設定6をピンポイントでツモり続ける2人組が、『サクラ疑惑』から『サクラ確定』に昇格した出来事とは!?

シリーズ名
ホールサイン解読術 (毎週土曜日更新)
話数
第20回
著者
葛ヤスナリ
とあるホールに現れた10台中1台しかない設定6をピンポイントでツモり続ける2人組。"サクラ"だと思われるが果たして…という前回の話の続きです。とその前に、サクラに関して少し話したいと思います。

おそらく現在は、サクラ行為ってほとんど行なわれていないでしょう。理由は明白で、ホールがリスクを背負ってまでサクラを雇う理由がほとんどないから。

ひと口にサクラ行為と言っても、ホール側が出玉を見せるために雇うパターンと、設定責任者が小遣い稼ぎなどの個人的な理由で行なうパターンの2パターンがありますが、特に前者は絶滅しているといっても過言ではないでしょう。

4号機時代の爆裂AT機のなかには、完全攻略時の設定6の機械割が150%に達するという台も割と多くありました。ホール側としては設定6を投入して出玉を見せたいんだけど、下手すれば5万枚とか出てしまう。それはさすがに怖いからとサクラを雇う事もあったと思います。

でも今の時代、そんなスペックの台なんてもちろん存在せず、ほとんどの台は設定6でも110%強といったところ。仮に設定6をサクラに打たせたところで、出ないこともあるでしょうからね。そうなるとサクラを雇う意味なんてほとんどなくなると。


ホールにいると「昔はサクラをやっていた」なんていう人に出会うこともあります。そんな人たちはみんな口を揃えて「良かったのは10年以上前まで」ということを言っているんですよね。

現在でもサクラがいるとしたら、ホール責任者がお小遣い稼ぎなどの理由でやるくらいだと思います。これはもうやっていることは横領ですよね。どの業界でも起こり得ることで、悲しいけどこれをなくすことはほぼ不可能だと思います。

ちなみに、これまで様々なホールでパチスロを打ってきましたが、「あの人サクラかも…」と感じたのは今回の件ともう1件くらいですかね。


さて、前置きが長くなりましたが本題に入りたいと思います。バジ2を狙っている2人組がサクラだろうとアタリを付けてから、自分はどう行動したか。

このホールは並び順入場だったのですが、まずは先頭に並んで自分の狙い台をキープ。しばらく待つと、サクラはのんびりとバジ2の島へやって来ます。

ここからが本番なんですが、とにかくサクラの目線を追うことに集中する。こちらの方を向いていたら何もせず。視線の先が他の方向なら、そっち側にある別の狙い台に移動する。これだけです。

この作戦をするようになってから、3回に2回は設定6をツモれるようになりました。まぁこんなにうまくいくようになったのも、いくつか良い条件が揃っていたからなんですけどね。


まずバジ2の島が入口から遠かったこと。このおかげで、サクラがどのあたりを見ているか判断できましたし、ある程度は狙いが絞れるホールということで、目線の先のどの台が当たりかも割と絞れていたため、選びやすかったんです。

そして他のお客さんもそこそこ並んでいたので、サクラが来るまでタイムラグがあったのも助かりました。

また、サクラのやる気があまりなかったのも良かったですね。

ちょっと考えれば、自分にマークされているのは分かるはずだし、それが分かれば対策のしようがいくらでもあったと思います。たぶん、パチスロをほとんど打ったことがなかったんじゃないかな。もしくはバイト代が安かったか(笑)。打っている最中も台にはまったく興味がなさそうだったし。


結局、この作戦を実行してから10日も経たないうちにバジ2には設定6が入らなくなり、サクラも姿を消しました。

いざこういった経験をしてみると、サクラがいるホールは悪いホール…というよりかは、むしろ設定6が入っている証明になるからプラスなんじゃないかとも思うようになったんですけどね。先述した通り、サクラっぽい人を見かけることはその後ほとんどありませんでした。


ちなみにこれだけ材料が揃っていれば、さすがにサクラであることは疑いようがないのですが、ある日それを決定づけることが起こったんです。

まだサクラかもしれないな〜と疑っていた時期に、朝イチ自分がバジ2の狙い台に座ると、サクラは打たずに帰っていきました。で、何気なく外に行ったら、サクラが誰かと電話しているんです。盗み聞きするつもりはなかったのですが、サクラが大きな声で「仕方ないじゃないですか。だったら2台入れといて下さいよ!」って言ってたんですよね(笑)。こうしてサクラ疑惑からサクラ確定に昇格したわけです。


サクラがいるホールを見つけたときにどう行動するかは、人によって様々だと思います。

自分の場合、そのホールに行かなくなる、もしくは店員に言うというのではなく、それを逆手に取って攻略してやろうという気持ちになります。ただ、そこからトラブルに発展する可能性もあるので、状況を良く見て判断する必要はあると思いますが。

まぁ一般の打ち手にとっては、そんな一部のサクラよりも、パチスロで生計を立てている専業の存在のほうがよっぽど迷惑かもしれませんけどね(汗)。