ギャンブル以外では勝負事をしない私の最大の大勝負

シリーズ名
CoNe〜パチンコ錬金術!?〜 (毎週水曜日更新)
話数
第29回
著者
しおねえ
※2016年夏の特別企画「人生最大の大勝負」というテーマで書いています

今回のコラムのテーマは「人生最大の大勝負」。自分なりにネタをいろいろ考えてみました。

パチンコ以外のギャンブルの話も考えましたが、大勝負となると思い出したくないことばかりなので却下。うーん、何を書こう。とりあえず書きながら考えることにします(笑)。


私はギャンブル以外では勝負を好む性格ではないと思う。自らの発言や行動で何かが始まったり変わったりすることを避けたがるきらいがあるんですよね。そんな性格だから、人生は自然と脱力ライフに。無理をせず、流れに身を任せるスタンス。

頑張れば有名進学校に入学できるかもしれないと高校受験で両親に尻を叩かれたこともあったけど、結局私が選んだのはその時の成績で確実に入れる付属高校への推薦入学。高校時代も引き続きあまり頑張らなかったけど、なんとか大学には進学できました。

しかし、何もしないでなるようになったのはここまで。就職活動は自ら行動しないと、これまでのように何とかなるものではないからね。

…にもかかわらず、私は何もしなかった(笑)。同級生たちが続々と内定をもらっていくなか、私はパチンコばかり。そのうち学校にも行かなくなり、ホールに入り浸る生活に拍車がかかる…。


しかし、一緒に住んでいた兄が結婚して引っ越すことになったから大変です。生粋のギャンブラーと化していた私に貯金などあるはずもなく、困り果てた挙げ句、当時付き合っていた彼の家に転がり込んだんですよね。付き合って4〜5年ぐらいだったかな。そんなわけで彼と同棲することに。


この時、私は内心「いい機会だ」と思っていました。

その当時の私の夢は、お嫁さんになること。有名人やスポーツ選手になりたいわけでも一流企業に就職したいわけでもないので、普通に生活していればきっとこの夢は叶うだろう。脱力ライフのゴールが彼との結婚ならそれもいいか…と考えていたんです。

彼は社会人。社会人といってもデスクワークではなく、スポーツでご飯を食べている人。元々私が彼の大ファンで、私のほうから猛アプローチして付き合うことになりました。







私の中で唯一勝負師な部分、ありました!! そう! それは恋愛!!

付き合う前の彼は私に全く興味なしだったけど、昔からそういう人を好きになる傾向があったんですよね。恋愛に関してはギャンブラー気質だったのかもしれません(笑)。


でも、彼のハートを射止めた私は慢心していたのかもしれない。その頃の私の生活は、スポーツ選手と付き合っているとは思えないぐらい酷いものだった。

夕方まで寝て、練習を終え帰ってきた彼をパチンコに誘い閉店まで付き合わせる。さらにはその後ボーリングなどハシゴして遊び歩き、夜が明ける頃にやっと帰宅。彼は数時間寝て練習に出かけていたけど、私は夕方まで寝て再びホールへ…そんな毎日。

一言で言うと、表向き学生のふりをしたクソニートでした。お嫁さんになりたい? こんな私がプロポーズなどされるはずがない。

そんな生活が何年か続き、このままでは結婚どころか彼にフラれると焦り始めていたとき、パチンコ店の休憩所で必勝本のライター募集記事を見つけました。


これまで脱力ライフを貫いていた私。当然、働くのは嫌い。

バイトはしていたけど、そのバイトですらパチンコで勝った日は欠勤するような有り様。ここまでなんとかなってきたことが災いして「好きな人のお嫁さんになって私は専業主婦するからいーんだ」なんて、そんな甘い考えを持つ人間になっていたのです。

でも現状は、家事ひとつできず、それ以前に人としての問題も多々ある。結婚相手どころか彼女としても…。

そんな不安もあって働くことを決意。履歴書を送り、その後採用の通知を受けました。


働き始めのうちはよかった。それまで衣食住どころか、場合によってはパチンコ代までも恵んでもらっていた始末だったので、彼も自立してくれたと喜んでくれていました。

しかし、しばらく働いて自分で生活費を賄うようにななると、2人の関係性も変わりました。今までは衣食住の全てにおいて養ってもらっているという負い目があったので、意見などはしないようにしていた…といっても元々意志の強い方ではないけどね。喧嘩も、例え相手が悪いと思うようなことがあっても必ず私が折れてその場を収めていました。

そんな私が、働くようになって自我に目覚めてしまったことと、慣れない仕事に多少ならずストレスを感じていたことで、この頃から自分の意見を口にするようになったのです。

そうなると徐々に喧嘩が増えていき、程なくして別れることになりました。



彼との結婚を賭けて、脱力ライフにはなかった『働く』という行動に出た私。そして、この大勝負には敗れました。

今思えば、なぜ最初に働くことを選んだのだろう…。専業主婦になりたかったのだから、まず家事から始めればよかったのに。たぶん、その頃の私は目先のパチンコ代が欲しかったのでしょう(笑)。

ま、普通の人からすれば働くって当たり前のことなんですけどね。


彼と結婚したくて仕事を始めたのに、仕事を始めたせいで彼と別れるなんて…これじゃ本末転倒だ! と思った時期もありました。でも、今はこれでよかったと思う。

当時の私にはそういう感覚はなかったけれど、今思うと嫌われたくない一心で自分を押し殺して付き合ってたんじゃないかと思う。そんなんじゃ、どっちにしても別の形でダメになっていたんじゃないかな。

そして何より、好きなパチンコの仕事ができる環境。凄く幸せです。今では、そんなきっかけを作ってくれた彼にとても感謝しています。


ちなみに、なぜ今回このネタを選んだかというと…

現在リオオリンピックが開催されていますが、テレビをつけたら彼が出てきたんです。思い出してネタにしちゃったよ。ごめんねー(笑)。

彼は今、まさに世界を舞台に大勝負中。私の人生最大の大勝負なんかとはスケールが違いすぎます(笑)。テレビ越しではあるけど、全力で応援しよう。


あ、彼との結婚をかけての大勝負には敗れた私ですが、とはいえまだ死んだわけではありませんからねぇ。もう専業主婦になりたいとは思わないけど、お嫁さんになる夢は諦めていません。

なんて偉そうなことを言いながらも、脱ぎ散らかした服が散在する部屋にペットボトルだらけのキッチン…あの頃となんら変わらない現状。全く成長していませんね。

まずはできることから…ということで、これから部屋の片付けでもしますか!