パチンコの「内部確変」と「潜伏確変」の違いってご存じですか??

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第68回
著者
運留
「内部確変」と「潜伏確変」の違いってご存じですか?

「内部確変」っていうのは最近の海物語シリーズでおなじみ。大当たり後、時短突入かと見せかけて実は確変っていうパターン。時短の途中で「沖海チャ〜ンス」なんつって突入してくれます。あ〜あ、確変終わっちゃった〜、からの確変! なのでまさに地獄に仏。逆転の天国体験が味わえる粋な演出ですな。

「潜伏確変」は大当たり後だとか通常時に特定の演出から突入する確変状態。「消されたルパン」の雷雲モードで小当たりなのか潜伏確変なのかっていうアレです。マニアックな人は突入時にセグを凝視して、潜伏確変のパターンが表示されていれば心の中でガッツポーズ。

「内部確変」と「潜伏確変」の違いは、電サポがあるかないかってことで分けることもできますな。どちらも確変なのは変わりないわけですから。


そういった特性に小当たりを掛け合わせることで新たなゲーム性が生み出されました。要は通常時にモード移行させることで、潜伏確変なのか通常(小当たり)なのかでドキドキさせるわけですな。一時はブームの様相を呈していましたが。

思い出すのは銀河鉄道物語だとか五右衛門って台。この機種は潜伏確変を引くとアタッカーの横にある小さいランプが点灯するので、その違いは一目瞭然だったんですけどね。しかし当時はホールに入ってぷらぷらしてるとたま〜にランプが光った状態の台を見つけることもできたのです。


該当のランプ点灯=確変状態ってことは、普通に打つより確実に当たりやすい。ってわけでソッコー台を押さえるわけです。でもそこはあくまで潜伏確変。電サポはつかないので現金投資からスタートします。これがサクッと当たってくれれば良いものを案外ハマることも多いんですよね。

五右衛門の潜伏確変台を見つけた時は400回転ハマリを記録したこともあり、ほんまに潜伏してんのかいな? と思い何度もランプを見返したものです。しかし何度見直してもピカッと光っているランプ。ヤメるにヤメられず続く現金投資。やっとこ引いた大当たりは通常。なんで2万も負けとんねん! てな苦い思い出もも。


とはいえ、潜伏確変台は知っている人にはオイシイわけで、当時はそれだけを探す潜伏プロみたいな人達がわっと増えたものです。編集部の若手がたまたま見つけた銀河鉄道物語の潜伏台を、ちょっと離れたところで張り込んでいたプロがその台を奪おうとしてじゃんけんに持ち込んだなんて話もありました。

そんな弊害があるからか、今では潜伏確変自体はあるものの、一部の人にしか分からないようなランプみたいなものは見ないですわね。大体なんとかゾーンみたいなのに入ってある程度回させた後、潜伏してなければ通常画面に戻る。潜伏していたらヤメづらいようにゾーン継続! だとかゾーンアップ! なんて展開になっています。


そこで、先日のこと。パチンコを色々打ち散らかし、はて帰るか? つって出口近くのカイジ沼3のデータをふと見ると、単発大当たり後25回転ヤメの台が…。カイジ沼3は初当たり時に数%、潜伏の可能性があります。

しかし36回転回せば潜伏か否か演出で分かるようになっているので、基本的にはそこまで打つことになるはず。しかし25回転でヤメてるってことはセグ判別でもしたのかな? それにしては中途半端です。

ま、ダメで元々、千円回せば分かるでしょ? と軽い気持ちで打ち始めたわけですな。液晶右上にあるカウントダウンの表示、これが大当たり後36から始まって35、34、33…と減っていきます。


で、1000円打ち終わりかけでカウント0になったその時。どうせダメと思っていたら表示に「希望」の文字が。


さらに左右の「ざわバナー」が赤色に変化&ブルーハーツの曲が流れ始めたではないですか!? 潜伏確変や〜!


その後、潜伏からの通常当たり、なんていう潜伏あるあるも回避で4連チャンで約8000発ゲット。その日の負けがチャラになりました。


でも、やっぱり潜伏を拾うのってな〜んか悪い気がするんだよな〜。決して自分で堂々と引いた大当たりじゃないんだしね。でも、落ちてりゃ拾うしな〜。

なんて思いながらのひさびさの潜伏確変拾い実戦でした。皆さん、潜伏のある台を打つ時はヤメ時に要注意! 潜伏のままヤメたらズルいデブが拾っちゃうよ!