ホールでの実体験!本当にあった怖い話「もし、気付くのが遅かったら…」

シリーズ名
回胴皇帝的必勝塾ドッカーン (毎週木曜日更新)
話数
第52回
著者
スロカイザー

いや、本当に怖かった。


ということで、先日『パチスロ牙狼‐守りし者‐』の初打ちを済ませてきた。ゲーム性の感想を一言でいうと、「良くも悪くも北斗かな」という感じ。ここ最近"玉集め"の機種が多い気もするけれど、私はそんなに嫌いではないので十分に楽しめた。

で、機種全体の感想を一言でいうと…


CGが怖い。

リアルというか不気味。ホラー(敵)よりもホラー(恐怖)だ。蝋人形なんじゃないかと思えるほど、CGから生気を感じなかった。



牙狼のCGは物凄くカッコいいのだが、人間がビックリするぐらい微妙。本来であれば、幼女は幼女というだけでカワイイのに…


どうしてこうなった?

いつもなら「幼女がカタい棒をニギニギしているよ!!」と大興奮したと思うのだが、残念ながら今回、私の牙狼剣が牙狼斬馬剣になることはなかった。


以前、『パチスロリング 呪いの7日間』を打ったとき、おどろおどろしい貞子よりも


連続演出失敗時のこのヒロインの表情に戦慄を覚えたのだが、牙狼は常にこの恐怖レベルのCGが縦横無尽に乱舞する。

正直、CGのクオリティはパチスロにおいてはオマケみたいなもの。原作付きの機種はしっかりと描き込んでほしいという思いはあるけれど、ゲーム性が良ければ多少絵が変でもパチスロとしては楽しめる。

と、頭では判っているのだが、液晶に映し出されるCGを見るたびに「もうちょっとどうにかならなかったのかな」「誰か止める人はいなかったのかな」という気持ちでいっぱいになった。まぁ、打ち続ければそのうち慣れると思うけれど。


皆さんこんにちは、怖いのが苦手なスロカイザーです。

最近、終電で帰宅することが多いのだが、暗い道を歩いていると突然不安になって早足になることがある。私の感覚が何かを察知しているのか、それともただのビビリか(十中八九、後者だろうが)。

さて、今回はこんな感じで私がホールで体験した怖い話を書き綴ろう。コラムを読んだあと独りでトイレに行けなくなってしまうかもしれないので、そのときは私を呼んでくれ(女の子限定)。


あれはまだ4号機が設置されていたときの話。当時は711枚のBIG1G連に魅せられて『吉宗』を打つことが多く、この日も一撃万枚の夢を見て八代将軍と戯れていた。

そのホールは4シマ丸ごと吉宗というほどの大量設置にも関わらずほぼ満席状態。既にドル箱タワーを積んでいる者もいたのだが、自分の台はちょうどゾーンを抜けて好調とは真逆の展開に陥っていた。

知っている人は知っていると思うが、この機種は初当たりが重い…もとい1000ハマリなど蚊に刺された程度というほどに初当たりは激重である。にも関わらず、ふと財布の中を見ると最深天井(1921G)まで届きそうにない。


そこまでハマらないと思うけれど(希望的観測)、もし大ハマリしているときにお金が尽きてATMに向かったら、間違いなく「ああ、あいつお金を下ろしに行ったな」と見下されてしまう。または「無理して打っている」と思われるかもしれない。

そんなのは私のプライドが許さない(当時は今よりプライドが高かった)。ということで、大ハマリする前にATMへ行き、お金を数万円下ろしたのだ。なんと計画性が高いことか!


何食わぬ顔でホールに戻ると、相変わらず吉宗はほぼ満席状態。まさに鉄火場。パッとシマを見渡しても空いていたのはATMに向かった私の台ぐらいだった。皆、我武者羅にレバーを叩いている。

「たしかに今は調子が良くない。だが、最後に笑うのは私だ」

そんな想いを胸に着席し、遊技を再開。両替したばかりの千円札をサンドに入れて(当時は1万円に対応していないサンドが多かった)気合を入れなおした。


だが、直後に違和感発生。演出がやたらザワザワする、どうみても前兆中だ。ゾーンを抜けた直後に席を立ったのになんでだと疑問に思い、現在のゲーム数を確認してみると…

ゾーン真っ最中!?

パニック、まさにパニック。ゲーム数が戻っている。神様が奇跡を起こして、もう一度私にチャンスをくれたのか?

否。そんなハズはない。神様がいたら、そもそもATMになんか行ってない。

では、席を間違えたのか?

いやいや、このシマで空いていたのはこの台だけだから、間違えるわけがない…ん、ちょっと待てよ?

嫌な予感が脳裏を過り、隣の吉宗のシマを覗いてみる。







同じような位置に空き台を発見。おそるおそるゲーム数を確認してみると、ちょうどゾーン抜け。ああ、謎は全て解けた。私はシマを間違えたのだ。大量設置機種ゆえの過ちだ。

間違えた台に千円を入れた直後だったのでコインを回収しようかと思ったが、傍からだとどう見てもコイン泥棒。新たなトラブルを招きかねないので、下皿に入った約千円分の出玉は授業料として諦めて元の台に移動した。


しばらくして、間違えた台の本当の打ち手が気付いていないかどうかが気になったので、そっと陰から様子を見てみた。すると…

『龍が如く』に登場しそうなナイスガイが、その台に座っていた(当時はまだ『龍が如く』は発売されてないけど)。

もし、間違いに気付くのが遅かったら…。


——この話を信じるか信じないかはあなた次第。


余談になるが、この日だけでなく台間違いはちょこちょこしていた。己の学習能力のなさもまた怖い。