現在も裏の業者は存在していて、裏モノ自体も存在する!? しかし、その仕様はとんでもないものだった!?
- シリーズ名
- 悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
- 話数
- 第75回
- 著者
- 悪☆味
先週のコラムで“裏モノ”について触れたので、ちょっと個人的な思いを綴ってみようと思う。
とはいっても、5号機からパチスロを打ち始めた読者さんなんかは、そもそも裏モノって言われてもピンとこないのかもしれないね。
たしかに、5号機になってからは一部の地域を除いて、明らかにそれと分かるような裏モノが表に出てくることはなくなりました。
前回もちょろっと触れましたけど、ドル箱タワーで有名だった関西の某ホール(閉店)などに行ったことがある人なら、正規のパチスロと裏モノの違いは一目瞭然だったと思いますけど。
まぁ、簡単に言えば、正規品とは異なった挙動となるように改造されたパチスロ=裏モノと捉えれば問題ないと思います。
かつて、上乗せタイプ、貯金タイプ、状態タイプと様々なゲーム性の裏モノが存在した時代もあったのですが、基本的なコンセプトとしては初当たり確率を下げる代わりに、連チャン性能を高めるというのがあったと思う。
これも前回書いたけど、4号機時代のストック機などはまさしく裏モノと同じようなコンセプトで作られた台。そういった正規品でも連チャンを生み出せるようになったことで、裏モノの需要がなくなっていったのでしょう。
では、前述した一部のホールなどを除いて、5号機では本当に裏モノは流通していないのでしょうか? 自分もそういった部分は前から気になっていて、過去に裏モノを扱っていたこともある業界人に話を聞いたことがあるんですよ。
すると、現在も裏の業者は存在していて、裏モノ自体も存在する、と。で、存在するけども、結局のところ数が売れなければ採算が取れないので、裏モノ化するような機種も限られてしまうとのこと。
しかも、ほとんどのホールは摘発を恐れて派手な挙動をする裏モノなんて設置しようと思わない。
結果、どうなると思います?
どこのホールにも設置されているようなヒット機種に、見た目ではそれとわからないような改造を施すんですって。 ただ、初当たり確率を抑えて連チャン性を高めるなんてものではなく、高設定と見紛うような挙動をさせつつ、スペックを削るという最悪の裏モノ。
つまり、設定差の大きな小役だったりREGだったりの確率を上げておいて、でもBIG確率などで調整してホールが抜けるような仕様になっているわけだ。
その台を打っている人は、小役も落ちてるしREGも当たってるから、高設定でのBIGのヒキ弱だと判断して粘るけど、最後まで出ないで終わる、みたいな。
まぁ、その話を聞いたのも数年前ですし、その真偽も確かめようがないのでわかりませんけど、本当だとすれば裏モノの存在はやっぱり悪なんだろうなというのが個人的な意見。
なんだかんだいって、打ち手は相応のお金を使ってパチスロを打つわけですよ。にもかかわらず、情報が開示されていないものを打たなきゃならないって、やっぱりおかしくないですか?
自分がパチスロ雑誌で働こうと思った切っ掛けのひとつが、打ち手としてお世話になったから、という理由もある。
当時は解析至上主義みたいな流れがあり、とにかく各雑誌が競うように新台の解析を掲載していたんですよ。
で、自分は読者としてそれを読み込んで、しっかりとした知識を備えたうえでパチスロを打つことができた。
4号機の初期であれば、まぁボーナス確率くらいが公開されていれば、それほど支障なく打つことができたけど、AT機などが登場して以降は、その仕様が複雑になりすぎて解析ナシでは単なる運勝負をさせられているようなものでしたからね。
そんな時代と比べると、現在はどうなんだろうか。
当時と違って、新台のホール導入とほぼ同時に全ての解析情報が雑誌に掲載されるなんてこともほとんどなく、それどころか大量導入された大ヒット機種でも、最後まで解析情報が欠けていたりする。しまいには、機械割さえも公開されていなかったりね。
いや、自分が働いている世界ですから、何が起こっているかはわかっているし、難しい問題なのも理解していますよ。
大人の事情と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、ユーザーの立場から言わせてもらうと、やっぱり知りたいんだよなぁ…。
もしくは各メーカーが統一して解析を公開する…みたいなことを行なってくれれば、稼働が落ちることもなく、それでいてユーザーも満足すると思うんだけど。
まぁでも、サブ基板全盛の時代が終わって今後6号機になったら、またそのあたりにも変化があるのかもしれないけどね。
ちなみに、数あるパチスロ雑誌の中で、自分が必勝本を選んで履歴書を送った決め手は、『解析で攻めている姿勢』が好きだったからなんですよ。
当時の必勝本はとにかく解析を載せるのが早く、そしてそれに比例して間違い(誤植)も多かったんですよ(笑)。なによりもスピード優先だったからね。
あとリズ〇ボーイズ(裏モノ)の解析を載せたり、読者としてなんだか攻めている雑誌だなという印象があってね。
あの頃の雑誌はそれだけ攻めた内容に、解析情報もあれこれ載っていて500円以下だったでしょ? 今考えると、結構スゴいよね。
とはいっても、5号機からパチスロを打ち始めた読者さんなんかは、そもそも裏モノって言われてもピンとこないのかもしれないね。
たしかに、5号機になってからは一部の地域を除いて、明らかにそれと分かるような裏モノが表に出てくることはなくなりました。
前回もちょろっと触れましたけど、ドル箱タワーで有名だった関西の某ホール(閉店)などに行ったことがある人なら、正規のパチスロと裏モノの違いは一目瞭然だったと思いますけど。
まぁ、簡単に言えば、正規品とは異なった挙動となるように改造されたパチスロ=裏モノと捉えれば問題ないと思います。
かつて、上乗せタイプ、貯金タイプ、状態タイプと様々なゲーム性の裏モノが存在した時代もあったのですが、基本的なコンセプトとしては初当たり確率を下げる代わりに、連チャン性能を高めるというのがあったと思う。
これも前回書いたけど、4号機時代のストック機などはまさしく裏モノと同じようなコンセプトで作られた台。そういった正規品でも連チャンを生み出せるようになったことで、裏モノの需要がなくなっていったのでしょう。
では、前述した一部のホールなどを除いて、5号機では本当に裏モノは流通していないのでしょうか? 自分もそういった部分は前から気になっていて、過去に裏モノを扱っていたこともある業界人に話を聞いたことがあるんですよ。
すると、現在も裏の業者は存在していて、裏モノ自体も存在する、と。で、存在するけども、結局のところ数が売れなければ採算が取れないので、裏モノ化するような機種も限られてしまうとのこと。
しかも、ほとんどのホールは摘発を恐れて派手な挙動をする裏モノなんて設置しようと思わない。
結果、どうなると思います?
どこのホールにも設置されているようなヒット機種に、見た目ではそれとわからないような改造を施すんですって。 ただ、初当たり確率を抑えて連チャン性を高めるなんてものではなく、高設定と見紛うような挙動をさせつつ、スペックを削るという最悪の裏モノ。
つまり、設定差の大きな小役だったりREGだったりの確率を上げておいて、でもBIG確率などで調整してホールが抜けるような仕様になっているわけだ。
その台を打っている人は、小役も落ちてるしREGも当たってるから、高設定でのBIGのヒキ弱だと判断して粘るけど、最後まで出ないで終わる、みたいな。
まぁ、その話を聞いたのも数年前ですし、その真偽も確かめようがないのでわかりませんけど、本当だとすれば裏モノの存在はやっぱり悪なんだろうなというのが個人的な意見。
なんだかんだいって、打ち手は相応のお金を使ってパチスロを打つわけですよ。にもかかわらず、情報が開示されていないものを打たなきゃならないって、やっぱりおかしくないですか?
自分がパチスロ雑誌で働こうと思った切っ掛けのひとつが、打ち手としてお世話になったから、という理由もある。
当時は解析至上主義みたいな流れがあり、とにかく各雑誌が競うように新台の解析を掲載していたんですよ。
で、自分は読者としてそれを読み込んで、しっかりとした知識を備えたうえでパチスロを打つことができた。
4号機の初期であれば、まぁボーナス確率くらいが公開されていれば、それほど支障なく打つことができたけど、AT機などが登場して以降は、その仕様が複雑になりすぎて解析ナシでは単なる運勝負をさせられているようなものでしたからね。
そんな時代と比べると、現在はどうなんだろうか。
当時と違って、新台のホール導入とほぼ同時に全ての解析情報が雑誌に掲載されるなんてこともほとんどなく、それどころか大量導入された大ヒット機種でも、最後まで解析情報が欠けていたりする。しまいには、機械割さえも公開されていなかったりね。
いや、自分が働いている世界ですから、何が起こっているかはわかっているし、難しい問題なのも理解していますよ。
大人の事情と言ってしまえばそれまでなんだろうけど、ユーザーの立場から言わせてもらうと、やっぱり知りたいんだよなぁ…。
もしくは各メーカーが統一して解析を公開する…みたいなことを行なってくれれば、稼働が落ちることもなく、それでいてユーザーも満足すると思うんだけど。
まぁでも、サブ基板全盛の時代が終わって今後6号機になったら、またそのあたりにも変化があるのかもしれないけどね。
ちなみに、数あるパチスロ雑誌の中で、自分が必勝本を選んで履歴書を送った決め手は、『解析で攻めている姿勢』が好きだったからなんですよ。
当時の必勝本はとにかく解析を載せるのが早く、そしてそれに比例して間違い(誤植)も多かったんですよ(笑)。なによりもスピード優先だったからね。
あとリズ〇ボーイズ(裏モノ)の解析を載せたり、読者としてなんだか攻めている雑誌だなという印象があってね。
あの頃の雑誌はそれだけ攻めた内容に、解析情報もあれこれ載っていて500円以下だったでしょ? 今考えると、結構スゴいよね。