名機復刻タイプは昔のままでもダメ、新しすぎてもダメ…ん~難しい…

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第39回
著者
運留
エキサイトジャック。我々おっさん世代には忘れられない名機ですな。

でもこのタイトルには昔から疑問に感じているんです。

「エキサイト」はニューギンの機種に冠として付けられていたので分かります。「エキサイトレディー」とか「エキサイトコンバット」とかね。

でも、「ジャック」って何やねん? ジャックって言ったらトランプのJみたいな若者的キャラをイメージしてしまうけど、どこにもそんな人物は出てこない。

ただ盤面デザインを見るとニョキニョキと植物が生えているので、ジャックと豆の木がモチーフなんかいな? と想像できます。でも何故ジャックと豆の木なのかは今でも不明。ニョキニョキと連チャンが伸びるって意味かしらん?

ま、当時の機種名ってわりかしテキトーにつけられてたので特に深い意味はないかもしれませんな。でも「エキサイトジャック」って響き、カッコ良くて頭に残りますわね。


現金機の初代エキサイトジャックは「7」と「パワージャック」っていう力強い名前の図柄のみダブルラインとなるドラムマシンで、テンパイする直前にリーチ音が鳴るのが印象的。


これは新しいほうの写真ですが、なんだか間違えて当たってくれそうな気になるのがドラムマシンの良い所ですな。

そして何よりも連チャン性能が魅力で、保留2個目で当たればその後の保留は全て大当たり。すなわち4連チャン確定となる強力なモノでした。4連チャン、さらには8連チャン、12連チャンなんかを夢見て何度となく打ったものの、結局ワタクシ1回も連チャンさせられませんでした。それもそのはず、連チャン突入率は約11分の1なので、そうそう突入せんわけです。


そんな思い出深いエキサイトジャックが、羽根デジになって帰ってきた〜!

連チャン性能は初代譲りで、2個目の保留で連チャンすれば4連確定!

というわけにはもちろんいかず、大当たり後は8回転のSTに必ず突入するというもの。でも、保留2個目でリーチがかかれば激アツ! という、思わずニヤリとさせる法則も搭載されてたりして、初代を彷彿させる仕上がりです。

テンパイ直前にリーチ音が鳴り始める所や、基本的にはノーマルリーチしかないのも初代譲り。新しいエキサイトジャックでは、そのノーマルリーチが長ければ長いほどチャンスで、スローになるとロングリーチ。


あと、全回転リーチも新たに搭載されています。


さて、最近ちょくちょく目にする名機復刻タイプの機種。我々おっさん世代にとってツボではあるんですが、作り的に難しいところも多いようですな。

というのも昔のまんま出したら、最初は「ふむふむ懐かしいわい」と思いながら打つものの、ちょっと打っているうちに「いや、確かに昔のまんまだけどさ〜」なんつってヒジョーに退屈に感じてくる。最近のにぎやかな演出に、いつのまにやら体が慣れてしまってるんですね。

かといって、今風のにぎやかな感じで予告もリーチも一新した状態で出すと、こんなもん俺の知ってるあの機種じゃねー! なんて思ってしまうわけで、名機復刻タイプの機種は開発者からすると色々難しいんだろうな、と思ってしまいます。

その点エキサイトジャックは、あくまでリーチはノーマルがメインで、初代のまんまに。でもエキサイトモードを作って予告をちょいちょい入れたり


一発告知ランプといった新要素を加えることで、今風の演出に慣れた人にも受け入れられるようなバランスを保っているわけですな。実際打っていても、ムッチャ退屈ともこんなのジャックじゃねーとも思わなかったもんね。

イメージとしては、この前出た羽根デジのF.クィーンに近い感じ。爆裂連チャン機から穏やかな羽根デジに生まれ変わったエキサイトジャック。さあ、現代のパチンコファンに受け入れられるでしょうか?

まったり打ちたい人におススメの1台です。