G1優駿倶楽部 競走馬を育成するが、調教師がポンコツなためARTが遠い…

シリーズ名
MISSION〜編集部からのむちゃブリ〜 (毎週月曜日更新)
話数
第55回
著者
大和
あの走りをもう一度(前編)

皆さんは競馬に興味がありますか?

パチスロライターのなかには趣味が競馬という方も結構いて、SNSなどで競馬のことについて書いているのをよく見ます。

自分の高校時代は競走馬育成シミュレーションゲーム「ダービースタリオン」の全盛期ということもあり、クラス中でちょっとした競馬ブームが巻き起こっていました。

馬券を買えるのは20歳(学生は除く)からなので実際に馬券を買いに行くことはなかったものの、GIレースが開催される日曜日なんかはテレビにかじりついて興奮しながら見ていた記憶があります。

当時大人気だったサイレンススズカという馬がレース中に故障し、そのまま安楽死という悲しい出来事があったのですが、翌日、クラスのみんなでその記事が載っているスポーツ新聞を囲んで黙とうするなんていうこともありましたね。

そんな高校時代を過ごしてきたので、馬券を購入できるようになる20歳以降はガッツリと競馬にハマったのかというと…そんなことはなく、パチスロにどっぷりハマってしまいます。

それでも、競馬への興味が失われたというわけではなく、競馬関係の仕事に就いた友人にエアグルーヴっていう馬を近くで見させてもらったときは、人生でTOP3に入るくらい感動しましたね。

まぁそれももう15年以上前のことですし、それ以降は徐々に競馬から遠ざかって行ってしまうんですけど。

サクラローレル、マヤノトップガン、マーベラスサンデーの3強時代が、自分の競馬のピークだった大和が送る「MISSION〜編集部からのむちゃブリ〜」。今回は近年活躍した馬から、自分でも懐かしさを感じる馬まで、数々の名馬が実名で活躍する「GI優駿倶楽部」でミッションクリアを目指します。


ミッションの内容は以下の通り。

[1] 凱旋ロードに入れる
[2] シンボリルドルフでARTに当選
[3] 5000枚出す
※[1]〜[3]のうち1つ達成でミッションクリア


GI優駿倶楽部は1セット30GのARTを搭載しており、ARTは同社の戦コレシリーズでお馴染みとなったシナリオで管理されています。

ART当選時に選択されたシナリオ(全部で11種類)によって10セット目までの継続率が決められていて、それに従って継続抽選が行なわれます。10セット継続すると11セット目は海外レースに出走し、そこで勝利すればそれ以降は88%継続となる激アツの凱旋ロードに突入するので、大量獲得を目指すためにも、ミッションをクリアするためにも、なんとかこの凱旋ロードまでたどり着きたいですね。

1〜10セット目までは国内のレースで戦い、それをすべて制して海外レースに挑むっていうあたりも、競馬をモチーフとしたパチスロならではっていう感じなんですが、この台の面白さは通常時も競馬らしさが出ているところにあります。


GI優駿倶楽部の通常時は40〜88Gの周期があり、周期到達時にART抽選が行なわれます。

この通常時がかなり秀逸で、周期到達までは最初に決められた競走馬を育成し、周期到達時のレース(新馬戦)で育てた馬が勝利すればART突入という、ダビスタ(ゲームとしてはメーカー違いますが…)などの競走馬育成シミュレーションゲームを彷彿させる仕様となっているんです。


しかも、競走馬は複数用意されており、馬ごとにART抽選やART突入後の継続抽選などで大きく特徴が異なるのです。

例えば、写真のオグリキャップなら新馬戦に負けた際に連闘チャンス(次レースの勝率50%オーバー)に突入しやすい。また、ART8セット目はメモリアルレースとなり、勝率は88%になるという特徴があります(メモリアルレースはシンボリルドルフ以外全競走馬に存在)。

どの馬を育てることになるのかは、先述したとおり周期開始時に告知されるので、どの馬が選ばれるかもワクワクしますよね。


ということで、早速競走馬を育成をすることになるのですが…オグリキャップ、テイエムオペラオー、ミホノブルボン、ブエナビスタといった時代に名を刻んで来た名馬たちを託されるも、いずれも新馬戦で敗北。調教師がポンコツだからか、まったく勝てる気配がありません。

自分が時の権力者で競走馬を多く所有していたら、絶対に馬を預けたくないなと思うくらい残念な大和厩舎。いつの間にやら「名馬の新馬戦殺し」なんて二つ名を付けられるくらいの惨敗を繰り返していたのですが…


ようやく連闘チャンスから初ARTに突入。とりあえず一安心なのですが、連闘チャンスは新馬戦ではなく未勝利戦になるので、新馬戦殺しの異名は払しょくされませんよね。


まぁどんなルートであれ、ARTにさえ突入させてしまえば同じこと。「新馬戦を勝てなくても歴史に名を残した名馬はいっぱいいるんだよ!」と心のなかで叫び、最初のARTへ。


ARTは先述した通りシナリオ管理となっており、突入時に10セット目までの継続率が決まっています。

戦コレシリーズと同様にV(戦コレでは7でしたが)が揃えば次セット継続確定だったり、継続告知が行なわれる継続レース中のレア役で、敗北を勝利に書き換える抽選が行なわれるなど、セット継続抽選以外での継続契機も存在。

なので、戦コレを打ったことがある方なら、初打ちでも割とすんなりゲーム性を理解できると思いますよ。


ARTの残りゲーム数がなくなると…


いよいよ継続を賭けたレースへと移行します。開始画面でチャンスボタンを連打するとオッズで勝利期待度を告知してくれるので、競馬感を存分に味わいたい方にはオススメです。

そんなこんなで、まずは最初のレースである朝日杯フューチュリティステークスへ。自分が競馬に夢中になっていた頃は、朝日杯3歳ステークスって名前でしたが、途中からちょっと難しい名前に変わりましたね。

ここで勝って一気に弾みをつけたいところなのですが…


レースは惜敗。そういえば、オグリキャップが3歳(今でいう2歳)の時は地方競馬を主戦場にしていたし、中央開催のGIで負けてもしょうがないよなぁ…。

アイドルホースと呼ばれたオグリキャップですが、未勝利戦で1勝しただけで引退に追い込むことになってしまいました。なんかごめんね…オグリキャップ。


さて、オグリキャップは去ってしまったので、また新馬戦初勝利に向けて再び打ち始めることに。

次に選ばれたのは悲運の名馬サイレンススズカ。そして…


見事新馬戦で勝利に導くことができました。

冒頭でもちょっと書いた通り、当時最強と言われたサイレンススズカですが、GI天皇賞(秋)で故障し、予後不良で亡くなってしまいました。その名馬がこうやってパチスロで活躍してくれるんですからね。ここでも当時を思い出させるような活躍をしてもらいたい!


そんな想いが届いたのか最初のレース、朝日杯フューチュリティステークスで、堂々の1番人気に選出。そして人気に応え、見事GI初制覇(次セット継続)となりました。


よし、ここから快進撃が始まるな。そう臨んだ2レース目の弥生賞だったのですが…


結果は2着。そういえば、実際のサイレンススズカの弥生賞は8着だったもんなぁ。なので6つも順位を上げたことを素直に褒めてあげたい(負けるときは必ず2着ですが)。

競馬を中途半端にカジッているせいか、仮にARTが続かなくても、実際のレースでも負けてたから仕方ないって納得してしまうんですよね。

前半はGIで1勝しか挙げることができませんでしたが、果たして後半戦は好成績を残すことができるのか? そして、ミッションクリアの行方は?

後半戦の大和厩舎にご期待ください。