旧基準機撤去の見直しによって今年中に旧基準機が無くなる!? それによりある機種の状況が変わった

シリーズ名
ホールサイン解読術 (毎週土曜日更新)
話数
第35回
著者
葛ヤスナリ
仕事帰りに、KEN蔵さんと畑ヒロフミくんと映画「22年目の告白」を観に行ってきたんですが、いやもうスタートから一気に引き込まれてしまいました。起承転結がハッキリとしていて、久しぶりにおススメできる映画に出会えた気がします。

映画が始まる直前まで爆睡をかましていて、ねぼけまなこで映画を観ていたであろう畑くんでさえ、後で聞いたら「面白かったから内容はすべて覚えてる」って言っていましたしね(笑)。


それはさておき、映画鑑賞前に、その3人でパチスロ談義をして盛り上がっていました。三者三様の考え方があっていろいろと刺激を受けたのですが、最近打っている機種の話をしていて、あることに気が付いたんですよね。今、自分は番長3を打っている割合が高いってことに。

大したことないように聞こえるでしょうが、自分としては珍しい傾向だったりします。というのも、自分は打てる台があれば機種にこだわらず何でも打つというスタンスで稼働しています。そのため、打つ機種が1機種に偏るということはあまりないんですよね。

ところが、5月初め頃から番長3を打つ比率がかなり上がっていて、いまや全体の4割くらい。朝イチの抽選で良番を引けない日もあるなかでの4割ですから、狙う頻度は群を抜いて高いですし、もはやメイン機種と言っても良いくらいになっています。


さて、番長3の状況ですが、自分の通っているホールでは6月に入ってから設定配分を強めにしているケースが多いです。ようやく、看板機種がバジ絆をはじめとした旧基準機から番長3に変わりつつあるのでしょう。

それを感じさせる、とあるホールでの特定日の差枚データがこちら。

A店 番長3 差枚データ
1番台 -2000
2番台 0
3番台 -2000
4番台 +500
5番台 +2000
6番台 -2000
7番台 +1000
8番台 +500
9番台 +3500
10番台 +7000
11番台 -3000
12番台 +2000
13番台 +5000
14番台 -3000
TOTAL +9500

A店 バジ絆 差枚データ
1番台 +3000
2番台 -500
3番台 -2000
4番台 +1000
5番台 0
6番台 +1000
7番台 -2000
8番台 -2000
9番台 -2000
10番台 -3500
11番台 -2000
12番台 +1500
TOTAL -7500

番長3は14台で客側が9500枚浮いているのに対し、バジ絆は12台の累計でマイナス。

今でこそこのような結果ですが、5月の中旬ごろまではこの2機種の扱いがまったく逆だったんですよ。特定日にバジ絆は毎回プラス差枚になっているけど、番長3はホールの貯金箱状態といった感じで。

それが、過去2回の特定日では明らかに番長3が優遇されていますから、看板機種を絆から番長3へ変えようとしているのが伝わってきます。


また、B店の6月の特定日には…

B店 番長3 差枚データ
1番台 +2500
2番台 +4000
3番台 +2000
4番台 +3000
5番台 +4000
6番台 +7000
TOTAL +22500

こんな感じで、番長3が全台高設定だろうといった状況でした。普段全台系の機種を用意するようなホールではなかったので、少し驚きましたね。

しかもこのホール、5月までは番長3の扱いが本当に酷かったんです。設定4が1台あるかなっていう程度の状況が続いていて、そんなんだからこの日も番長3はノーマーク。で、この結果ですからね。個人的には悔しい思いをしました(笑)。


この2店舗をはじめとして、番長3の設定配分を強くしているホールが近場では増えています。ではなぜ、このような動きが起こっているのでしょうか。

番長3の導入から2カ月が経ち、機械代の回収が終わったのが影響しているから? 確かにそれもあると思いますが、個人的にはもっと大きな要因があるんじゃないかと予想しています。それは、最近噂されている旧基準機撤去の見直しについて。

昨年発表された内容は、今年の12月までに旧基準機の設置比率を3割以下にするというものでした。ただここにきて、旧基準機を年内に全て撤去しなけばならなくなるかもしれないと言われているのです。

正直言って、昨年発表された内容はそこまで厳しくないだろうと思っていました。

旧基準機の設置比率を3割以下にするといっても、ジャグラーやアクロス系などのノーマルタイプは対象になっていません。こういったノーマルタイプが概ね全体の3割を占めているため、残りの7割のうち半分強を新基準機に入れ替えれば、そのラインはクリアできますからね。

そのため、旧基準機は看板のまま、徐々にその割合に近づけていこうと考えているホールも多かったと思うのですが、旧基準機を完全に撤去するとなると話は別。半年後には撤去しなければいけない機種に頼った営業をしていたら、その後どうなってしまうかは…火を見るよりも明らかですからね。


もちろん、旧基準機完全撤去が確定事項ではありませんが、そういったリスクに備えるべく、今のうちに番長3を看板機種に育てようとするホールは今後も増えるというのが自分の予想です。

…まあ、思惑が外れて今後番長3の設定配分がまた落ちついてしまったとしても、しばらくは打ち続けますけどね。設定も分かりやすい部類だから狙いがいがあるし、なにより番長3自体が面白いんですもん(笑)。