「袖振り合うも多生の縁」ということは、パチンコ屋でたまたま隣に座った人も何かの縁がある!?

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第83回
著者
運留
「袖振り合うも多生の縁」なんてことを言いまして。ちょいと袖が触れ合ったくらいの通りすがりの他人でも、前世からの因縁があるから出会いは大事にしまひょ、な〜んてな意味らしいんです。

…ということは、パチンコ屋さんでたまたまお隣に座った人も何かの縁があるわけで。このじいさんは前世ではうちのペットの犬だったのかもしれん。よく見れば耳も垂れていて可愛げな顔だからチワワみたいな小型犬だったのかしら? なんて思いながらタバコに火を点けると、ガシャン! と分煙ボードを強めに遮断されたりなんかして。

隣の人と前世でどんな関係であれ、激アツな展開をのぞき見するのはマナー違反で失礼な話。でも、仲間内でパチンコを打つなら自分はワイワイとやりたいタイプ。他人には見られすぎちゃイヤな激アツ演出も、一緒に来た仲間には見て欲しいと思っちゃいます。


先日も仕事帰りに編集部H君と連れパチ。お互い狙いの台に座りました。

ワタシは「リング終焉ノ刻」。打ちだしてすぐに3Dに見える呪眼DANGER予告が出現。期待度70%オーバーの激アツ演出です。うわうわ、見て欲しい! というか一緒にドキドキして欲しい。つってH君を探すが見当たらない。

擬似3から途中で次回予告も絡んで呪縛最恐の刻リーチへ発展。その時H君が隣の北斗コーナーから歩いてくる姿が見えたので、大きく手を振って呼び寄せます。

「デンジャー! デンジャー!」と激アツ演出が出たことを伝えながら、ま、当たるでしょ? とボタンを押したらまさかの大ハズレ…。「あちゃ〜」と一緒に激アツハズレを残念がる2人。これこれ、こういう一体感こそ連れパチの醍醐味。いいねいいね。


「オレもリングにしますわ」と隣に座ったH君と一緒に打ち出しを再開すると、10回転程で保留が赤い風車に変化。「今度こそきたぞ〜!」つってH君の肩を叩く自分。「おお! きましたね〜」とノッてくれるH君。


擬似3から運命の刻リーチに発展。リアクションのデカいH君は隣で「うわ、キャー!」つって盛り上げてくれます。途中で「アッ! 藤丸くんがいる!」「どこどこ!」「今いましたよ!」と、自分が見逃した藤丸くんまで目撃します。で、もちろん確変大当たり〜! やった〜!


さあ、168回転のSTだ〜! 大連チャンさせたるぞ〜! と、右打ちを始めるがコレが何も起こらんビミョーな展開。60回転までの前半ゾーンを抜けたあたりはまだ余裕だったが、100回転を超えたあたりから、あら? リーチにすらなってないぞ? と焦り出す。こうなると連れパチの悪い部分が出てくるわけで、隣のH君がヤバい雰囲気に無口になってくる。


結局1度もリーチになることもなくSTスルーで終了。ヤッちまった〜とH君に話しかけると、「プレミアからの当たりはそこでパワー使い切っちまいますからね、連チャン、伸びづらいんですよ」と後輩に慰められる始末。


激アツハズレもSTスルーもパチンコの醍醐味のひとつ。連れパチならそこで起きる楽しさと気まずさも加わりまっせ。

でも一人でじっくり打つのもそれもまた醍醐味なのよね〜。パチンコは色んな楽しみ方があるもんです。