『男は保存型であり、女は上書き型』男は忘れられない失恋があるなら忘れるな!1番以外を忘れる必要があるか?

シリーズ名
試みの高低線 —嵐のハードボイルド人生相談— (毎週水曜日更新)
話数
第4回
著者
編集メガネ(以下、メ) 「今週も始まりました、誰得人生相談コラム「試みの高低線(スランプグラフ)。今回も読者の皆様が粗方嵐蔵センセイ(嵐)にお悩みを打ち明けてくれましたので、早速センセイに真摯にお答え頂きましょう!」



■PN『マサひろ』さんのお悩み

30歳になりそろそろ大人の魅力をだそうと嵐さんみたいに髭を生やしています。

オススメの髭剃り、ケアなどありますか? またどうしたら嵐さんのようなセクシーワイルドになれますか?

■粗方先生のお答え

髭を生やしてファッショナブルに楽しむことは男だけの特権だ。だから、仕事に支障がないのであれば、男たるものぜひ1度は髭を生やすことをオススメする。

ちなみに俺は、顎の下から首にかけてのムダ毛や、頬のムダ毛は4枚刃のT字カミソリで1日〜2日に1回の割合で処理。

生やしている髭は1〜2週間に1回ほどの割合で髭用のバリカンで調整している。

なお、口の周りのムダ毛は毛抜きで抜いて処理しているが、正直これはあまりオススメしない。恒常的に抜いていると髭が細くなり、元の形に戻すことが難しくなるからだ。俺は高校生の時に好きになった女がいて、その女が…

「髭を整えて生やすのはいいけど、整えたあとの青髭(髭剃り痕)が嫌い(キモい)」

というので、青くならないように剃刀で形を整えるのではなく、毛抜きで抜きながら整えたのだが…。

最初の頃は思わず顔を歪めるほどの激痛だわ、毛穴から血が吹き出てきて顔中が赤い点々だらけになるわ、結局はその女に振られるわ、 振られた理由が青髭うんぬんじゃなくて「そもそもあの人(俺)は生理的に無理」だわ、髭の形が戻らなくなり漫画みたいに細すぎる髭を蓄えたアラフォーのオヤジになるわ…と散々な目に遭ったからな。

だから小僧、とりあえず髭を整えるときは、しっかり後先を考えろ。

後悔先に立たず。

抜いた髭は生えず。

これはこの世の真理だ。

あと、これはあくまで個人的な意見だが、永久脱毛も余程の覚悟がない限りはオススメしない。最初にも言ったが、髭を楽しむのは男の特権。それを手放すことは、ふぐりを失うのと同じことだと、俺は勝手に思っている。



■PN『コクリコ』さんのお悩み

彼女と付き合い始めて3ヶ月になります。しかし、まだ体の関係がありません。私はいつでもOKなのですが、はぐらかされてばかり。お互い30代です。2人の仲がより良く進展するにはどうしたら良いのでしょうか?

■粗方先生のお答え

愛する女と、心だけでなく体も重ねたい。その気持ちはもちろん分かる。

だが、体を重ねたい気持ちが先走りすぎると、せっかく重なった心までもがズレかねないのが、男女関係の難しいところだ。

ましてや、こちらからのモーションを彼女はその都度はぐらかしては躱している状態なのだろう? で、あれば、なおさら無理押しは禁物だ。

その状態は、例えるなら…

「設定が微妙だな…と思っている凱旋で、GG後400Gから出玉がノマレた状態で追加投資をするようなもの」

と言えば分かりやすいだろう。

そこからの無理押しは非常に危険だ。押しに押して天井まで到達=彼女の心の岩戸が開き、平日も休日も問わずの80%ループを射止めれば本願成就…といったところだが…

「…やっぱりこの人、アタシの体だけが目的なんじゃないの?」

と思われたら、オブ・ジ・エンド。

1400G台で、それまではクソの役にも立たなかった中段リプレイで1発GG当選…といったような、こっぴどい振られ方をする可能性も往々にしてあり得る。

だから小僧、とりあえず400G台から無理押しはするな。

…それでも打ちたい衝動が抑えられないのなら、回遊しつつゾーン狙いに徹しろ。

いまは便利な時代だ。パソコンからでもスマホからでも、ネットを回遊すれば打ちたい衝動を抑えるためのゾーンを気軽に見つけることができる。

デート前に、1〜2回くらいゾーン狙いをしておけば、その日を努めて冷静に立ち回ることが可能になるだろう。ここまで言えば、「ゾーン」の意味は分かるな?

とりあえず小僧、いまはゾーン狙いで凌ぎに凌いで、彼女の前では紳士たれ。



■PN『ランディーさん』のお悩み

昔盛大に振られた元カノの事が忘れられません。今彼女がいるにも関わらず、1/8192を引いてこの喜びを伝えたい人を思い浮かべると、今の彼女より元カノの事が出てきてしまいます。嵐先生はどうやって失恋を乗り越えましたか?

■粗方先生のお答え

俺も二十歳そこそこの時に、盛大な失恋をした。

自分の部屋で、夜ごと大五郎のペットボトルを抱いては思い出し、涙を止めどなく流し、女々しくて女々しくて辛い日々をしばらく過ごしたほどの失恋だった。

その相手のことはずっと忘れられなかったし、そのことが辛いと思った時期もあった。

…でも、今では忘れられないのではなく、忘れたくないと思う失恋になった。

そのとき彼女に告げられた別れの言葉も、むしろいまでは俺の座右の銘的なものになっている。

——アナタと居ると人生が見えないの。

1度は自分を好きだと言ってくれた女に、こんな言葉を吐かせてしまった自分を、今でも心の底から恥じている。その恥こそが、俺の糧だ。

もう2度と女にこんな言葉は葉加瀬マイ、もとい、吐かせまいと、どんな時でも自分のなかでガッツを奮い立たせることができる言葉になっている。

だから正直、あの失恋はしておいて本当に良かった。

あの失恋がなければ、いまの自分はなかっただろう。

あの失恋を含めていまの自分なのだ。

だから小僧、とりあえずその失恋を忘れるな。そのうえで、いまの彼女を全力で愛してみろ。我々の脳に搭載されている恋愛のメモリー機能は、男は保存型であり、女は上書き型なのだそうだ。

だから男にはそれができる。同時進行でさえなければ、人生において何人もの女を愛したっていいじゃないか。

これまでに出会って好きになった機種のなかで、わざわざ1番を決める必要があるか?

1番以外を忘れる必要があるか?

それと同じことだと、俺は思う。俺は今まで出会って好きになったパチスロ機も、好きになった女も、生涯その存在を忘れることはなく、ずっと好きであり続けたい。



「いや〜、渋い! 最後の決めゼリフは渋すぎますわ、粗方センセ(笑)」

「…笑いをこらえながら褒めないでくださいよ。絶対にバカにしてるじゃないですか」

「いや、よくもまあその顔で…あ、いや、なんでもない。ちゃんとハードボイルドなキャラに徹して答えてくれて、担当編集冥利に尽きますわ、ほんまに」

「ぐうぅ。今回はさすがにちょっとやりすぎたかな…と思ってますよ。改めて言わなくても…」

「人の言葉は素直に受け取ったらええのに。この調子で次回もたのんますよ、粗方セ・ン・セ(笑)」

「(笑)を付けるなっ!」




アナタの悩みを自称ハードボイルド「嵐」が親身になって解決に導いたり導かなかったりします!

夜10時からGODに突っ込むくらいの気持ちでドシドシお悩みを送ってください!

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