6号機に移行しても専業生活をヤメるという人が続出するほどの影響はないと思う

シリーズ名
ホールサイン解読術 (毎週土曜日更新)
話数
第41回
著者
葛ヤスナリ
来年の2月に規則改正があり、6号機へ移行するのがほぼ確実であるということは皆さんもご存じだと思います。自分も複雑な思いはありますが、これはもう受け入れざるを得ないのかなと。

で、規則改正の最たる理由が依存症対策のため…ということですが、これは自分にとっても耳が痛い部分です。自分も含め専業生活をしているような人たちなんてパチスロ依存症そのものですからね(汗)。


一般的にパチスロ依存症と言うと、負け続けてもヤメられずに生活が破綻してしまう人をイメージすると思います。でも、パチスロで勝てるからと、毎日ホールで打ち続けている人も十分依存症ですよ。社会生活者としては破綻していますし。

自分たちのような存在が6号機へ移行する主な要因だとすると、趣味としてパチスロを楽しんでいる方に対して申し訳ない気持ちになります。


それじゃあ、そんなパチスロで生活している専業の人間に今回の改正案は効果があるのか。率直に言って、専業生活をヤメるという人が続出するほどの影響はないでしょう。

もちろん、状況が厳しくなるのは間違いないです。でも、月の収支で考えたら、最大でも20%減るくらいかなと予想しています。


改正案の中核でもある検定試験内容の変更。メーカーの開発の方もかなり試行錯誤することでしょう。出玉性能を落とさなければなりませんが、そのなかで魅力ある機種を開発しなければなりませんからね。

それでも、これまで各メーカーとも斬新なアイデアをもって、厳しい状況を打破する素晴らしい機種を世に送り出してくれました。なので、6号機もきっと大丈夫なはず。5.5号機に移行して1年足らずでハイスペック機を開発するぐらいの地力を持ち合わせていますから。


では、ホール側はどうでしょうか。4号機から5号機へ移行した際はホールの閉店件数は急増しましたし、今回も同様の現象が起こりそうな気がします。

ただ、ちょっと冷たい言い方になってしまいますが、打ち手としてはダメだと思うホールを切り捨てれば良いだけの話。厳しい経営環境だからこそ、高設定でアピールしようとしてくれるホールも少なからずあるはず。そういったホールを吟味して見つければ、打ち手としては特に影響はないかなと思います。

6号機になって実際どういった機種が出てくるかわかりませんが、ホール側は6号機をどう使って集客していくか、これがホール存続のカギになるのは間違いありません。


というわけで、収支が多少下がることを許容できるパチスロ専業者は6号機になっても生き残れると思います。

ただですよ。根本的な話になってしまうのですが、本当にここで踏ん張って生き残るのが正解なんでしょうかね。

今回は長期試験の上限が115%に下げられましたが、これが110%だったらどうなっていたか。機械割110%の機種がハイスペックと呼ばれ、大半の設定6は機械割105%なんて世界になるはずです。

そうなってしまうと、おそらく自分は生き残れません。機械割105%だと終日稼働の期待収支が2万円行くかどうか。稼働する日はほぼ毎日設定6をツモらないとノルマをクリアできなくなります。

考えたくもない話ですが、6号機で上限が115%に引き下げられたということは、いつか訪れるであろう7号機では110%になるかもしれません。個人的には機械割の上限が下げられることが一番怖いです。

6号機よりももっと先の世界。そこでは、パチスロで生活している人が都市伝説になっているのかも…。そんな未来を想像するとぞっとします。

もちろん、次の規則改正なんていつになるかまったく分かりませんが、今回の6号機案を見て、そこまで考えちゃいましたね。

自分の場合、こうやってメディアに出ている以上、やれるところまで突っ走る姿を見せることが使命だと思っているので、自らヤメるっていう選択肢はありませんけど。


最後に専業の方に対するメッセージになりますが、お上が目を付けているのは自分たちのような人たちなのかもしれない…。そんな考えを頭の片隅に置いて、生活したほうが良いかもしれません。