どの業界でも世代交代が上手くいかないと衰退してしまう。だけど『さとり世代』と上手くやっていけるか自信がない…

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第63回
著者
悪☆味
ここ数年『新入社員の所作や対応に驚愕した』みたいなことがよく話題になるじゃないですか。具体的な例を挙げると、社内のLINEグループなどで上司からきた業務連絡に対してスタンプで返信、みたいな。

これだって別に、その上司と新入社員がそういった関係性を築けているのであれば問題ないと思うんだけどね。

まぁでも、年齢が離れれば離れるほど、ジェネレーションギャップを感じるのは当たり前。以前『ゆとり世代』なんて言葉が流行ったけど、最近は『さとり世代』って言うんでしょ?

10年以上前になるのかな。マコト君と一緒に仕事をしたり、遊んだりすることが多かった時期があって、そのときに『あぁ、こういう子がゆとりっていうんだな』って思ったものだけど、さとり世代はさらにその上をいくわけだよね。俺はそんな若者と上手く付き合っていける自信がないですわ(笑)。


必勝本にも、編集スタッフ、ライターを含めて20近く年の離れた子も働いている。ただ、ほとんど絡むことがないんですよね。このコラムも、雑誌のほうの連載も、昔からいるスタッフさんが担当してくれてるし。

ライターにしても同じで、まず一緒に仕事をする機会がほとんどない。そもそも俺が動画の仕事を断ってばかりなのが原因なんだけど、稀に新人と仕事をしても収録が終われば普通に解散することが多い。

これだって10年前とかは一緒に仕事をすれば、毎回その流れでゴハンに行ったり飲みに行ったりしていました。

でもさ、最近の新人ライターとなると年齢も離れているし、仕事上でも15年くらい後輩にあたるわけですよ。なんか、誘いづらくない? 緊張させちゃっても悪いし、なにか他に用事があっても誘われたら断りづらいだろうし。

というか、仮に新人ライターと2人で飲みに行ったら、何を話したら良いのか、むしろ俺のほうが緊張するかもしれないなぁ。


まぁでもこれからは彼ら、彼女らの時代だからね。

どんな業界でも、世代交代が上手くいかなければ衰退すると言われるように、今後の必勝本を担っていってもらわなければならないわけですよ。

ちなみにこの世代交代っていう言葉は、動画の出演依頼を断る口実として俺はよく使っているんですけど、実際にそうなっていかないとダメだと思うんだよね。特に最近はメディアの仕事も、動画が中心になってきているわけで。

俺みたいなロートルがそんなところに出演し続けるよりも、意欲的な若い子らが出たほうが良いに決まってるんですよ。汚いオッサンがパチスロを打っているよりは、若い子のほうが映像的にも良いでしょ。


冒頭の話に戻るけど、ジェネレーションギャップなんてあるに決まってるんです。その世代ごとに常識や感覚も変わるものなんだから。

だから、新しい感覚を持った若い子らがもっともっと出てきて、上手く世代交代ができれば良いなと思う。ただ、だからといって俺もまだ引退するわけじゃないので、ロートルはロートルなりに居場所や仕事の形を探していかなくてはならないんだけどね。

それに、パチスロのユーザーは老若男女、特定の世代だけがいるわけではない。読者さんや視聴者さんだって様々な人がいるわけだから、いろんな世代、いろんな感覚を持ったライターが混在して、ひとつのものを作り上げていけるのが理想なのかな。