【酒場放浪記】パチンコ好きのご夫婦がやっている居酒屋は楽しすぎて飲みすぎ注意

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第98回
著者
運留
パチンコ好きのご夫婦がやっている居酒屋でのお話。

もう30年になるお店は田舎のばあちゃん家みたいに落ち着く雰囲気。名物のニラ玉やらじゃが天をつまみながら70過ぎのおかみさんが海物語についてアツく語ります。

「当たり図柄が右の枠外に斜めに揃ってる間は調子良いけど、左の枠外に揃い出すと急に悪くなるわね」だとか「ノーマルリーチでハズれた後、ギュイギユイッと動いて当たってもフグだとその後はダメね。すぐヤメた方が良いわ」などなど。独特の言い回しで、打ってるからこそ出てくるオリ法の数々。パチンコ雑誌を作っている身としては非常にタメになるお話ばかり。


アツく語るおかみさんの後ろには、料理を作りながらニコニコ聞いているご主人。お年は75歳だから自分の父親と同世代。

このご主人も打つのは海物語とのことで、店の準備が始まる前に行きつけのホールへほぼ毎日出勤するらしい。ただ先日、この海物語を打っているときに事件があったとか。

ご主人が海モードで打っていると1×9のダブルリーチで魚群が発生。さっきおかみさんも話していた、海を打っていて一番アツい瞬間です。ご主人、思わずここでのけぞったそうなんです。ただ運が悪かったのがイスの状態。

普通パチ屋のイスは固定されています。が、通路確保のためなのかモノを取りやすくするためなのか、たまに端の一台だけイスが動かせるようになっているのを見たことありません? ご主人が座っていたのが、まさにその可動式のイスだったのです。

魚群出現で思わずオオッとのけぞったご主人。後ろに体重がかかり、そのままイスごとひっくり返って後頭部を強打してしまったのでした。

打ち所が悪ければ大変なことになる事態。救急車を呼んだ方が良いレベル。だがしかし! 我らがパチンコ大好きご主人は魚群の行方を見届けねばという一心でムックと立ち上がり、見事タコが揃った確変をしっかり消化されたそうな。

でも帰宅してからは、おかみさんに「頭が痛いよー頭が痛いよー」と甘えてたらしいです。


こんな2人がやってるお店だから、来る客来る客パチンコのお話。自分もすっかり楽しくなっちゃって、ついつい飲み過ぎたのでした。

あんな感じで、パチンコが好きなまま歳を重ねられたらイイなーと思った酒場放浪記でした。

ご主人、おかみさん、またお邪魔しまーす!