打ち込んでいる機種の設定看破は知識よりも感覚が重要な理由

シリーズ名
悪☆味の『ちょっといい話(仮)』 (毎週日曜日更新)
話数
第16回
著者
悪☆味
ホールで知り合いや読者さんと会話をしていると、いま打っている台とか過去に打った台で、

『これこれこういう挙動だったんですけど、設定はいくつだったんですかね?』

と聞かれたりすることが多いんですね。で、ぶっちゃけそんなの分からないんですよ。

実戦で採取した数値を設定看破ツールなどに入力すれば『理論上の設定推測』はできるだろうけど、そもそも数値なんて1日じゃ収束しないことが多い。

それに実際の立ち回りにおいて実用的な設定推測ということでは、数値として現れるデータだけでなく『それ以外の部分』も重要になってくるしね。


たとえば、過去の実績などから設定6が1台しかないと思われるシマで、自分の打っている台の各種数値が設定6の近似値だったとしても、他にもっと強い台があれば自分の台が設定6である可能性は低くなるわけじゃないですか。

あと、いつも客がほとんどいないような寂れたホールに、たとえばボーナス出現率が設定6をぶっちぎっている台が空いていたとして、それを高設定だと思って打てますか?

まぁ、寂れたホールにそんなデータの台があることは珍しいけど、ジャグラーで2000GでBIG9、REG9くらいの台とか。

数値だけを見れば高設定の可能性が高いわけだけど、自分だったらまぁ打てないですね。こんなホールに高設定があるはずはないっていう意識が先行するだろうから。


だからこそ、各種数値からの設定看破も重要だけど、ホール選びとか状況の把握というのも設定看破と同じくらい、いやそれ以上に重要ってことなんですよ。

そして、設定看破といっても、特にAT機、ART機などは看破要素が豊富にあって、こっちの数値は優秀だけどこっちはダメ、なんてことが往々にしてあるでしょ。

設定看破ツールを利用するにしても、数値としてはっきり算出できない要素だって少なくないし。


だからというわけじゃないけど、自分は何よりも『感覚』を大事にしている。稼働の大部分を占めている絆でさえ、ほとんど感覚で設定看破してますからね。

一応、弱チェリーなどはカウントしてますけど、それはあくまでも補足的にってことで、最終的には感覚で判断することが多い。


いや、2回ほどは勉強したことはあるんですよ。最初の頃はほとんど知識もなく打っていて、これじゃダメだと思って勉強する。

で、多少は理解したうえで立ち回るようになったら、なんか中途半端な知識で打つよりも、おおまかな挙動で判断したほうが結果に繋がりやすいように感じて、知識を捨てる。

でもしばらくしたら、知識が中途半端だったから使えなかったのであって、しっかり理解すればもっと正確に設定看破できるんじゃないかと思うようになる。そして、細かい部分まで勉強してみたんですよ。

すると、今度はいろいろ覚えすぎて逆に『まだ可能性はある』って考えることが多くなり、結果的に見切るのが遅くなる傾向が強くなってしまって。

で、まわりにまわって、最近は主に感覚に頼って判断するようにしています。あくまでも個人的な考えだけど、打ち込んでいる機種については、知識よりも感覚が大事だと思うんだよね。

この感覚というのは土台となっている知識と経験によって磨かれるものだから、勉強すること自体は決してムダではないけど。


数値だけでは計れない。これもパチスロの面白さなんでしょうね。