出玉性能を抑えたところで、依存症対策の大きな決め手になるとは思えない

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第68回
著者
悪☆味
もう御存じの方も多いでしょうが、来年にはいよいよ6号機が登場することになったようです。5.9号機の話はなんだったんだよと突っ込みたいところは多いですけども、とりあえず5号機時代に幕がおろされることになると。

まぁ、13年も5号機時代が続いていたことを考えると、むしろ長過ぎたのかもしれないけどね。

この〇号機うんぬんを取り仕切る規則は社会情勢などを考慮して改正されるものです。まぁたしかに13年前と現在では色々と変わってますから、いつ改正されてもおかしくない状況ではありました。

詳しい内容は雑誌やネットなどを参照してもらいたいのだけど、4号機から5号機へ移行した時と同じか、もしくはそれ以上の激震となりそうです。それでも、決まってしまったことは仕方がないわけで。

ただ、今回の規則改正にあたって警察庁は、パブリックコメント、つまり一般からの意見を募る期間を設けているので、ぜひ皆様にも意見を送ってもらいたいなと思います。

まぁ「自分ひとりが送ったところでどうせ何も変わらないんでしょ?」と思いますよね。実際俺もそう考えるタイプの人間だったりするのですが。


さて、6号機についての考察等は来週以降にするとして、今回の発表が行なわれたタイミングについてちょっと意見を述べたい。

冒頭にも書いたように、5.9号機が控えているにもかかわらず、それに切り替わる前に6号機への移行を発表した。これは『旧基準機』の撤去が進まないことに端を発しているのは間違いないでしょう。

一応、それ以外にも射幸性の抑制、ギャンブル依存症の対策、つまりのめり込み防止という大義名分がありますけども。

ただ、乱暴な言い方になってしまいますが、個人的には出玉性能を抑えたところで、依存症対策の大きな決め手になるとは思えないんですよ。だって、依存症ってそういうものじゃないでしょ?

アルコール依存症も、薬物依存症も、どんどん強いものを欲するのは当然だけど、かといって強いものがなくなれな依存症が治るっていうものではない。

極論を言ってしまえば、ギャンブルが存在する限り、ギャンブルのできる環境にいる限り、依存症が完全になくなるということはないでしょう。

そもそも、金額の問題だけでのめり込み防止を成し遂げられるのであれば、規則改正などしなくても、貸し玉、貸しコインの料金を変更するだけで済むわけですよ。

6号機は現行の2/3程度に出玉性能を抑えるということですが、それなら1枚=20円の貸しコイン料を1枚=13円くらいに一律変更するだけで良いんだから。

でも、そうはならずに6号機への規則改正。そうなったら、他に狙いや思惑があると考えてしまうじゃない? まぁ、そんなのあるに決まってるんですけども。


6号機へ移行したら業界的には大打撃です。

遊技人口は減り、閉店を余儀なくされるホールも少なくはないでしょう。残った打ち手にとっても、遊技環境の悪化は喜べる状況ではない。

遊技人口やホールの減少は、台を売るメーカーにとっても悪影響となる。ただし、強制的な入れ替え需要というものが発生するので、一時的に莫大な商機が生まれるということは間違いない。

うん、なんとなくこれ以上は書かないほうが良い気がするので、すみませんが今週はこのへんで…。


ちなみにですけど、6号機時代の展望について。

個人的な見解として、6号機よりもまず現行機種やみなし機に対する措置がとにかく重要かなと。そこをしっかり3年間の設置および猶予が担保されるのであれば、そこまでネガティブにはならないかな。