明智の親方が掴んだのは真剣ではなく牙狼剣の方だった!?

シリーズ名
運留のふっといでぇ (毎週土曜日更新)
話数
第35回
著者
運留
「敵は本能寺にありー!」

なんて明智の親方が言い出したときは、子分どもはビビりまくった事であろう。

「ウソッ!?」「マジッ!?」とみんなが叫ぶ中、ひとりの子分は「じぇじぇっ!」と言ってしまい、「やっちまった」と自分の発言を悔やんだものもいたかもしれない。ちなみにその「じぇじぇっ!」は皆の耳に聞こえていても一同聞こえないふりをしただろう。明智の親方が言ったことは、それほど皆をビビらせたに違いない。


もし現代が戦国の世なら…中には5万ブッ込み、家賃ヤバッと思っている所でやっとこ引いた魔戒RUSHも残り半分。ここはデモ出しじゃー! と奮闘している所にLINEで「敵は本能寺にあり!」と連絡を受け取った者もいたかもしれない。

既読スルーしようと思ったが、仲間外れにされるのが怖くて「り」と返信してRUSH中の台を捨てる決断をする。ちなみにLINEの「り」とは「了解」という意味である。ひとことで返事を済ませるとはまさに時短の極致。今の世の中は全て時短中、いや「じ」なのだ。

ところで、捨て置いた魔戒RUSHはどうなったかというと、ラッキ〜! と素早く奪った商人である成金のハゲ親父が30連を達成させ、ほくほく顔で遊郭へ入っていった。いつの世も金持ちにはお金が回ってくるように出来ているものだ。


そんなこんなで、てんてこ舞いの子分を集めて、さあ人生の大勝負!

明智の親方はそのまた親方である織田信長を討ち取る謀略を企てたわけだ。けっこう可愛がられていたらしいのに、なんで? とみんなは思ったが、なんか「ハゲ!」と言われたのを根に持ってたらしいですぜ。「あのボケ、わしの事ハゲ言いおったで! お前の方がハゲとるやんけ、バーカバーカ!」で、「ハゲもとい、敵は本能寺にあり!」と相成ったわけだ。

考えてみれば、それにつきあわされた子分たちは大変である。何せ戦国時代の勝負たるや、負けたら死んでしまうわけだ。死ですよ、死。それに比べればパチンコの勝負なんて負けると無茶苦茶悔しいが、まず死ぬことはナイわけだから素晴らしい。イエ〜イ、パチンコは死なないぜ〜!


なんて事を、新台の戦国無双猛将伝を打ちながら考えていた。なぜこんなことを考えていたのかというと、極戦バトル中に戦国時代の有名どころがいっぱい出てくるからである。


髪の毛ふっさふさの織田信長だとかレインボーの今川義元だとかを倒せば連チャン継続という仕組みだが、この台、独自の連チャンシステムを採用している。

極戦バトルモード中に大当たりすると必ず『極戦玉獲得の刻』に突入するわけだが、ここは一般的な機種でいう所の時短。


この間に極戦玉(電チュー保留)を3個貯めるわけですな。

で、バトルに勝つと小当たり。ただ、この小当たりはほぼV入賞できる小当たり。しっかり右打ちすればV入賞=大当たりなわけで、連チャンが約束されるというもの。ちなみに保留1個あたりのバトル勝率は約40%。コレが3回あるわけだから何とかなる気にさせてくれます。

ま、とかなんとか言ってはいるが自分も難しい事はよう分からん。とりあえず極戦玉を3個貯めるまでは右打ち。で、3個貯まったら打ち出しを停止してバトルに注目。勝利したらV入賞させるために必ず右打ち。コレだけ守っとけば何とかなります。

自分も訳わからんままやってたら何とかかんとか6連してくれて、


5000発強の出玉をゲットできた。


ちなみにこの機種の主人公は豊臣秀吉である。本能寺の変で信長を見事討ち取りハゲの怨みを晴らした明智の親分を、さらに討ち取って天下を取った男である。

本能寺の変の後に「ざまあ見さらせ、お前がハゲ言うからじゃ〜、ボケ〜」と気分を良くした明智の親方。その後は3日ほどガロを打ちまくり、メッチャ出るやん! と一層喜んでいた所にウキキキ〜ッと猿が現れて剣で真っ二つにされたのである。

明智の親方は応戦しようと剣を掴んだのだが、掴んだのが真剣のほうでなく牙狼剣の方だったので間に合わなかったのだ。隣で打っていた明智の子分は思わず「じぇじぇっ!」と叫んだという。

その時、豊臣秀吉もまた人生の大勝負に出たわけである。そしてその時点では大勝負に勝ったと思ったはず。だが、やはり争いとは争いを呼ぶもので、死後、子供らは徳川家康にやられて天下を取られてしまう。


ああ、歴史って無常よの〜。やっぱり戦争とかテロとかのない平和が一番。平和だからこそのパチンコだしね。

などと考えながらトーキョーチアチアパーティーに移動したら出玉を全部ノマれてしまった。やっぱりパチンコで負けると無茶苦茶悔しい!