イベント規制されているからといって、新台入れ替えだけが集客の手段じゃないハズ

シリーズ名
F山科の自堕落な日々 (毎週金曜日更新)
話数
第46回
著者
F山科
突然ですが、皆さんは「チルノのパーフェクト算数教室」という楽曲をご存知でしょうか。元は東方紅魔郷というゲーム内で使用されている「おてんば恋娘」という楽曲で、それをIOSYSがアレンジしたモノです。

IOSYSは札幌の音楽制作集団で、ツインエンジェルにも楽曲を提供しているほど活動の幅が広い。先述した曲も数ある東方アレンジ曲の中でも、トップクラスの人気と支持を得ている楽曲。実際、数々の音ゲーにも出展されているメジャー級のタイトルなのです。

実際に曲を聴けば分かりますが、曲のタイプはいわゆる「電波ソング」に属します。独特の歌詞によりキャラクター性を表現しつつも、スピーディーなメロディ展開は聴いていて非常に心地良い仕上がり。そして、笑いも盛り込んだ屈指の名曲かと。

で、自分はこの曲を初めて聴いた時に「かっこいいメロディラインだな〜」と思ったんですよね。ピアノアレンジで演奏されている方を先に聴いていたのですが…その後に元曲を聴いた時はさらに衝撃を受けました。もはや別の曲といっても過言ではなかったので…。

入り口が違うとここまで印象が変わるモノなのかと思いつつ、最近のパチスロでもその傾向があるなぁ…と感じております。


今から1年前です。山佐のリノが導入されてから、早いもので1年経過したのです。その時にリノを打った人は、それぞれどう感じたのでしょうか。

リアルボーナスの連チャンは魅力であれど、いつ揃うかわからないトマトであったり、ハマる時は4桁…なんてことも割とあるので、気軽に勝負ができるようなモノではなかったかもしれません。

実際、自分も初実戦はトマト揃いまでに三万強の投資を強いられました。この時にノーボーナスで終わっていれば、二度と触ることがなかったかもしれない。その時はなんとか7連ぐらいの連チャンを体験したので、その魅力の片鱗は堪能できましたがね。


そしてシステムが完全に判明すると、この台の魅力的な部分が次々と確立されていったのです。

左リールの押した場所による「三択」のゲーム性がトマト揃いにかかわっており、最初に押した場所と出目により、トマト揃いを目指すゲーム性にも幅が広がりました。

ボーナス高確率中は、転落ピンチ目(レモンの小Vテンパイハズレ)を覚えることで、リプレイ揃いもチャンスとなる瞬間などを把握できます。

さらに高確率中の出目の法則を覚えておくことで、変則押し限定のリーチ目、激アツ目も続々と発覚。

これに加えて他の台では実現できないリアルボーナスの連チャンが加わり、リノは多くのリピーターに支えられることになります。実際、一年近く経った今になって再評価されつつあり、スーパーリノMAXに至っては中古機でもかなり高額で取引されているようです。

連チャンだけを売りにして大量導入されたリノは、最初は閑古鳥が鳴いてました。今では好きな機種を打つ選択肢の一つとして残っている所もあれば、中古機のコスト削減で改めて導入する所もあります。


年末ということで、今年一年で自分のベスト台を挙げろと言われれば、私はリノになりますかね。一冊本を作ったマジハロ5、気軽によく打ったバーサスやクランキーセレブレーションもありますが…やはりシステムが秀逸かつ、このご時世によく実現してくれたという気持ちも込めて。

リノの面白さにドップリとハマったことで、今年書いたコラムでもリノ実戦の回は多くありました。それだけでなく、パチスロ7、パチスロ必勝本、パチスロ極のDVDでもリノ実戦の動画企画で出演していたりします。

導入当初の光景を見ている自分としては、一年後にリノがまだ稼働している光景を想像できなかったワケですよ。トータル収支ではおそらくマイナスですが、あのトマトが揃った後のワクワクするゲーム性が今でも味わえることに喜びを感じております。


リノ以外の台も復活導入が目立った2016年。それはパチスロだけでなく、パチンコでも同様です。おそらくは新基準機の稼働が芳しくないため、以前の基準で出玉力がある台の方で…ということなのでしょう。

はたして2017年はどうなるのか。さらに規則が厳しくなる5.9号機にも移行していき、旧基準の台の占有率を少なくする自粛をしなければいけないので、2016年に出た台を活かしていかなければいけない時は、必ずやってきます。

アステカや真田純勇士といった台も活躍する場が残されているかもしれません。前のコラムでも書きましたが、イベント規制されているからといって、新台入れ替えだけが集客の手段じゃないハズです。

各ホール様には、自分が選定して導入した台を大事に扱っていってほしいと思います。