ぱちんこ業界に激震!遊技環境が大きく変化するほどの規制が近日発表される!?

シリーズ名
実録 ザ・ぱちんこ開発 (毎週月曜日更新)
話数
第35回
著者
180攻蔵
業界、地殻変動中です。というか、あまりの激震すぎて揺れてるのかすらも分からない。理由は…。

「実録 ザ・ぱちんこ開発」、お相手はお馴染み攻蔵180です。今週は『規則改正〜前回は?』をテーマにお話していきましょう。

MAX規制やら出玉規制やらの「内規」とは違い、「規則」は法律。これはつまり、法律を作らないと対応できないほどの変化が起こるということなので、「ちょっと変わる」どころの話ではありません。場合によっては、市場環境が激変する可能性すらあると思います。もちろん、パチンコに対する風当たりの強さを考えると…それがプラスに作用するとは思えません。


とはいえ、規則改正が起こりそうだ〜という噂は5年くら前からありました。封入式やエコパチと言われる、いわゆる「管理遊技機」が認められるためには規則の改正が必要なのは確実なので、そのうち変わるんだろうな…というのは開発に携わっている人間からすれば共通認識だったと思います。

そんな薄ぼんやりしていた影が、ここにきて形になり見え始めてきています。内容はまだ記載できませんが、近々規則が改正されて遊技環境が大きく変化することでしょう。


もちろん、規則改正は今回が初めてではありません。前回の改正は2004年だったんですが、みなさんはどういった変化が起こったか覚えていますか?

攻蔵はそこそこ長い開発プレーヤーですので、その規則改正も開発者として経験しています。しかし当時はまだ経験が浅かったので、それをどう生かしていくかというよりも、「とにかく規則を覚えなきゃ!」という状況でしたけどね。


開発に関することで当時を振り返って思うことが、解釈の違いなどで第一号機がなかなか適合しなかったこと。適合を受けた機種がない状態ということは、誰も正解がわからないので、「これでいいだろう?」「これで問題ないのでは…」という手探り状態で作り上げなければならなかったのです

とにかくその作業に時間がかかり、いざ「保通協にもってきて良いですよ〜」と言われても持ち込めない日々が続いたものです。このまま適合が取れず、売れる台がないせいで潰れてしまうのでは…? そう思うくらい危機感を感じていました。

そしてやっと持ち込んでも、液晶内やメイン基板で司るゲーム性などの部分だけではなく基板同士の通信であったりと、予想していなかった部分でNGとなることが多かった印象ですね。


ちなみに前回の規則改正では、出玉を司る計算式がMN比から、MNRSというものに変更されました。さらに1種〜3種という種別が撤廃されたことで、羽根モノのルールをデジパチに取り入れたりすることも可能になったんですよね。

年を重ねるごとに、「バトルスペック」「1+2種速攻連チャン」「確変領域を使って突入率と継続率を変化」などいろんなゲーム性が生まれましたが、基本的にそれらは規則に記載があり、その解釈方法の発展で新しいゲーム性が生まれてきたのです。


そういう意味でも規則の読み込みというところが極めて重要。企画個々の作業というのは、そのパーツの組み合わせで新しいものを生み出す…ということになりますからね。

さて、次の規則はどのようなものになるのでしょう…。判明次第、読み込んで自分のものにせねば。



質問への回答コーナー

●ドンつわぁんさんの質問
スルーチャッカーと普通のチャッカー、ベロではスタートの性能に何か違いでもあるのですか?

いつもパチンコを打っていて思うのですが、別にスルーチャッカーじゃなくても普通のチャッカーじゃダメなのかな? と疑問に思っています。できればそれぞれのメリット、デメリットを教えて下さい。


●ひとつの答え
まずはスルーについてですが、特別図柄の始動口に使用することができません。

ナナシーのような一般電役、いわゆる大当たりを普通図柄で抽選するタイプであればスルーでも抽選できますが、一般的なデジパチは賞球のある始動口を持つことが必要なのです。

スルーで抽選する機種のメリットは、その通過量でベース(通常時の返し玉)を決めなくても良い点。ただし、昨今はベース30が必須となっているなかで、スルーで抽選することはあまり効果的ではないかと。


それではここで、右打ちの特別図柄始動口、普通のチャッカー、電チュー、ベロ式電チューの違いについて説明していきましょう。

普通のチャッカー(入賞口)を配した場合(ex.エウレカアネモネverなど)、通常時に右打ちすれば入賞してしまいます。同時変動機種は長時間変動となっているので、エラーをものともせず忍耐強く回し続けない限り効果はあまりないので採用されていますが、そうでない機種は普段から狙われてしまうため採用できません。

普通の電チューを採用する理由については、普段の入賞率を減らして開放時に入賞率を高める、と至って普通の内容。ですが、現代パチンコにおいてはなくてはならないものです。

最近では、電チューを契機とする特図始動口に関しては1個返しも認められており、これを複合させることで高速変動させて次の当たりを早く得ることができます。


最後はベロ式電チューについて。これがある事で、TMRのような小当たり=大当たりの台が生まれたりしています。

ベロ式電チューの特徴は、通常時にとにかく入賞させないこと。TMRはベロ始動口に割り当てられた特図2の内容が大当たりに直結する小当たりが多くなっており、もし通常時に入賞すると時短中や確変中ではないのに大当たりが発生してしまいます。

普通の電チューだと低確率の一瞬の開放でも、完全に入賞をなくすことは難しいため、1種2種混合機などではベロ式電チューが積極的に採用されています。

ベロ式電チューのデメリットは、大きさが拡大しないので玉のルートを考えなければならないことと、入賞数の確保が難しいことですかね。


今回の内容や、それ以外でも疑問に思ったこと、もっと知りたい事など、メーカー開発リーダーをやっております攻蔵が質問にお答えします。

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今週の攻蔵ちょっとぱちんこ日記

CRF大ヤマトZF(SANKYO)

99年基準機と呼ばれる旧規則から現行規則に変わった際、もっとも早く適合して販売になったパチンコ機。

2004年の導入だったのに、2017年まで設置しているホールもあったモンスターマシン。

モンスターっていうのはその尖ったスペックと爆発力から…とはいうものの、大当たり確率は1/499でありながら大当たりはALL15R、確変率は68%しかなかったんですね。ちょっと前のMAXより波自体はゆるめ。

まだ打てるなぁ〜、と思っているうちに、自分の知る設置店リストにあった店が閉店、撤去などが連続し、なかなかお目にかかれなくなってしまった。そんな風に現行規則の機種もだんだんとなくなって行くと思います。

お気に入りの機種が有る方は、撤去まで愛してあげて欲しいです!