5.9号機への移行でポジティブな部分を探してみたが…

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第17回
著者
悪☆味
パチスロでもっとも稼ぎやすかった時代…攻略打ちやゴトが蔓延していた時期を除くと、4号機の終盤がそうだったと思う。金額的なところで言えば、爆裂AT機が登場してからの数年間が突出していたんじゃないかな。

逆に金額よりも勝ちやすさでみれば、設定1でも機械割が100%をゆうに超える機種があった技術介入機の全盛期がそれにあたるのだろうけど。それこそ、技術介入機の代名詞ともなったクランキーコンドルの登場によって、いわゆるスロプロという人種が爆発的に増えたわけだしね。


とはいえ、爆裂AT機のスペックは桁違いでした。

CT機や大量獲得機の時代からすでにハイスペックマシンは存在していましたが、爆裂AT機のそれはやはり別物といった感じで、設定6のアベレージ(期待値)が万枚なんて機種もありましたからね。

しかも、業界の景気がかなり良い時代だったので、そんな設定6を日常的に使っているホールが現実に存在した、と。そりゃ、パチスロで稼ごうと考える者(特に若者)が増えても不思議じゃないでしょ。


爆裂AT機がブームになったのは時速5000枚レベルにまで過熱した『瞬間的な出玉性能』だったのだろうけど、パチスロで稼ぐことを目的としている打ち手の目線はあくまでも『ハイスペックがもたらす期待値』でした。

当時はライバルとの熾烈な争いがあったわけでもなく、早く並びさえすれば設定6をツモれるような状況も珍しくはなかった。

現在なら年間1000万も勝っているプロがいれば相当のものだろうけど、当時は人を使ったりすれば、その数倍もいけるような状況だったからね。


で、だ。そんな状況がいつまでも続くわけもなく、結果的にはあれこれ騒動(検定取り消しなど)を繰り返したのち、5号機時代へ移行することになった。

千円あたり20Gしか回らず、当たれば時速5000枚なんていうパチスロが席巻していた状況から、いきなり千円(50枚)あたり50Gとか回って、ストックもATもないような状況に変わったわけです。

そのタイミングで見切りをつけたプロも多かったし、当然、一般の打ち手も一気に離れていった。そして今回、それと同じレベル(と言われている)の変革が訪れようとしているわけだ。


読者さんからの感想メールにも、今後が心配…という声があったけど、ほんとどうなるんだろうね。

もちろん、普通に考えたらネガティブな想像ばかりが浮かぶ。というか、お先は真っ暗なんですよ。いったいどれだけのホールが閉店に追い込まれるのだろうかとかね。

個人的に特に危惧しているのは、『パチンコもキツい状況にある』ということ。

過去を振り返ると、パチスロが厳しくなった時にはパチンコがカバーして、その逆もまたしかりという歴史がある。でも、今回は一気に両方ともだからねぇ…。


それでも、ポジティブな要素を探してみましょうか。

まず第一に、落差だけで言えば4号機→5号機の切り替わりよりはマシ、という部分。

時速5000枚から千円あたり50G回るノーマルタイプに…という落差に比べれば、今回はART機能などが禁止されたわけじゃないですし。それに、5号機がデビューした当時よりもメーカーの適応力も上がってるのだからね。

それともうひとつ。いま残っているユーザーのほとんどは、4号機→5号機の切り替わりでもやめなかった、もしくは5号機しか経験していないということ。

4号機→5号機の切り替わりを体験しているユーザーは多少なりとも耐性がついていると思うんですよね。あの時ほどの変化はないから今回も耐えられるだろうと。


まぁでも、実際はやっぱり不安だらけですよ。それでも何かしらの光明がさすことを期待したいですわ。