4号機バーサスと5号機バーサスの立場が違う理由

シリーズ名
F山科の自堕落な日々 (毎週金曜日更新)
話数
第24回
著者
F山科
7月25日より、アクロスのAタイププロジェクト第6弾として、バーサスの導入が開始されました。

「戦いの火蓋は切って落とされた」

この文言は4号機のバーサスがホール導入された頃、ポスターに書かれていたキャッチコピーでした。そのバーサスが2016年に5号機として帰ってきたワケですが、今回のキャッチコピーは…

「閃光でHIBANA極まる!」

火花の部分を並び替えるとHANABIになるセンスが抜群ですね。つまりは、5号機のノーマルタイプでも圧倒的な支持を得ているハナビの後継機ですよ…ということを匂わせる文言になっている、と。

昔のバーサスを知っている自分にとっては、なんとも面白いことになっているな…と思いましたわ。というのも、昔の花火はバーサスの後にリリースされて、そのリール配列をそのまま継承していたのだから。それが、まさか2016年になってリリース順が逆になるとは。


予告音とリールフラッシュによるゲーム性で一世を風靡した「サンダーV」。そのゲーム性を継承しつつ、さらに当時のユニバが得意としていた「技術介入によるゲーム性」を盛り込んだのが、昔のバーサスだったのです。

導入当初、バーサスはパチスロファンの期待を一身に背負ってました。サンダーVのゲーム性に惚れこんだ人にとっては、ココにコンドルの様な技術介入性が加わったら、さぞ面白いことだろう…と。

自分はその頃、とあるパチスロ文庫を担当していたんですよ。それで新台のゲーム性などを実戦で調べるべくホールに並んでいたんですが、開店と同時に前の人たちが一斉にバーサスに向かっていきまして。その光景を今でも覚えています。

ちなみに自分はその時、CT機の「エスプ」を打ってたんですけどね。なぜならページでレイアウトから文章まで全て担当していたから。余談ですが、当時はバーサス・エスプ・シルバーブレッドの3機種が同時に導入された時期でもありました。


そして、結果としてバーサスは可もなく不可もなく…のような人気で終わった。

サンダーVよりも容易になった「リプレイハズシ」といった攻略法、聞きやすくなった予告音を評価する人もいれば、ハズレが目立つフラッシュや中リールの小役狙いが面倒(適当打ちだとベルも取りこぼす可能性アリ)とか、意見は賛否両論で真っ二つになっていたかと。

後継機として登場した花火は、段階的に進むフラッシュ、解析後に明らかになった「遅れ」の存在、そしてリプレイハズシで大幅に増えるBIG中の獲得枚数…。これらの要素が絡み合い、名機として語り継がれている。それは5号機として登場した際に多くのオールドファンが打っている光景を見れば一目瞭然でしょう。

しかし、その前身機であるバーサスを知っている人はそれぞれ個人の想いが強かったりします。特に多いのが「V絵柄がメチャメチャ格好いい」という意見。


Vの後に"ERSUS"と書かれているんですが、このV絵柄のフォルムが素晴らしいという意見が多い。昔のバーサスはBIG成立後に好きな絵柄(赤7orV)で揃えることが出来たので、きっとV揃いでBIGを堪能したことでしょう。

ですが、自分は赤7派でした。


サンダーVから継承された鋭いフォルムかつユニバならではの7の形。これに加えて鋭いテンパイ音の「シャーン…」がカッコイイんですわ、マジで。BIG中のサウンドもね。
※Vのテンパイ音と似ているが、あっちは「ポォーン♪」とちょっとテンション高めなんです。

まあ、5号機のバーサスはハナビをほぼそのまま継承しているということなので、BIGはおそらく別フラグ。自分で入賞絵柄を選ぶことができないので、初打ちする際には両方のサウンドもしっかり堪能しようと思います。


あと、これからバーサスを初打ちする人に一言。予告音(バーサス)と遅れ(ハナビ)の役割を同じように考えない方がいいです。予告音は通常時のちょっとしたスパイスと考えて、消灯とフラッシュの絡みで法則性を見つけていく…それがバーサスです。

BIG終了後に突入するRT中の予告音も、ハナビのパネルフラッシュを意識するとハズレ=ボーナスと間違えやすいので注意。ハズレでも出るそうです。ハナビとは別物と考えましょう。

リーチ目の法則性も若干変わってますが、左リールBAR狙い→ハサミ打ちによる小役ダブルテンパイハズレなどの基本パターンは一緒です。また、リール配列自体は冒頭でも述べたように5号機のハナビと一緒ですが、法則が変わっている出目もあります。


それが『左リール中段赤7停止』。ハナビではハズレもありましたが、バーサスでは小役ハズレでリーチ目らしいです。BAR上のチェリーを枠内に押して、ここまでスベったら15枚役であるスイカのフォローを忘れずに。


ノーマルタイプは今後のパチスロ業界において必須のスペック。甘い仕様だから…と雑に扱わず、大切に使ってくれるホールが多くあることを強く願っております。