ホールを覗けば一目瞭然!? 昨年の販売台数1位のメーカーとは!?

シリーズ名
現役ホールマネージャーだけど、なんか聞きたいことある? (毎週日曜日更新)
話数
第42回
著者
アタマキタ
※年末年始特別企画「2016年 私の3大ニュース」というテーマで書いています


新年あけましておめでとうございます。初打ちは何にしようかな〜と考えるだけでちょっと楽しくなってきてしまうアタマキタでございます。本年もよろしくお願いいたします。

でもギャンブラーってのは可笑しいよな。昨日から今日になって、なんだったらちょっと前まで打ってて、数時間後にはまた打ちに行くのに、いざ年越しとなると「打ち納め」やら「初打ち」やらとやんややんや。しかも妙に勝ち負けにこだわったりな。

まあね、まんまと俺もその一人なんだけどな! さ、晴れ晴れしい2017年の幕開けにケチがつかないよう、初打ちは是非とも気張って行きましょう!


さて、今回は3大ニュースがテーマということで、ニュース…とはちょっと違うかもしれないが、昨年のベスト3メーカーについて見ていきたいと思う。数字についてはアタマキタ調べのざっくりしたもので、そこまでカッチリとした正確なものではない。目安程度に考えてもらいたい。ちなみに、今週はパチンコ、来週はスロットについて書いていく予定だ。

ではさっそく2016年の販売台数についてみていくぞ!


第1位
三洋物産(約30万6千台)

第2位
SanseiR&D(約20万4千台)

第3位
Sammy(約18万台)

ちなみに、この数値はグループ会社の販売台数は除いており、あくまで単体の数字。例えばSANKYOは3位内に入ってはいないが、グループ会社であるBistyやジェイビーなども含めていくと2位に浮上してくる。まあそれは置いといて、早速第1位の三洋販売から見てみようか。


今年三洋からリリースされた機械は恐らく13機種かな。

・CRA海物語3R
・CR海物語3R1
・CRAギンギラパラダイス4WBA
・CRアニマルパラダイスZCD
・CRAスーパー海物語IN JAPAN WITH桃太郎電鉄
・CRちょいパチ海物語3R29
・CRスーパー海物語M55X3
・CR魔法少女リリカルなのは
・CRA聖闘士星矢 BEYOND THE LIMIT
・CR海物語IN沖縄4MTC 4MTBZ
・CRわんわんパラダイスSTB
・CR大海物語スペシャルMTE15
・CRAスーパー海物語SEA5

いくつか抜けてるかもしれないが、このラインナップを見てどう思う? びっくりするだろ、13機種中11機種が海物語シリーズ(海フレンズ含む)だからな。聖闘士星矢は2015年にリリースされた機械の羽根デジバージョンだから、まともな新台と言えば「魔法少女リリカルなのは」くらいなものだろう。しかし、そんなラインナップでも30万台強も販売してししまうという圧倒的パワー。

言うまでもないが、これはMAX機の撤去問題が大きく関わっている。沖縄3の撤去期限である8/31に、通称"ハワイ"と呼ばれる「スーパー海物語」が4万台近く導入され、10月には「IN沖縄4」が10.5万台近く販売された。また「海物語3R」が約3.6万台、「with桃太郎電鉄」が約6.4万台と、羽根デジだけで10万台近くも投入している。

結局のところ三洋物産は、MAX機の撤去問題で空前の海特需にありついたということだろう。販売台数で見ると2015年は2位だったのが1位へシェアを伸ばしたことからもそれが見て取れる。

しかしながら、これだけ世に出た海シリーズの中で実際に市場で使えている機械はごくわずか…というのが実際のところ。特にハワイのコケっぷりが酷すぎて、たった2か月使っただけで沖海4に乗せ換えたところも多かった。無駄な買い物をさせられたと感じているホールは多いはずだ。

さすがにMAX機の撤去が落ち着いたので、今年は2016年のような海ラッシュが起こるとは考えにくいし、考えたくもない…と思っていたら、早速1月と2月に羽根デジとライトの海シリーズ投入されるという。もうね、ほぼ毎月海シリーズが販売されてるんだよね。正直、付き合い切れませんわ。


いやいや、分かるよ、みんなの言いたいことは。そんな状況なのになんで海が売れるのか? ってことだよな。

それは結局のところ、どの海も完成形と言えるほどのものではないってことなんだと思う。しかし、スペック面の規制が強まる中で、ありし日の"絶対王者たる海物語"の影を追い求めたところでそれは幻でしかないと思うのだが…。

ま、三洋物産自体が、完全な「海屋」と化していることもどうかと思うよ。



次は第2位のSanseiR&Dの販売状況を見ていこう。2016年の販売履歴は以下のようなもの。11機種かな。

CR絶狼RR-Y
CR PROJECT TK
CRAキャプテン翼UU-Y(ZZ-Y)
CR牙狼復刻版XX
CR巨人の星 情熱の炎(再販含)
CR PROJECT TK-PP2-Y
CRちょいパチキャプテン翼39
CR牙狼復刻版ZZ-S
CR牙狼闇を照らす者XX
CR牙狼魔戒ノ花BEAST OF GOLD
CRANOTHE牙狼 炎の烙印

ラインナップをご覧になれば分かるように、このメーカーも傾向としては三洋と似たり寄ったりで。唯一の新顔とも言える「PROJECT TK」は大ゴケで、他は既に発売された機械の羽根デジと牙狼シリーズだ。

このラインナップで約20万台も販売したわけだが、圧倒的にボリュームが大きいのは後半のミドルスペックの牙狼シリーズ。11月には「牙狼闇を照らす者」が約4万台ほど販売されているが、これまた結果は惨憺たるものだった。ほとんどホールが、12月に販売された「牙狼魔戒」や「ANOTHER牙狼」などに乗せ変えてしまったからな。


看板機種だった1/399の牙狼が12月に撤去され、その後釜として牙狼シリーズで埋めてきたわけだが、それで上手くいくなんておそらくどの店も思っていなかったはず。つまりミドルの牙狼がこれほどまでに売れたのは、撤去問題だけではなく大人の事情も大きく関係していたってこと。

今年はすでに牙狼の羽根デジ、そして2月にはスロットの牙狼が予定されている。ホールはそこまでお付き合いすることでようやくお目当ての牙狼7へと到着することになるわけだが、ここで機械のデキがよっぽど良くなければ、来年は現在の京●のように総スカンを食らうことになるだろうな。牙狼7は全精力を注いで最高のものを作ってもらいたいものだ。


最後は販売台数第3位のサミーについて見ていこう。昨年はトータルで11機種の販売という結果となった。

デジハネCR北斗の拳6 慈母STD
CR真・北斗無双
CRスーパーロボット大戦OG
デジハネCRあしたのジョー
CRガオガオキング2ETJA
CRAガオガオキング2STJ
CR蒼天の拳天帰
ちょいパチ神獣王2
ぱちんこCRモンスターハンター4
CR真・北斗無双219ver.
CRAデジハネくだもの畑

一番のヒットとなったのは言うまでもなく「真・北斗無双」だ。この機械は、現行の1/319という確率帯の中では最高峰に位置するスペックで、来年以降も主力機としてホールで動く可能性を秘めている。

またその後に販売した「スーパーロボット大戦OG」「ガオガオキング2」「蒼天の拳天帰」「ぱちんこCRモンスターハンター4」なども割と良い結果を収めたと言えるかな。


実はこのメーカー、新枠に変わってから機械の質が若干変わってきているのだが…気付いてたかな? いわゆる「中身が甘い」と言われる機械が多くなってきたのだ。そういう部分も影響しているのだろうが、結果として稼働状況も良くなっている。

これは機械づくりに関わる問題なのだが、打ち手にとって甘い機械が多いというのは、開発側としてはかなり自信があるということが言えるんだと思う。デキが悪いにも関わらずスペックが甘い場合、機械代の回収すらできないまま即撤去となる確率が高く、ホールから間違いなく嫌がられるわけで、そんなものをおいそれとは作れない。甘めに作っても残してくれるという部分で、ある程度の自信があってこそだろう。

そんな中で連続して甘めの機械で押して来るというところにサミーの底力を感じているのだが…何にせよ今後も注目すべきメーカーの1つだと思う。



さて、ざっくりとTOP3を振り返って見たわけだが、いかがだったろう? 何というか…良い機械が売れるというわけじゃないってことだな。もちろんホールの見込み違いという部分も大きいのだが、いわゆる「大人の事情」が多く絡んでいるのが分かる。

どこの店も本気でケツに火が付き始めているのに、こんな体たらくでは先が思いやられるよな。今年こそは買い手の力を発揮して、必要のない機械に対しての投資はなるべく避けて行かなければならない。その積み重ねが客負担を減らすことになるのだから…。そこは、今年1年を無事に生き抜いてくいくためにも間違ってはいけない部分なんだと思う。



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