規制違反でホールサイン終焉!? 今後は常連さんの動きで設定を探す!?

シリーズ名
ホールサイン解読術 (毎週土曜日更新)
話数
第2回
著者
葛ヤスナリ
ホールサイン終焉!?
10月初旬、あまり嬉しくないニュースが飛び込んでまいりました。都内のとあるホールが広告規制違反ということで、3ヵ月間の営業停止になってしまったようなんです。

詳細は不明ですが、近隣店でも従来のようなホールサインを取りやめる動きがありますし、今後は自粛する流れが全国的に拡大するかもしれません。

ホールサインを探すのも、パチスロを打ちに行くうえでの楽しみの一つだったので残念な話です。


また、ホールサインがなくなると心配されるのが、客足への影響。そもそも良し悪しは別として、イベントや設定発表の規制って初級者が不利になり、上級者が優遇されてしまう状況を生んでしまうと思っているんですよね。

それはどういうことか。

「〇〇が1/3で設定6です!」といった告知があれば、下見する時間が無い方や、ホールのクセを見抜けていない方でも、その機種に座ることができれば1/3で設定6が打てるので、攻める機種を間違えずに済みます。

もちろん、それがガセかどうかを見極めることが大事ですが、自分がガセだと思ったら次から行かなければ良いだけですし。そのイベントを見極める力という部分で、上級者の方と差が付くのかもしれませんが、イベントがまったくないよりは大分マシでしょう。

また自分が初級者の頃は、朝イチ確定台を終日打ち切って、「設定6でも小役やボーナスってこんなに荒れるんだな」、なんて感じで経験を積んでいました。でも、設定が確認できない現在では、打っている台の設定を予想できても、それが正しかったかどうかを判断する術がありませんよね。

確実に高設定と分かっている台を打った経験はその後色々なところで役に立ち、それが成長に繋がっていると思うので、これができない今はやはり初級者には厳しい状況にあると思わざるを得ません。


そんなこんなで、イベントが規制され、おススメ機種などのホールサインがなくなると、初級者の方が設定狙いで立ち回りにくくなり、ますます遊技人口が減るんじゃないか、なんて心配をしてしまうわけです。

ただ、どんなに規制を強化した所で、無くせないサインが1つだけあります。それはホールの常連さんたちの動き。

ここで、仮にホールサインが完全になくなったら、ホール内の状況がどうなるか、予想してみましょう。


まず、サインが送れなくなったとしても、一気にお客さんが飛んでしまう危険性を考えて、しばらくは設定の入れ方を変えないホールが大半でしょう。

そうすると、おススメ機種を作っていたホールなら、常連さんはこれまでの傾向から高設定を入れそうな機種に、特定の台番末尾に高設定を使っていたホールなら、常連さんは末尾を見て狙い台を探します。この人の動き方がサインの代わりになりますよね。

また、朝イチの動きも同じです。

ちょうど先日並んだホールがそうだったのですが、常連さんの動きが特徴的でした。朝イチの入場後、上手そうな人のほとんどが、台の前で携帯片手に何かを確認しているんですね。

その人たちが見ていたのはリールの出目。すべての台がばらけ目なのに、常連さんは出目と携帯のメモを照らし合わせながら台を確保している。

という事は、ホールは設定変更した台の出目を変えて朝イチのガックン対策をしているんだけど、それ以外の台の出目まで変えているわけではないのだと推測できます。

さすがに据え置きでも何台かは出目を変えていると思うのですが、このようなホールだったら、前日低設定と思しき台で出目が変わっている台に座ればチャンスですよね。また、高設定っぽい台で出目がそのままの台も同様にチャンスとなるでしょう。

これがたまたまなのかどうかは分かりませんが、おそらくあえてホールがやっていることだと思います。


このように、もし広告やサインが一切なくなったとしたら、常連さんの動きを参考にしながらホールを攻略するという昔ながらの手法が主流になると思います。

広告規制が始まった2011年当時を思い返すと、ホール側もあえて分かりやすいクセを用意してくれていたので、常連さんの動きを見ていれば、比較的簡単に攻略法が見つかるはずです。


パチスロで生活している専業さんが、なんでいつまでも稼ぎ続けられるのかと言えば、このようにホールの宣伝としての役目を担っているからというのもあります。つまり「うちのホールは高設定を使っているよ」というアピールに使われているということですね。あえて高設定に辿り着けるようなクセを用意しているのも、そういった理由からです。

ただ、高設定を使っていることが一般のお客さんにも知れ渡って一時的に稼働が上がっても、クセを掴んでいる専業さんだけがツモり続けているとそのうち稼働は低下してしまうので、そのあたりのバランスの取り方が難しいところではありますよね。

個人的には、専業さんが見つけたクセが徐々に他のお客さんにも広まって、誰でも狙える状況になり、そして稼働も上がる。そしてタイミングを見てホールはまた新たなクセを作って専業さんがそれに気付いて…といった感じでホールの稼働は維持し続け、これが各ホールで見られるようになれば業界全体が良くなるんじゃないかなあ、なんて想像しています。そんな簡単にいくわけないだろって怒られちゃいそうですが(笑)。

なんにせよ、ホールサインがなくなってしまったら、今度は常連さんの動きに注目していれば、高設定に辿り着けるかもしれませんよ。