となるので、RT状態を把握していると下記のようなシーンに遭遇することも。


RT0の状態からベルこぼし目でRT2へ。その状態で中押しから中段にリプレイがテンパイかつ、祭(キャラ)が花火柄の本を持っていますよね。これは強チャンスリプレイが成立しており、RT2滞在なのでボーナス確定…と事前に察知できました。


通常時の状態移行は文字で説明すると複雑ですが、実際に打ってみれば難しいことはありません。ただ、RT状態を把握することで、レア役への期待感が変動し、それがCZ成功期待度などに影響する。これが面白いんですよ。

まず、中段リプレイから10G間は普通にレア役が引ける…だけでもいいんです。慣れてきたらRT2を把握してみてください。

そしてRT2を把握したうえで、弱チェリーからチェリー高確のRT3に移行した時。それに弱チャンスリプレイでRT4→RT5→7揃いでARTに辿り着いた時の達成感を味わえば、きっとこの台の面白さは何倍にも膨れ上がることでしょう。

あと、ART中については次回のコラムでお話しさせてください。


この職場にいて本当に良かった。他の人よりも色々な台に触れる機会が多く、環境にも恵まれていたことで2017年に生まれた名機を見逃さずに済んだのだから…。