パチスロ打ちは「ネガティヴのほうが良い」理由とは?

シリーズ名
町民プールで鮪釣り (毎週火曜日更新)
話数
第14回
著者
ラッシー
俺はネガティヴである。こんな仕事を生業にしているのだから、ある意味では楽天家なのだけれど、俺自身はネガティヴだと思っている。

みなさんはネガティヴという言葉に対し、文字通りネガティヴな印象を抱いているだろうが、俺は「パチスロ打ちはネガティヴなほうが良い」と思っている。今回はその理由を語っていこう。


パチスロには期待値・期待収支というものがある。これで示されるのは平均的な数値で、大きく上回ることもあれば、大きく下回ることもある。

たとえば「アナザー・ゴッド・ハーデス(以下、ハーデス)」の「プレミアム・オブ・ハーデス」。ご存じの通り平均上乗せゲーム数は300Gだが…全然届かねーわ! 俺の平均を算出したことはないけど、体感的には150Gくらいな気がする。

だいたいは冥王絵柄が1回も揃わずに終わるし、揃ってもせいぜい1回。合計100〜200Gっていうのが95%くらいを占めている感覚。

一体どこがどうなれば平均300Gになるのか、俺には全然分からないよ! マジで!

実際にはコンボフリーズでウン千ゲームとか乗せちゃう人もいるからね。その分も含んでの期待値なんだけど、4ケタなんて到達したことねーわ…。


これはハーデスだけに限らない。「押忍! 番長2」と「押忍!サラリーマン番長(以下、サラ番)」の絶頂RUSHも全然平均値に届かない。

ただ、深夜収録で打ったサラ番の絶頂RUSHで大事故が起きたことはあるけど(うろ覚えだけど+320Gと+580Gだったかな?)。なんでよりによって深夜収録なんだよ! と思うわけですわ。プライベートじゃ全然なのに…。


もちろん「ヒキ」がオカルトであることは重々承知している。上に振れることもあるが、過剰に期待しているといざショボく終わった時のガッカリ感がハンパない。そのガッカリがイヤだから、常に最悪のケースを想定するクセがついている。もちろん心の中では「上に振れてくれないかな」と期待してるけど、基本的にはミニマム(最小)で終わるものと想定しておくのだ。

すると、実際ミニマムで終わった時に「やっぱりな」と思えるし、大きく上に振れた時の「やったった感」も倍増する。「取らぬ狸の皮算用」という言葉の通り「まだ手に入れていないモノをさも手に入れたように想定する」のは危ない。


これはハマリ台狙いの場合もそう。天井に行ってもREG単発か、ART単発だな…くらいの気持ちでスタートする。

俺にとってハマリ台狙いやゾーン狙いはリスクを最小限に抑えるだけのもので、大きく上に振れることはあまり期待していない。

もちろんシミュレーションで弾き出された期待値・期待収支が正しいのだけれど、そのときに平均値を叩き出せる「平運(へいうん)」が自分にあるとは限らない。常に最悪なケースを想定するくらい慎重なほうが、パチスロと対峙するにはちょうどいいのだ。

ついつい収録中にプレミアの上乗せ特化ゾーンを引いた時も「スゴいの引いたと思うでしょう? 全然たいしたことにならないですからね!」と保険を掛けてしまう。まあ、こういうとこがダサいんでしょうな。ここでカッコよく「見たことない世界、見せてやるゼ!」とかビシッと言えたらスターなんだろうけどねぇ。


よくハマリ台狙いがつまらない結果で終わって台パンしてる人を見るけど、それは過度に期待しちゃってるからじゃないかな。俺みたいにややネガティヴに構えておけば、ムダにイライラすることも減ると思う。

プライベートではほぼマスクを着用してるから、マスクの中でボヤくことくらいはよくあるけどね。隣の人に聞こえないくらいの声で。

パチスロはしょせん機械なんだし、そんなに怒ってもしょうがないでしょ!