5.9号機が2017年9月から本格到来となる中で、パチスロとの向き合い方を考える

シリーズ名
あさってにむかって打て! (毎週水曜日更新)
話数
第40回
著者
担当編集・しゃっく 「今回は、新基準機にまつわる読者様のご意見をご紹介したいと思います」


新基準機についてあまり良い話を聞きませんが、スロットのデキというのは、出玉性能だけではないと思います。

自分は3号機がちょろっと残ってるくらいからスロットを打ってますが、モンハン月下がライフタイムベストです。出玉は4号機に勝てないけど、ゲーム性はかなり進化してると思うので。

新台のリリースペースの関係で、ライターさんもじっくりと打ち込む時間が取れないのかもしれないけど、分かりやすい部分だけじゃなくて、もっと深いところの面白さを紹介してもらいたい。

このままではファンが増えるどころか、表面的な文句ばかり言ってヤメししまう人が続出してしまうのではないかと思って危惧しております。
(PN:ドミトリースロシェンコ)



「いま登場している機種は、厳密にいうとまだ本格的な新基準機ではないのですが、年が明けて2017年の9月には、いよいよ新基準機=5.9号機の時代が本格到来いたします。ということで今回は、このご意見について嵐さんの見解をお伺いしてみたいな、と」

「アタクシもスロシェンコさんのご意見に概ね同意でございます。昨今のパチスロのゲーム性の進化には目を見張るモノがありますし、アタクシは4号機のサンダーVから打ち始めた打ち手ですが、4号機よりも5号機のほうが面白い…という考えは、割と早い段階から抱いておりました」

「5号機は小役とボーナスの同時当選が採用されたり、液晶&音関連の演出が目覚ましい進歩を遂げたり、またマイスロみたいな専用サイトと実機が連動したサービス機能が搭載されたりと、ゲーム性という部分での広がりはもの凄いと思いますが…」

「出玉性能が物足りない?」

「4号機と比べちゃうと…ですけどね。僕みたいに、終日打てる機会がなかなか作れない勤め人は、短時間勝負でも大量出玉の夢を追いかけたいので…」

「もちろん、それもまた真理だと思います。出玉性能は、切っても切り離せないパチスロのゲーム性の1つですからね。ただ、4号機や5号機の高純増AT機のような出玉性能をどれだけ渇望して声高に叫んでも、とりあえずいまはリリースすることができない…という覆しようのない現実は、パチスロを打ち続ける限り受け止めていくしかないと、個人的には思っています」

「それはもちろん、僕も分かっていますが…このままだと、4号機から5号機に移り変わったときのようなユーザー離れが起きてしまのではないか? といった懸念は、どうしても拭えないですよね」

「それはとても悲しいことですが…アタクシは、ある程度は仕方のないことだと、覚悟はしております」

「え?」

「打ち手の皆さんを取り巻く状況によって、求めるニーズが異なるのは当然のことですからね。こうした時代の転換点においては、誰しもがそのことを改めて考えさせられますし、そのうえで、いまと変わらずパチスロを打ち続けていくか、それとも距離を置くか…の選択を迫られるものだと思います。4号機から5号機への移行の時と同じように」

「まぁスロットを打つのは義務でもなんでもないですからね。僕の周りでも、5号機への移行を契機に『仕事帰りに打つには厳しいわ』と言って、パチスロを打たなくなってしまった友人も少なからずいました」

「そのなかで我々パチスロライターが、そしてパチスロ雑誌などのメディアができることは、打ち手をただ頑張って引き止めようとすることではなく、『できるだけ機種についてのアレコレを伝えて、色々と知って頂いたうえで、選択して頂くこと』だと、個人的には思うんです。たしかに出玉性能、とりわけAT(ART)機の1Gあたりの純増枚数に関しては、4号機から5号機、そして5.9号機へと移り変わるなかで、どんどんパワーダウンしていっているのは事実です。でも、それ以外に関しては、先ほどしゃっくも挙げてくれたように、逆に面白くなってきている部分も多々あります。そのことをしっかりと皆さんに知って頂いたうえで、改めてこれからの向き合い方を選んで頂きたい。それがアタクシの願いであり、2017年のパチスロライターとしての目標でもあります」

「いきなり、そんな真面目な顔で真面目なことをアツく語られると…正直、ちょっと引いちゃうんですけど…」

「アナタが振った話題でしょうが」

「いや、それはそうなんですが」

「なんだかこっ恥ずかしくなってきたから話を本題に戻そう(苦笑)。アタクシは、パチスロライターとしてではなくイチ打ち手として、いまの機種にも十分に魅力を感じています。打っていて普通に楽しいと思います。例えばバジリスクIII。やっぱり先達が、高純増AT機の旗手としていまでも現役稼働中ですから、どうしても出玉性能の違いばかりが取り沙汰されちゃいがちですが…バジIIIの争忍の刻における自力感溢れるシステムが生み出すリールを止める面白さ。例えば『敵の攻撃時に押し順ベル1確目が止まれば嬉しい』とか、『天膳バトル中の押し順ナビなし時に、左から止めてレア役1確目=継続1確目を拝むか、はたまた変則押しをしてレア役の期待感をできるだけ引っ張るか…に頭を悩ませることが楽しい』など、バジIIIならではの醍醐味は、バジ絆に引けを取らない魅力を有していると思っています。そのことを、もし打たず嫌いをしてしまっている方がいるのなら、できるだけ多くの方々に知って頂きたい。そのうえで『それでも俺はバジ絆を打つわ』とか、『やっぱりバジIIIも打ってみようかな』といったような、自分のニーズに合った選択を、それぞれの方にして頂けたらパチスロライター冥利に尽きると思っています」

「そういった、ちょっとした理解で変化する面白みってパチスロライターさんが打っている動画とかを見ると、分かりやすいですよね」

「ありがとう。もちろんバジIIIに限らず、これから登場してくる機種においても、アタクシはまずは自分で打ってみて、そしてドコを楽しいと思ってその機種を取捨のなかから選択したのか…について、微力ながらもてらいなくお届けしていければと思っています。そしてそれが、皆様の選択において些少ながらも参考になれば、幸いです」

「なんだか今回は、まだ年も明けていないのに、2017年の目標発表みたいになっちゃいましたね(笑)」

「ホントだね(笑)。2017年はもちろんのこと、残りわずかとなった2016年も、最後まで精一杯頑張りますよ!」