『聖闘士星矢 海皇覚醒』不屈ポイント示唆(中)が出現したので追った結果……
- シリーズ名
- 回胴皇帝的必勝塾ドッカーン (毎週木曜日更新)
- 話数
- 第81回
- 著者
- スロカイザー
私は穢れで痛い目をみた。
穢れを追って何度も涙で枕を濡らした。
また、穢れを追うことで精神が追い詰められて、ところ構わず当たり散らして触るもの皆傷つけるようになり、周りの者に迷惑も掛けた。
そんなとき、ふと「穢れは追わない、待つの」と幼少の頃、祖母から何度も聞かされていた言葉を思い出した。そして「もう穢れを追うなんて言わないよ、絶対」と祖母の墓前で誓うことになった。
今さら説明するまでもないが、穢れとは『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの穢れシステムのことで、穢れポイントがMAXの状況で初当たりを引けばボーナスの振り分けが超優遇されるというものだ。
穢れを追わなくなって、私の生活は一変した。まさに健全そのものになった。だが、その生活に暗雲が…。穢れは追わなくなったのだが、穢れシステムに似たゲーム性が『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』シリーズ以外にも採用されるようになったのだ。
そして、歴史は繰り返す。
『聖闘士星矢 海皇覚醒』で不屈ポイント示唆(中)が発生。天井での海将軍バトル(GB)がスルーしたのでヤメようと思ったら、コレだ。不屈ポイントは50pt貯めると、次回のGBはART確定となる。で、示唆演出(中)は45pt以上確定。この機種のARTは平均獲得枚数が約1350枚と強烈なので、追わない手はない。
父よ、母よ、妹よ、申し訳ない。申し訳ないが、不追の約定を解き、私は勝負しようと思う。ちなみに私に妹はない。
不屈ポイント獲得契機は…
● GB中のバトル1ラウンド目で敗北
● 通常時900Gハマリ後にGB当選
● 小宇宙ポイント1000pt到達でGB非当選
● 火時計再点灯でGB非当選
などがある。簡単にポコポコ獲得できるものではないけれど、残り5ptなのだからそんなに時間は掛からないだろう。そう予想していた。いや、今考えると、そう思いたかっただけなのかもしれない。
気付けば、投資額は4万円、5万円と膨らみ続けて6万円を超えた。示唆演出(中)を確認してから、2時間以上経ったが未だにARTは当たらず。
ただ、順調とは言えないものの不屈ポイントが貯まっているのは間違いない。お願いだから、早く5pt貯まってくれ、お願いだから投資を止めさせてくれ。
現在800Gハマリ。
普段なら眉間にしわを寄せる大ハマリだが、今は嬉しい。次の不屈ポイント獲得で50ptに到達すると思われるからだ。つまり、900GハマったあとのGBはARTの大チャンスとなるのだ。長かった、苦しかった。だが、この悲劇的な物語はもうすぐ終わる。
ああ、ARTに突入したら、いったい何枚獲得できるだろうか。投資額は膨れ上がってしまったが、この機種のポテンシャルの高さを考えれば逆転の可能性は十分あるだろう。まずはART開始時の特化ゾーンで、どれだけゲーム数を上乗せできるかが勝負だ。お願いだから、平均(200G)以上の上乗せしてくれ。
そして、そのときは訪れた。運命の瞬間。
876GでGB当選。900G直前でGBに当たってしまった。口から色々なモノがリバースしかけた。しかも、レア役解除。普段は仕事をしてくれないくせに、どうしてここで当たるかな。
ただ、次の不屈ポイント獲得で50pt到達というのは、あくまで予想でしかない。もしかしたら、もう既に50pt貯まっているかもしれない。私はそれに賭けた。それに賭けるしかなかった。
お判りいただけるだろうか。50pt貯まっているときは、GB開始時に左上のラウンドのマスに「続」が3つ表示される。で、今回は何も表示ナシ。つまり、まだ50ptに到達していない。
もう一度、初当たりを引かなければいけないのか。次も大ハマリしたらどうしよう。いや、一番怖いのは不屈ポイントを獲得できないまま、中ハマリ→中ハマリのループだ。私は頭を抱えた。隣の人からの視線が痛い、憐みの視線が痛い。
私の心は折れかけたが、チャンスが訪れた。GBを1、2ラウンドとクリアしたのだ。あれ、これはもしかすると、もしかするぞ。不屈ポイントに頼らずともARTをゲットできるかもしれない。
「オーロラボレアリス」
3ラウンド目はアイザックさんの強攻撃。
大海に沈む、星矢。どうせ負けるのなら、1ラウンド目のほうが良かった。どうして、最後まで引っ張るのだ。バカバカ、海皇のバカ。
GB終了画面は復活確定の沙織さん。やった、やったぞ、ついにやったぞ。これで念願のART突入だ。
打ち始めてから、約3500Gで初ARTをゲット。さあ、ここからカイザードリームの始まりだ。しかも、私には不屈ポイントがある。ART1回での逆転は難しいかもしれないが、2回ならどうだ。
このARTが終わった直後に不屈ポイントを獲得して、大ハマリすることなく初当たりを引けば逆転…いや、大勝ちになることだってあり得る。
神は…女神は私を見捨てなかった。
220Gスタートしたが見せ場らしい見せ場はなく、細かい上乗せ+瞬で30G上乗せて終了。だが、まだだ、まだ終わらんよ。何度も言うが、私には不屈ポイントがある。
その後、追加投資することなく421Gで小宇宙ポイント1000ptからGB当選。その間に、不屈ポイントを獲得する演出が何度か発生していた。流石にこれで50ptに到達しているだろう。到達しているよな。自信はあったけれど、ちょっとドキドキ。
ふー、これでひと安心。さあ、私のラストバトルの始まりだ。大量上乗せカモン!!
っ!? 特化ゾーン中に鳳凰幻魔拳フリーズが発生して100G上乗せ。また、特化ゾーンの保証後もベルを引き続けて上乗せを重ねて、
怒涛の390Gスタート。
間違いない、これは絶対に間違いない。ありがとうございます、大逆転は間違いない。「穢れは追わない」という誓いを破って挑んだ結果、危なげなく勝利とは言えず、ヒヤリとする展開ばかりだったが、結果オーライ。
私は見事ここから一撃3000枚オーバーの大量出玉を獲得して、大逆転に成功し…
なかった。細かい上乗せ+瞬が2回来ただけで終わってしまった。黄金聖闘士は一度も登場しなかった。
祖母よ、やはりあなたは正しかった。もう穢れを追うなんて言わないよ、絶対。
穢れを追って何度も涙で枕を濡らした。
また、穢れを追うことで精神が追い詰められて、ところ構わず当たり散らして触るもの皆傷つけるようになり、周りの者に迷惑も掛けた。
そんなとき、ふと「穢れは追わない、待つの」と幼少の頃、祖母から何度も聞かされていた言葉を思い出した。そして「もう穢れを追うなんて言わないよ、絶対」と祖母の墓前で誓うことになった。
今さら説明するまでもないが、穢れとは『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』シリーズの穢れシステムのことで、穢れポイントがMAXの状況で初当たりを引けばボーナスの振り分けが超優遇されるというものだ。
穢れを追わなくなって、私の生活は一変した。まさに健全そのものになった。だが、その生活に暗雲が…。穢れは追わなくなったのだが、穢れシステムに似たゲーム性が『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』シリーズ以外にも採用されるようになったのだ。
そして、歴史は繰り返す。
『聖闘士星矢 海皇覚醒』で不屈ポイント示唆(中)が発生。天井での海将軍バトル(GB)がスルーしたのでヤメようと思ったら、コレだ。不屈ポイントは50pt貯めると、次回のGBはART確定となる。で、示唆演出(中)は45pt以上確定。この機種のARTは平均獲得枚数が約1350枚と強烈なので、追わない手はない。
父よ、母よ、妹よ、申し訳ない。申し訳ないが、不追の約定を解き、私は勝負しようと思う。ちなみに私に妹はない。
不屈ポイント獲得契機は…
● GB中のバトル1ラウンド目で敗北
● 通常時900Gハマリ後にGB当選
● 小宇宙ポイント1000pt到達でGB非当選
● 火時計再点灯でGB非当選
などがある。簡単にポコポコ獲得できるものではないけれど、残り5ptなのだからそんなに時間は掛からないだろう。そう予想していた。いや、今考えると、そう思いたかっただけなのかもしれない。
気付けば、投資額は4万円、5万円と膨らみ続けて6万円を超えた。示唆演出(中)を確認してから、2時間以上経ったが未だにARTは当たらず。
ただ、順調とは言えないものの不屈ポイントが貯まっているのは間違いない。お願いだから、早く5pt貯まってくれ、お願いだから投資を止めさせてくれ。
現在800Gハマリ。
普段なら眉間にしわを寄せる大ハマリだが、今は嬉しい。次の不屈ポイント獲得で50ptに到達すると思われるからだ。つまり、900GハマったあとのGBはARTの大チャンスとなるのだ。長かった、苦しかった。だが、この悲劇的な物語はもうすぐ終わる。
ああ、ARTに突入したら、いったい何枚獲得できるだろうか。投資額は膨れ上がってしまったが、この機種のポテンシャルの高さを考えれば逆転の可能性は十分あるだろう。まずはART開始時の特化ゾーンで、どれだけゲーム数を上乗せできるかが勝負だ。お願いだから、平均(200G)以上の上乗せしてくれ。
そして、そのときは訪れた。運命の瞬間。

876GでGB当選。900G直前でGBに当たってしまった。口から色々なモノがリバースしかけた。しかも、レア役解除。普段は仕事をしてくれないくせに、どうしてここで当たるかな。
ただ、次の不屈ポイント獲得で50pt到達というのは、あくまで予想でしかない。もしかしたら、もう既に50pt貯まっているかもしれない。私はそれに賭けた。それに賭けるしかなかった。

お判りいただけるだろうか。50pt貯まっているときは、GB開始時に左上のラウンドのマスに「続」が3つ表示される。で、今回は何も表示ナシ。つまり、まだ50ptに到達していない。
もう一度、初当たりを引かなければいけないのか。次も大ハマリしたらどうしよう。いや、一番怖いのは不屈ポイントを獲得できないまま、中ハマリ→中ハマリのループだ。私は頭を抱えた。隣の人からの視線が痛い、憐みの視線が痛い。
私の心は折れかけたが、チャンスが訪れた。GBを1、2ラウンドとクリアしたのだ。あれ、これはもしかすると、もしかするぞ。不屈ポイントに頼らずともARTをゲットできるかもしれない。

「オーロラボレアリス」
3ラウンド目はアイザックさんの強攻撃。

大海に沈む、星矢。どうせ負けるのなら、1ラウンド目のほうが良かった。どうして、最後まで引っ張るのだ。バカバカ、海皇のバカ。

GB終了画面は復活確定の沙織さん。やった、やったぞ、ついにやったぞ。これで念願のART突入だ。
打ち始めてから、約3500Gで初ARTをゲット。さあ、ここからカイザードリームの始まりだ。しかも、私には不屈ポイントがある。ART1回での逆転は難しいかもしれないが、2回ならどうだ。
このARTが終わった直後に不屈ポイントを獲得して、大ハマリすることなく初当たりを引けば逆転…いや、大勝ちになることだってあり得る。
神は…女神は私を見捨てなかった。

220Gスタートしたが見せ場らしい見せ場はなく、細かい上乗せ+瞬で30G上乗せて終了。だが、まだだ、まだ終わらんよ。何度も言うが、私には不屈ポイントがある。
その後、追加投資することなく421Gで小宇宙ポイント1000ptからGB当選。その間に、不屈ポイントを獲得する演出が何度か発生していた。流石にこれで50ptに到達しているだろう。到達しているよな。自信はあったけれど、ちょっとドキドキ。

ふー、これでひと安心。さあ、私のラストバトルの始まりだ。大量上乗せカモン!!

っ!? 特化ゾーン中に鳳凰幻魔拳フリーズが発生して100G上乗せ。また、特化ゾーンの保証後もベルを引き続けて上乗せを重ねて、

怒涛の390Gスタート。
間違いない、これは絶対に間違いない。ありがとうございます、大逆転は間違いない。「穢れは追わない」という誓いを破って挑んだ結果、危なげなく勝利とは言えず、ヒヤリとする展開ばかりだったが、結果オーライ。
私は見事ここから一撃3000枚オーバーの大量出玉を獲得して、大逆転に成功し…

なかった。細かい上乗せ+瞬が2回来ただけで終わってしまった。黄金聖闘士は一度も登場しなかった。
祖母よ、やはりあなたは正しかった。もう穢れを追うなんて言わないよ、絶対。