5.9号機の規制でハマリ台狙いは有効なのか!? 今年がまさにターニングポイント

シリーズ名
狙いドコロを狙ってみた (毎週土曜日更新)
話数
第54回
著者
クボンヌ/二星しょうた/畑ヒロフミ
今回も前回に引き続き、座談会の模様をお送りしていきます。


★旧基準・新基準について★


クボンヌ(以下、ク) 「さて、次は各々が狙った台についてもっと話を掘り下げていきましょうか」

編集S(以下、S) 「じゃあ、このデータの出番かな。旧基準機と新基準機を別にして収支をまとめたものがあるので目を通してみて下さい」

二星(以下、二) 「おお! さすがSさん。用意周到ですね!」

「あざっす! どれどれ〜」

基準機別の収支
クボンヌ
旧基準機 新基準機
ハマリ台狙い +123500円 +380700円
ゾーン狙い 0円 -4000円
特殊 +11000円 +38500円
合計 +134500円 +415200円
二星
旧基準機 新基準機
ハマリ台狙い +204000円 +136000円
ゾーン狙い +56000円 -25000円
特殊 +160700円 +57830円
合計 +420700円 +168830円
編集S
旧基準機 新基準機
ハマリ台狙い +30400円 +30300円
ゾーン狙い -38200円 +27500円
特殊 +52000円 +68500円
合計 +44200円 +126300円


「あら、人によってだいぶバラツキが出たね、コレ」

「僕とクボンヌさんでは、旧基準機と新基準機の収支バランスが真逆です」

「別に新基準機を意識して探し回っていたわけじゃないんだけどなぁ。この結果はちょっと予想外かも」

「ちなみにコレ、件数はわかったりしますか?」

S 「もちろん用意してあるよ。ほい、これがそのデータ」


基準機別の実戦件数
旧基準機 新基準機
クボンヌ 47件 101件
二星 225件 57件
編集S 31件 54件


「ありがとうございます! あ、やっぱり件数でも僕とクボンヌさんは真逆ですね!」

「件数も収支と同じ傾向ってことは、自分の場合は新基準機メインで誤爆して収支が上がったわけではないってことか」

S 「単純にクボンヌは新基準機を、二星は旧基準機を打つ機会が多かったということでしょ。こういう結果になった要因は何だかわかる?」

「僕はある程度意識して旧基準機を探すようにしていたので、自然と旧基準の件数が多くなったのかもしれません」

S 「旧基準機を優先して探していたと?」

「はい。やっぱり旧基準機のほうが出玉性能は高いですから。特に夕方以降は短時間勝負に向いている旧基準機を中心に探すようにしていました」

「出玉性能ね〜。そればっかりは新基準機だとどうにもならないもんなぁ。でもさ、旧基準機ってすでに知識が浸透している台も多いし、新基準機よりもイイ台を拾いにくくない?」

「メジャーな旧基準機は確かにイイ台が空くケースは少ないですね。でも、それは設置台数の多さでカバーできる場合も多いです。僕が使っているホールは旧基準機の設置割合が多いので、拾いにくい印象はあまりなかったですよ」

S 「それと去年は旧基準機を再導入するホールも多かったしね。メジャーな機種はもちろんマイナー系の旧基準機もあらためて目にすることが多かった。意外に打つ機会を作りやすかったと思うよ」

「特にバラエティーに再導入されるケースが多かったです。そういうホールを使っていれば、旧基準機のハマリ台もまだまだ拾えると思います」

「自分は新基準機が圧倒的に多かったけど、要因がこれと言って思い付かないなぁ。おそらくだけど、旧基準機より新基準機のほうが好きだからかも」

S 「え、好き嫌いの問題なの!?」

「おおまかに言うとね。もちろん旧基準機でも打てる台が空いていれば打つけど、ホールに入って最初に確認する台は好きな台に目がいきやすいじゃない? 旧基準機だと真っ先に確認するのはゴッドくらいで、他は新基準機のシマを優先的に見ていたと思う」

「クボンヌさん、それは期待値を追う打ち手としてはダメ…じゃないです。それ、自分もすごくわかります」

S 「今、二星がダメ出しを言いかけていたけど、クボンヌ氏の考えはわからなくもない。自分が得意な機種は優先して狙いたくなるし」

「あと、担当している機種は自然と打つ機会が多くなるから、イイ台を見つける頻度も高くなるし。だから新基準機の件数が多くなったんじゃないかな、と」

「僕の場合は旧基準機に好きな台が多いから、それも件数に影響しているかもしれません。言われてみて気付きましたが」

S 「二星は現金なヤツだから、好き嫌いは出玉性能だけで判断してそうだけどな。おい、そうだろ!」

「それは一理ありますね」

「あるんかい(笑)」

「あと、僕ってヒキが強いじゃないですか(ドヤ顔)。なので、どうせ出すなら純増の多い旧基準機を打ったほうが儲かるなぁと」

S 「あらら、今日はやけに大人しいと思ってたら急に饒舌になりやがった。酒でも回ってきたのか!」

「そんなことないですよ。僕お酒強いですし。あ、すみませんカシオレ下さ〜い!」

「これ以上話を膨らませるとめんどうだからとりあえずスルーしておこう(笑)」


★狙い目機種について★


「次は具体的によく狙った機種について振り返ってみましょうか」

「僕はさっきの件数にもあった通り旧基準機がメインで、なかでも北斗転生を打つ機会が多かったです」

S 「設定変更後の即前兆狙い以外にもよく打ったの?」

「そうですね。ハマリ台狙いでも打つ機会が多かったです。さっきのクボンヌさんの話じゃないですが、北斗転生はめちゃめちゃ好きなので優先して探していました」

「転生ね、あの台はホントにハマリ台狙い向きの台だと思う」

S 「設定不問の一発があるし、その一発が現実的な頻度で起こるからね」

「転生は昔だとかなり拾いやすい印象があったけど、今はだいぶ厳しくなってない?」

「さすがに一昔前よりは厳しくなりましたが、宵越しを考慮すれば十分に拾えますよ。あと、台数もそこそこ置いてあるホールが多いのでまだまだ狙えます」

「なるほどね。まずは北斗転生…と。じゃあ、新基準だと何をよく打った?」

「新基準だと北斗修羅の割合が多かったと思います」

S 「また北斗かい!」

「神拳勝舞のシステムが好きで好きで(笑)」

「自分はあのシステム嫌いじゃないんだけど、ART(AT)が終わるときに必ず嫌な思いをして終わるのが嫌なんだよな〜。ムカツクじゃん連敗すると」

「確かにムカつきますけど、その連敗もまた神拳勝舞の醍醐味じゃないですか? それに北斗修羅は、連敗するほど勝率が上がるシステムもありますし」

S 「ああ、15連敗以上すると以降は拳力が50%で発動するってシステムか」

「そうです。なので、内蔵データで現在の連敗数をチェックすればハマリ台狙いのボーダーを下げられます」

「具体的には何連敗から狙うようにしてるの?」

「15連敗している台は500G以上、17連敗以上の台はゲーム数不問で打つようにしています」

S 「要するに15連敗以上している台を打てば単発の可能性が激減するってことでしょ。でも、天井まで遠いところから打ったら初当たりまでの投資がキツくない?」

「だよね。低設定だと1000G以上ハマることも少なくないし…」

「そこは天井までに当たることを祈って打つしかないです(笑)。でも、連敗していない台と比べてARTの期待獲得枚数が多くなると思うので、初当たりに手間取ってもプラスの期待値は見込めると思うんですよね」

S 「連敗数狙いは収支が荒れそうだけど、期待値はプラスだと思うから辛抱強く打ちましょうってことね。それに、連敗数狙いをしているライバルは少なそうだから、拾いやすい利点はあるかも」

「連敗数を確認する作業もPUSHボタンを押すだけなのでラクです」

「転生の場合は、あべし数の確認のためにコインを入れて画面を覗かないといけないのがね。ぶっちゃけあの行動がめんどうだったりするし、目立つから率先してやりたくないってのはある。それに比べてPUSHボタンを押すだけなのは手軽かも」

S 「二星は旧基準機も新基準機も北斗を攻めていたと。じゃあ、次はクボンヌのよく狙った機種についてお願いしやす」

「自分は最近まで弱虫ペダルを打つ機会が多かったかな」

「弱虫ペダル…いきなり変な話になりますが、あの台まったく出ませんよね(笑)」

「うん、出ない。ビックリするぐらい」

S 「肯定するんかい! でも出ないのをわかっていても狙ってたんでしょ?」

「出ないがゆえにライバルが少ないし、天井が4種類もあるから打てる台が空きやすいんだよね。なかなか大きく勝てないけれど、その分を手数でカバーする感じ」

「薄利多売…ってことですね!」

「例えが微妙だけど、そんな感じかな。ゲーム数天井なら投資のリスクも低いし、そのうち1000枚くらいのカタマリが来てその分で収支が浮く、みたいな」

S 「でもさ、そういう機種って台数が少ないじゃん? バラエティーに1台とか。それだと台数をこなすのが難しいと思うんだけど」

「ですね。僕の通っているホールも台数が少ないので狙える機会がありません」

「自分のホールは不思議と5台くらい設置されてるからまだ何とか。でも、そろそろ減台されそうだから打つ機会は減りそう…。次に狙えそうな機種を探さないとなぁ」

S 「新基準のデメリットはそこにもあるよね。台数の少ないところが。良さそうな狙いドコロを搭載していても、打つ機会が少なくて活かせない」

「不遇というか、もったいないと思う機種は多いかも。ホールの巡り合わせというか、ラインナップの良いホールが近くに存在するのかでも収支は大きく変わってくるし」

「ホールが導入する機種ばっかりは自分たちじゃどうすることもできないですもんね。なんでこの台撤去するの!? ってことも多々ありますし」

S 「逆にいつまでこのク〇台残してるんだよ、ってのもあるけど(笑)」

「新基準機は入れ替えの早さがネックだと思う。まあ、そればっかりは仕方ないのかもしれないけど。じゃあ、次はSさんのよく狙った機種についてお願いします」

S 「そうだなぁ、ありきたりな機種だけど凱旋かな。ちょっと前のコラムにも書いたけど」

「あの回の考察は今までのなかでも一番有益な内容だったと思うよ」

S 「ホントに!? そう言ってもらえると本当に嬉しいよ。ずっとデータを採り続けてたからね」

「でも、あのスランプグラフは凱旋とは思えない綺麗な右肩上がりでしたよね。凱旋のハマリ台狙いはやっぱり勝てるんだと再認識しました」

「しかも、打ち始めのボーダーが650G以上であの収支でしょ。凱旋はホントに甘いのがよくわかる」

「ボーダーをもう少し上げればさらに安定するってことですもんね。拾える台数は減るので効率は悪くなるかもしれませんが」

S 「まあ、そうは言っても荒い台なのは間違いないじゃん。俺の場合は最初のほうが運良く出てくれたから打ち続けて来られたけど、いきなりドマイナスを連発していたら心が折れていたかも」

「天井到達単発、天井手前の単発を数回繰り返したら簡単に10万くらいヤラれちゃう」

「僕は最近天井に到達しても単発ばかりで、若干折れかけています(笑)。あの単発だった瞬間の虚しさは精神的にキツいっす」

S 「そういうことに打たれ強そうな二星でもキツイと感じるんだから、この台は多少馬鹿にならないと打ち続けられないよ」

「期待収支はプラスとわかっていても覚悟を決めないとね」

「でもあの出玉性能の高さはやっぱり魅力ですよね。ハーデスも同じくそうですが」

S 「出玉性能という面では間違いなく今のホールを支えている機種の1つでしょ、ゴッド系は」

「そこで関係してくるのが旧基準機撤去の問題か〜。ゴッドが減台される日も遠くなさそう…」

S 「それは以前から言われていることだけど、今年は本格的に動きそうだよね」

「いよいよか…って感じ」

「それを考えると憂鬱になるんですよ〜。僕、ゴッドが無くなったらパチスロ打ち続けられるか不安ですもん」


★今後のパチスロについて★


「最後は今の話の流れで、今後のパチスロについて考えていこうと思います」

S 「いわゆる"5.9号機"への移行ですな」

「その5.9号機というのは、具体的にいつ頃から本格化するんでしょうか?」

「とりあえず今年の9月末までが現在の仕様(5.5号機)の台を新規でリリースできる期限みたい」

S 「つまり、今年の10月からは5.9号機のみ新台として導入できる、と。まあ、古い台の再導入は今まで通りできるとは思うけど」

「なるほど…」

「一番の問題は旧基準機の設置がどの程度まで許されるのか…になってくると思う」

S 「一斉撤去なんていう強行策にならない限りは、設置自体はしばらくOKなんじゃないかな」

「いずれ無くなるにせよ、徐々に設置割合が減っていく感じでしょうかね」

「うん、おそらくは」

「旧基準機の台数が減るとハマリ台狙いが一層厳しくなりそうですね。それが僕的には一番の懸念材料です」

S 「特に5.9号機って、今の5.5号機よりもさらに出玉に対しての規制が厳しくなってるからね…」

「出玉面での大きな変更点は、ARTの継続ゲーム数が最大1500Gまでになる、という点かな」

「純増2枚×1500Gの3000枚規制ってやつですね」

S 「厳密に言うと1500G間にボーナスを引ければ一撃3000枚以上は可能だよ。あくまでも継続ゲーム数の規制であって枚数規制ではないみたいだから」

「いずれにせよ一撃性能は大きく下がるから、1発の当たりが重要なハマリ台狙いはかなり分が悪くなると思う」

「ですよねぇ…。あと気になっていたんですが、そもそも天井自体の機能は残されるんでしょうか?」

S 「天井については明確な規制がないと思うから搭載は問題ないハズ」

「ただ、今まで通りの天井のシステムが使えるかどうかは…どうなんだろう」

S 「これも規制の1つだけどART抽選に設定差が付けられなくなるから、それも天井に影響してくるかも。どんな仕組みの天井が一般的になるのか見当が付かないよ」

「ART抽選のシステムが結構変わりそうだもんなぁ。果たしてそれが吉と出るか凶と出るか…」

「まあ、天井が存在するならそれだけでも十分戦えますよ! 新しい機能だったとしても、新しい勝ち方を探せばいいだけですし」

S 「お、二星が良いこと言った!」

「10ポイントゲット!」

「え、いつの間にポイント制になってたんですか(笑)」

「極論を言っちゃえばどんな台でも"なるようにしかならない"ってのはある。新基準が本格化してきた今でも何だかんだで勝てたワケだし、深く考えすぎなくていいのかもね」

S 「もしかしたら、とんでもなく勝ちやすい台が出て来る可能性もあると思うし」

「その点は1〜2年前の新基準が出てきた頃に似ているかも。当初はどうなるかと思ったけど、今では新基準でも意外に勝てる台が多くなってきてるじゃん」

「実際、クボンヌさんは新基準メインの実戦でも大きなプラス収支ですもんね」

S 「あと、しっかり勝っていればこのコラムも続けていけるだろうし」

「そう、それ大事!」

S 「とりあえず天井が存在する限りコラムは継続する方針なので、第3期目も引き続き頑張っていきましょう」

「何とか勝てるように頑張ります」

「次回の座談会ではどんな結果になるのか楽しみです。5.9号機でも僕のヒキ強自慢が炸裂すると思いますがっ! みなさん、二星に負けないように頑張って下さい!」

「え〜それでは時間も遅くなって来たので、そろそろお開きにしましょうか。みなさん、お疲れ様でした」

「スルー!? ってか唐突!」

S 「お疲れ様でした〜。第3期もよろしくお願いします」

「Sさんまでもスルー!? あ、どうぞよろしくお願いします」

「頑張れ、煮干しクン(ボソッ)」

「二星です! それに文面じゃないと伝わらないですからね、そのネタ!」



———次回からは第3期目が始まります。コラムの方針・メンバーに変更はありませんが、内容を若干リニューアルしてお届けしていく予定です。

更新日も変わらず毎週土曜を予定しておりますので、今後とも当コラムをよろしくお願い致します。