最近のAタイプは設定1でも平気で5000枚出ることがデータで判明してる!?

シリーズ名
現役ホールマネージャーだけど、なんか聞きたいことある? (毎週日曜日更新)
話数
第29回
著者
アタマキタ
それでは今週も質問に答えていくぞ!


【よしきさんの質問】
出したい時(釘や設定を入れてる時)に出ないことって結構な頻度でありますか?

先日、ボーダーを大幅に上回るMAX機種のイベントがありまして、3日間続いたイベントは当然毎日フル稼働。自分は仕事があったので終わってから行ったのですが、それでもトータル5000回転ほど回せました。

しかし終わってみればマイナス12万の大負け…。自分だけなら『運がなかったな…』で済むんですが、なんと3日間通して14台中10台がマイナス。しかも大幅なマイナスでした。

自分は遠隔やオカルト否定派ですが、流石にこんな光景は見たことがありません。アタマキタさんもこういった経験はありますか?


【回答】
残念ながら、こういうことはかなりの高頻度で発生している。

ちなみにこれはパチンコに限らずで、スロットでも『設定って何?』と言いたくなることは起こる。事故待ちのスペックであれば分からなくもないのだが、最近増えてきたAタイプ(ノーマルタイプ)でもこの現象は頻繁に起きているのだ。

まぁ確率は1日や2日で収束するものではないから仕方がないと言えばそれまでなのだが、ホール側からすればなんとも使いにくい。しかもそういう機械が打ち手から支持を得ていたりもする。そりゃ設定関係なく出るのであれば、打ち手が重宝するのは当然だろうが。

こういうことを書くとオカルトだと言う人もいるが、実際のホールデータに結果として現れているのは事実である。もちろんどう読み解くかで色んな立場に分かれるのだろうが…とりあえず実際のデータから言えるのは、最近のAタイプ(特にアクロス)は、設定2より設定1の暴れ幅(=赤字の大きさと黒字の大きさの差)が大きいということだ。おまけに公表の出玉率より甘く動くことが多くなっている。


その象徴たるものが、HANABIではないだろうか? この機械、設定1でも平気で5000枚くらいの赤字になることがある。では設定2はどうかというと、もちろん設定1よりも出玉率が高いため赤字の頻度は多くなるが、経験上5000枚クラスの差玉が出ることはほぼないのだ。

これはメーカーも賢いというか、以前からあるやり口ではあるのだが、ホールが設定を1まで落とすことを前提にして、この設定を特別暴れやすくしている可能性が高い。


ちなみに、先週寄りのテーマに戻ってしまうが、A-SLOT偽物語なども設定1の実際の出玉率はメーカー公表値より高く出ている。メーカーは『技術介入ガー』なんてことを言い訳に、そのうち落ち着くなどとお茶を濁しているのだが、やはり元々の機械割設計が甘いに違いない。初めから本当の機械割を教えようものならホールの機械選定者が買わない可能性があるため、そこを隠して販売しているのだろう。


話が脱線してしまったので本題に戻るが、パチンコも似たようなもので、上にしろ下にしろ思い通りの結果にはならないことがほとんどなのだ。自店についても、ボーダーを大きく超えた機械で店側が黒字になるのはしょっちゅうである。

特にパチンコは、確変の振り分けで負けた時の影響はスロットの比ではない。大当たりが引き弱で、確変突入率、例えば1/2を引き負けたら…もういくら回ろうが勝てないだろう。そしてそれは簡単に起こり得る。

そういう場合、自店についてはひたすら回し続けるのだが、1週間くらい放っておいてもそれでも出なかったりね。あまりに出ないので逆に回転数を下げてみたりするのだが、すると突然爆裂し始め、いくら回転率を下げようが手が付けられなくなったり…なんてこともあるよ。


昔の話になるが、フィーバーレクサスやキングダムなんていう機械は保留が少ない時に連チャンする仕様だった。これは台に仕掛けられていたボッタクリホール対策で、要は回さない店ほど連チャンしてしまうのだ。そうなると余計に回さなくなるわけで、結果的にさらに低保留状態になることで甘い状態が続くという地獄ループ(苦笑)。最終的に止め打ち攻略にて終焉を迎えてしまったが。

もちろん最近の機械でそんな仕掛けはないはずだ。結局のところ「回る台は勝てるし回らない台は負ける」という本質的な部分に戻ることになる…のだがそうは問屋が卸さないのがパチンコというもの。不毛なまとめになってしまったが(苦笑)。



【名前記載なしさんの質問】
これからの規制後のAタイプの回胴機、4号機以前の仕様になりませんかね? 例えばキングガルフ・ワンワン・リズムボーイズ、岡崎のグッドマン、北電子のスーパーワンダー・大漁、山佐のパルサー、ベルコのデジスロ等、アルゼのサンダーVも特別仕様がありましたよね? マジで楽しいし、勝ち組・負け組も理解して遊技してましたよ。


【回答】
全身から冷や汗が出てくるほどヤバい機械が羅列されてるな(笑)。不謹慎ではあるが…連チャン機というのは本当に楽しかった。例を挙げれば他にもいくらでも出てくるが、個人的な好みで言えば今は亡きメーカー、アークテクニコの「アニマル」だろうか。

最近、いわゆる『リノタイプ』と呼ばれる機械がいくつか出たが、あのシステムは往年の連チャン機を彷彿とさせて興味深い。しかしご存知のようにどれも苦戦している。そういう現実を見ると、あの時代を好んだ打ち手というのはもう戻ってこないんだろうな…とふと悲しくなるよ。

出玉と機械割のバランスだけ見れば、リノという機械はとても優秀で、甘くて打ちやすいはず。しかし人気機種にはなれないわけだ。俺はリノや南国スペシャルは今でも楽しく打てるし、実際に死ぬほど打ってる。だからずっとホールに残ってもらいたいのだが、速攻で不人気というレッテルを貼られたためにホール側が育成しようという気持ちになれなかった。そして稼働が下がってきたことで、設定を下げて早く機械代金を回収しようという動きに繋がっていく。こうなるともうこの悪循環は誰にも止められない。


もちろん今の打ち手を責めても意味がない。あのゲーム性が彼等の琴線に触れなかっただけの話でしかないのだ。しかし一方で、パチスロの4号機以前のユーザーが本当に少なくなってしまったんだなぁという風にも捉えられる。

今後、ガルフやリズムボーイのような裏モノがはびこるようなことは絶対にないのでそこに期待されても困るが(苦笑)、スロットと言えばAタイプ、そしてボーナスの連チャンで出玉を増やすことを至福の喜びとしていた人が、少なくなったのは残念でならない。



【ど素人30年さんの質問】
ゴトについてですが、メーカー、ホール、打ち手がWINWINになるような方策はないのかな? 今は打ち手が割を食ってますよね? 打ち手が親(ホール)に場代を払うのは納得できるけど、ゴトの費用まで一手に受けらません。


【回答】
私は「嫌いなものは何ですか?」と聞かれれば、瞬殺で『ゴト師』と答えます。自己紹介欄にも書いちゃうほどに大嫌いです。だけど、昔と比べれば今は随分と減ったかな。メーカー側も真面目に対策してるしね(あくまでも以前と比べて…という程度の意味だけど)。

最近はSNSの普及もあって、被害を受けたホールが、ゴトをやられている映像やらゴト師の車のナンバーやら顔写真などを拡散したりするので、未然に被害を防げる場合も増えてます。ホールによっては、ゴト師の顔写真をホール入り口付近の顔認証カメラに読み込ませ、ゴト師が入って来たらすぐにスタッフに報知するシステムを入れているところもあったり。


とはいえスロットではまだまだ多く、あるグループが全国のホールを荒らしてたりというのは事実としてある。しかし色んな部分で、昔と比べれば遥かにゴト師にやられにくいホール環境にはなっていると思う。

ど素人30年さんが指摘している気持ちは十分に理解できるが、今はゴト師による被害は激減しているということはご理解いただきたい。


それではまた来週!



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